The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Oct./2(2024)

2024-10-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『禁忌の子』 山口未桜

東京創元社 2024年10月11日発売予定

【内容概略】
≪救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」、
はなんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧
友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死
体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去
と現在が交錯する、医療×本格ミステリ!≫

第34回鮎川哲也賞受賞作。 
帯に、
青崎有吾氏、 東川篤哉氏、 麻耶雄嵩等先輩人気作家諸氏から絶賛の声があがっているとか。
是非読んでおきたい作品の一つです。

※ 『中山民俗学探偵譚』 柳川一

創元社 2024年10月31日発売予定

【内容概略】
≪柳田国男、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎……。民俗学の隠れた偉人・中山
太郎が出会った、魅力溢れる人々。『三人書房』に続く、滋味溢れるミステリ。 ≫



前作『三人書房』は平井太郎=後の江戸川乱歩が弟二人と共に「三人書房」という古書店を開き、
同時代の文人たちとの交流と共に不可解な事件の数々を描いた作品で、大正初期の情景と共に大変
興味深い作品でした。

今作も又実在の人物たちの魅力的な姿が描かれているだろうと期待の作品です。

※ 『山の王』上/下 アンデシュ・デ・ラ・モット

扶桑社海外文庫 2024年9月27日発売

【内容概略】
≪レオ・アスカーはスウェーデン・マルメ警察署重大犯罪課の女性警部だ。彼女は、資産家の娘ス
ミラ・ホルストと元恋人のマリクの失踪事件について捜査を進めようとするが、ホルスト家の顧問
弁護士で自身の母親でもあるイザベルの差し金で、国家作戦局から派遣された元上司のヨナス・ヘ
ルマンに捜査権を横取りされたうえ、突然事件の担当からも外され、署の地下にある「リソース・
ユニット」へと異動させられる。
そこは得体の知れない曲者たちの集う「迷宮入り事件」専門の謎の部署だった……。 ≫

魅力的なキャラクター、サイコ犯との息詰まる攻防、意想外の展開。北欧警察小説の新たな傑作、
ここに登場!

以前から北欧ミステリの独特の雰囲気が好きなので、今回初お目見えの作品がどの様な感じかとて
も興味があります。
ただ、”迷宮入り事件専門部署”、”はぐれモノの寄せ集め” と聞くと これまでにも何作か同じタ
イプの作品があるので 同様のカラーなのかな?とチョット気になるところではあります。





(source : 創元社、扶桑社 & etc.)