経済学の中に「効用水準」という概念がある。満足度、幸福度、といった意味合いだ。
で経済学では効用を「基数的には比較できないが序数的には比較可能」という前提で話が進んでいく。
普段教える際はもちろんそうやって話を進めていくのだが、いつも心の中で反論している。「序数的にだって比較できないんじゃないの?」と思っている。
効用曲線は「同じ効用水準を維持できる2財の数量の組み合わせ」を表す曲線だが、「同じ効用水準となる2財の組み合わせなんて存在しないのじゃないか?」という気持ちがいつもある。
もちろん、経済学をさらに深く学べばこういう議論にも突き当たるのだろうが、公務員試験の範囲を超えていることなので、そこまで手が回っていない。
いつか、この辺のことを深く学んでみたいと思っている。
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