The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『Dr. Who 』 S5E1 : ”The Eleventh Hour” あらすじと雑記 (2)

2016-07-28 |  ∟Doctor Who
― 『ドクター・フー』:(ニュー・ジェネレーション)S5E1 ”The Eleventh Hour" 「11番目の時間」 ―




・・・続きです



公園にいたローリーを見つけ 彼が撮った写真からマルチフォームを確認するドクター
ですが、彼を見たローリーは 「ドクターだ! 作り話かと思った!」と驚きます。

 

看守の目(アトラキシ)が地球外の生物を探している事に気付き ソニックドラーバーで
周囲の物を破壊し 自分を囮にして見つけさせようとするドクターです。
その時ソニックドライバーは破壊され、アトラキシも一時撤退。
プリズナー・ゼロは下水道に逃げ込み病院で昏睡状態にある本体に戻りました。

12年間も部屋に潜んでいたプリズナー・ゼロですが、ドクターと同時に現れたのは
アトラキシがドクターを追って地球に来たから・・・と云う事です。



ドクターはエミリーの友達「イケメンのジェフ」のPCを借りハッキング。
携帯でウィルスを作り拡散させる作戦を取ります。
このウィルスを拡散させることにより世界中の時計もカレンダーもリセットされ全て
ゼロになる。

 

一方エイミーとローリーはドクターの指示で昏睡病棟から患者を退避させるべく病院
に急ぎますが、そこでプリズナー・ゼロに乗っ取られた親子3人に襲われます。
ドクターは消防車を乗っ取り病院に急ぎ向かっています。

 

寸での事ではしごを使い病室に入ったドクターと対峙するプリズナー・ゼロが「時空
に割れ目が出来 パンドリカが開き、大いなる静寂が訪れる」と云った時 時計が
ゼロになりました。
(この ”パンドリカ”は後のエピソードで明らかにされます)
ジェフが世界中に拡散した言葉は”ゼロ”でした。

この言葉に気付いたアトラキシがウィルスの出何処に直ぐ突き止めプリズナー・ゼロ
を見つける筈だ。
と云っている時にプリズナー・ゼロはエイミーに乗り移りリンクしコピーを作ってしまう。





それは、ドクターと幼いアメリアでした。
「何故・・・?」と訊ねるドクターに幼いアメリアは「エイミーは心の中では未だ子供なの。
ドクターが助けに来るのを待ち続けていたのに裏切られた」と語ります。
エイミーの正気を取り戻そうとするドクター。
やがてコピーの2人は消え、プリズナー・ゼロの正体が現れました。
同時に、アトラキシの「プリズナー・ゼロ発見!」の声と共に捕獲されます。

 

これで地球は安全だと喜ぶ2人に屋上で交渉すると言いながら途中スタッフの洋服を頂いて
しまいます。
「地球を救うなら着替えなくちゃ」と言いながら 裸になって着替えるドクターをボーっと
見つめるエイミー(おい!)
 

屋上でアトラキシと交渉するドクターは、地球に居る人間たちはアトラキシの法をおかしたか?
地球は守られているか?と問いかけこれまで歴代のドクター全員の映像が出てきます。
(地球はずっとドクターに守られていたんだよ ってね)

 

「やあ、僕がドクターだ!」というドクターはここでお決まりのスタイルが出来上がって居ます。
(サスペンダー、蝶ネクタイ)


今回は見逃そう、と去っていくアトラキシを見送るドクターの手には新しいターディスの鍵が。
急ぎエイミーの家にある新生なったターディスの元に戻ったドクターは追って来たエイミーと
ローリーを残し消えてしまいました。



又も置きざれにされたエイミーの茫然とした顔と幼いアメリア。

 

やがてある晩目覚めたエイミーが窓から見たものは戻って来たターディスでした。
新しくなったターディスで月まで試乗して来たというドクターは「さっきはゴメン!」と
あやまりますが、実は「さっき」は2年前の事だったのです。

 



ここで「ボータイ(蝶ネクタイ)、クールだろ?」←11代目ドクターの得意フレーズ出ました!
「君の好きな所に行こう。魚(フィシュフィンガー)とカスタードから14年待ってたんだよね」と
エイミーに謝るドクター。
ターディスの内部に入ったエイミーは目を見張ります。

 

ネグリジェのままだったエイミーは、「服がないワ」に「衣裳部屋に沢山ある。プールも・・・・」
と誘うドクター。
(やっぱり何でもあるんです ターディスの中には)。

「未来も過去も場所も選び次第だ」と云うドクターに躊躇するエイミー。
「何故私を誘うの?」に「1人で旅をしていたが独り言が嫌になったんだ」
「明日には帰れる ?」と云うエイミーに「勿論。何があるんだ?」 ← エイミーの部屋には
ウェディングドレスが・・・・
結婚式の前夜だったのですが、エイミーはドクターと旅をする事になりました。
(どうするローリー?)





以上11代目ドクター 最初のエピソード概略でした。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


始めにも書きましたが、11代目マット・スミスドクターは事前に心配された若さを逆手に
取り、全面に打ち出した躍動感、スピード感溢れるドクターになりました。
無邪気で子供っぽさも残っている雰囲気にもやはり心の奥底に秘めた葛藤、抱え込んだ秘密
の大きさ、後悔等々複雑な表情も垣間見せます。

見慣れると(?)本当にキュートなのですが、今更ですが、改めてマット・スミスの声と
しゃべり方が可愛い!と気付きました。

持ちネタの
ジェロニモ~!
ボー・タイがクール!

も早速出てきました。

この後長い期間エイミー(ローリーも)との旅が続き 驚きの展開が繰り広げられます。

何度見ても楽しめますね(嬉)

11代目ドクターとしては S5~S7 全39エピソード + Specialが含まれます。 


ところで、

このエピソードのタイトル ”The Eleventh Hour” 「11番目の時間」について、

先ず、”The Eleventh Hour” の意味ですが、これは聖書「マタイ伝」の中で、ブドウ園の
主人がブドウ園で働く労働者を探していた所 散々探し回っても見つからず日が暮れる時間に
なってやっと見つかったという事から発しているそうです。 当時は日の出を0時、日の入り
を12時としていたとの事で、「11番目の時間」というのは日が暮れる直前 =At the Last
Moment = 「最後の最後に」、「土壇場で」と云った意味合いで使われる様です。

と言った訳で、地球破滅迄20分と追い込まれたドクターがぎりぎり最後で地球を守り切った。
そして、勿論 ”The Eleventh Doctor” 「11代目のドクター」の ”Eleventh” と両方に
掛けているんですね。
いゃ~、流石ですね。 何時もながらタイトル1つも考え抜かれている事に気付きます。
流石モファット御大!

で、モファット氏とダーレクのツーショットです。








お付き合い頂き有難うございました。




← 『Dr. Who 』 S5E1 : ”The Eleventh Hour" あらすじと雑記 (1)




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