なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

読書100冊

2020-02-20 17:53:33 | 日記
読書について、読んだ本の冊数を自慢する人がいるが、数の自慢が出た時点でもう、ダメだと思う。
たくさん読んだからと言って、なんだというのだろう。本は数多く読めば読むほど人格が向上したり知識が身についたり知恵が深まったり仕事ができるようになったりするものだろうか。人格を向上させるには人格者の薫陶を受け精進するのが一番だろうし、知識を増やすには読書にくわえて調べ実践し考察することが不可欠であるし、知恵を深めるには知恵のある言説に触れたうえで考えて行動し経験することが必要であるし、仕事ができるようになるためには仕事をする以外はない。
 
 読書はある場合において必要になるしさまざまな効用はある。だがまともに本を読めば本を読むことの効用はある局面では有効であるが、有効ではない場合も多く、役に立たない場面が多いことを身に染みて理解しているものではないか。読書に過大な幻想を抱くのは、まともに本をよんでいなからではないか。
 
と思うので、「本を年間200冊は読む」なんてセリフを聞いたら、ああそうですか、以上の気持ちにはなれない。