本屋が好きで、市内の本屋なら、どこにでも顔を出す。市内の本屋はすべて行ったことがあるし、しかも結構な頻度で訪れる。
そんな自分が、必ず本屋で会う人物がいた。
どこの本屋に行っても、必ずそこにいて、立ち読みをしている。新書の本屋だけでなく、リサイクルの本屋にもいる。
いったい何者なのだろう。いや、向こうも自分を見てそう思っているかもしれないが。
私は本屋から本屋へ、車で移動しているのだが、その彼は、どうやら徒歩のようだ。これが不思議でならない。だって、10キロ以上離れたところにある本屋にも出現する。
ひょっとして本屋の「座敷童」?あるいは本屋の妖精?いや、かなりむさくるしいかっこだが。
その不思議な人物を見かけたのは、4年の間だった。
ある時を過ぎたら、全く見かけなくなった。
どこへ行ったのだろう。
名も知らぬ人物なれど、最も気になる人の一人である。
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