なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

本当は誤解だらけの「日本近現代史」

2013-01-28 17:39:12 | インポート
八幡 和郎著:本当は誤解だらけの「日本近現代史」 世界から称賛される栄光の時代 を読んだ。

明治維新から現代にいたるまで、政権担当者に注目しつつ、様々な再評価をはかる好著だと思う。
少し前に読んだ、孫崎亨「戦後史の正体」とは宰相についての評価が逆になっている場合が多く、興味深い。
例えば、吉田茂は「本当は誤解だらけの・・・」においては戦後の日本を立て直した大政治家、という評価だが、「戦後史の正体」においてはアメリカにひたすら追従した情けない首相、となる。

どちらの著書も、非常に読みやすい。併せて読んだら、自分なりの近現代史観を形成するのに有益だと思う。