宮部みゆき「名もなき毒」
面白かった。が、ミステリとして、謎解きの妙はほとんどない。
また、二つの話が展開していくのだが、そのからみが「毒」というキーワードのみ、なので、どうかな、と思う。まあ、無理やり因果関係を持ち出して、大どんでん返し、というのも興ざめな場合が多いから、いいのかな?
それでも、宮部作品は人物の背景の描写が優れているので読ませる。
木村友貴美「存在しなかった男」
面白かった。犯人の動機をさらにもう一歩踏み込んでほしかった。
マリオリヴィオ 「神は数学者か?:万能な数学について」
面白かった。現代数学の話をもう少し読みたかった。
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