The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

翻訳刊行待ちの海外ミステリ : 2024年(5)

2024-02-08 | ブックレヴュー&情報
・・・・その(5)です。

★ 刊行日、邦題も発表されていないので 今回も引き続き原作タイトルのままでご紹介します。
(一部暫定の日本語タイトルが付いている作品もあります)

※ 『This is How It Ends』エヴァ・ドーラン

”終着駅” (?)

【内容概略】
≪建て替えで立ち退きを迫られ、住民がほとんどいなくなったロンドンの集合住宅。その空き部屋
のひとつで、ある晩、若い女性が男を殺してしまい、親しくしている年輩の女性に助けを求める。
ふたりは協力して男の死体をエレベーターシャフトに投げこみ、それが事故死として処理されるこ
とを願うが、年輩の女性は若い女性の説明にいくつかの矛盾点があることに気づき、しだいに疑心
暗鬼に陥っていく。はたして若い女性の言葉はどこまで信用できるのか? 彼女が殺した男はいっ
たい何者だったのか? ひとつの殺人を起点に、過去へとさかのぼっていく章と、現在がそのまま
進行していく章とが交互に展開され、事件を取り巻く状況がすこしずつあらわになる。そして最後、
ふたりの女性がいきついた先に待っていたのは……。≫

英国ミステリ界の新鋭が放つ衝撃作!

だそうです。
なかなか魅力的な内容の様です。

※ 『Hurricane Force』ジャナ・デリオン

"嵐にも負けず”(?) (ワニの町へ来たスパイ)

【内容概略】
≪新町長シーリア就任のせいで、シンフルの町はいまだ落ち着かない。長年、行方不明だったシー
リアの怪しい夫も現われ、不穏さは増すばかり。そんななか、ハリケーンが襲来、困難な状況をあ
またくぐり抜けてきたフォーチュンも、自然災害にはお手上げだ。なんとかやり過ごしてほっとし
たのもつかの間、嵐はとんでもない置き土産を残していっていた……。今度は、偽札に殺人?! 
フォーチュンに公私ともども最大級の危機が迫る! 破天荒すぎな老婦人ふたりの助けを借りて、
フォーチュンは町と自分の窮地を救えるか? 好評〈ワニ町〉シリーズの第七弾!≫

毎度おなじみ(?)”ワニ町”シリーズもあっという間に7作目になりました。
よくも毎回事件が続くもんだ・…と言う程、フォーチュンの周りでは相変わらずの大騒ぎの様です。
原作は既に25作迄刊行済との事。 
そんなに長く事件ばかりが続くのかと思うとチョット心配もあり、フォーチュンとオバアチャン二
人組の活躍(?)も気になり・・・・。

※ 『Under Lock & Skeleton Key』ジジ・バンティアン


【内容概略】
≪主人公のテンペスト・ラージはマジシャン一家の末裔。かつては大スターだったが、不幸な出来
事によって引退を余儀なくされ、父の経営する会社を手伝うことになった。その会社とは、隠し部
屋や風変わりな仕掛けのある住宅の建築やリフォームを専門とする〈秘密の階段建築社〉。今日の
仕事は、築百年以上たっている屋敷のリフォームだったが、テンペストはパントリーに入ったとた
ん、ぞくりとした。この部屋はどこかおかしい。案の定、壁の中から死体が発見される。壁の中の
空間は少なくとも数十年は密閉されていたはずなのに――。≫

秘密の小部屋や謎めいた階段などに心ひかれたことのある人へ贈る、新シリーズ開幕

又1つ楽しみなシリーズが出てきました。
さて、どんな作品でしょう。

※ 『Dead and Gondola』アン・クレア


【内容概略】
≪ここは美しい雪山の書店〈ブック・シャレー〉。故郷に帰ってきたエリーは、姉のメグと看板猫
のアガサとともにミステリ好きの集うこの書店を切り盛りしていた。ある日、山腹と麓をつなぐゴ
ンドラのなかで男の刺殺体が発見される。男は死の直前に店を訪れ、クリスティ『春にして君を離
れ』のサイン入り初版本を残しており、時を同じくして店からは従業員の女性が姿を消した。ふた
つの事件には関係が? エリーは否応なく推理を働かせることになり……。探偵役も容疑者もミス
テリ好きばかり。謎と雪が降り積もる書店を舞台に贈る新ミステリシリーズ!

クリスティ作品へのオマージュ作品は本当に沢山書かれていますが、何れもクリスティ愛を感じます。 
又新しいシリーズが開幕するとの事。
これも楽しみです。



(source : 東京創元社、早川書房 & etc.)



・・・・・・to be continued(まだ続きます)



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