反復は1回や2回では全然足りない。自分にとって全く新しい知識や考え方は、5回6回、場合によっては10回くらい繰り返さないと定着しない。(能力がふつう程度なら。)
しかし、何も言われなくてもそこまで繰り返す子は少ない。せいぜい2回もやれば「おなか一杯」になって「やった感」が出てしまうようだ。
これはなぜなんだろうといつも考える。
誰だって、目新しいこと、初めて触れる知見には「知的興味」が働く。勉強なんか大っ嫌い、という人でもそうだ。
繰り返しは、そこから先。単なる訓練となっていく。この、訓練といえる部分が初めて得点力を生み出すわけだが、「知る喜び」は皆無。まあ、苦行になっていく。
だから、指導する側はその苦行を乗り越えろ、とはっぱをかけるわけだし、今のところそれ以外に有効な方法はない。実際ここを耐えた子が受かっていく。
ただ、指導するとき、もっと有効な方法がないか、と思うのも事実だ。自分の残された職業生活の中で、そのあたりを追求してみたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます