平和への道

私の兄弟、友のために、さあ私は言おう。「あなたのうちに平和があるように。」(詩篇122:8)

心を静めて主の声を聞く

2024-03-21 06:19:42 | 折々のつぶやき
Ⅰサムエル3:9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。
10 が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。

ルカ10:38 さて、一行が進んで行くうちに、イエスはある村に入られた。すると、マルタという女の人がイエスを家に迎え入れた。
10:39 彼女にはマリアという姉妹がいたが、主の足もとに座って、主のことばに聞き入っていた。
40 ところが、マルタはいろいろなもてなしのために心が落ち着かず、みもとに来て言った。「主よ。私の姉妹が私だけにもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのですか。私の手伝いをするように、おっしゃってください。」
41 主は答えられた。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。
42 しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません。」

ヨハネ20:21 イエスは再び彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」
22 こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
23 あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦されます。赦さずに残すなら、そのまま残ります。」

 きょうは上記のサムエル記第一3章9~10節とルカの福音書10章38~42節、そしてヨハネの福音書20章21~23節を味わいつつ、「心を静めて主の声を聞く」ことについて思いを巡らしたいと思います。

 サムエル記は、高津教会の今年の礼拝で開かれている書です。職場の地震棒材センターは日曜日も開館していて勤務がありますから、私は休館日の月曜日に高津教会のサイト(http://www.tkchurch.com/)を訪れて説教を読むようにしています。そうして、今年の聖句の「お話しください。しもべは聞いております」(Ⅰサムエル3:10)の信仰について学んでいます。祈る時、私たちは自分の願望を一方的に神様に向かってぶつけがちです。でもそうではなくて、まずは「主よ、お話しください」と言って、御声に耳を傾け、主の言われたことに従う姿勢が大切であることを学んでいます。

 さて、そのように「主よ、お話ください。しもべは聞いております」と祈っていたところ、最近ふと私の大好きな箇所のルカ10:38~42と重なりました。

ルカ10:39 彼女にはマリアという姉妹がいたが、主の足もとに座って、主のことばに聞き入っていた。

とあるように、マルタの妹のマリアは主イエスのことばに聞き入っていました。一方、姉のマルタは忙しくバタバタと働いていました。このマルタとマリアの対照的な姿が、今月のブログ記事に書いている「水蒸気」と「聖霊」とも重なって来ました。

 空気中には多くの水蒸気が含まれていますが、人の息にはさらに大量の水蒸気が含まれています。それゆえガラス窓に息を吹きかけると、水蒸気が細かい水滴になってガラスは曇ります。ヨハネ20:22で弟子たちに息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と言ったイエスの息にもまた、大量の水蒸気が含まれていたことでしょう。

 この水蒸気のような聖霊を、どうしたら私たちはしっかりと受け取ることができるでしょうか?そうして主の御声に耳を傾けることができるようになるでしょうか?コップの中の水の温度にたとえて考えてみましょう。

 水の温度が高い時、水の分子はコップの中で活発に動いています。これは姉のマルタの状態です。一方、水の温度が低い時、水の分子はコップの中で静まっています。これは妹のマリアの状態です。そうして冷えた水が入ったコップの表面にはたくさんの水滴が付きます。しかし、忙しい姉のマルタのコップの表面には水滴が付きません。

 主イエスはマルタに言いました。

ルカ10:41 「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。
42 しかし、必要なことは一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません。」

 ですから、まず私たちはマリアのように静まって主の御声に耳を傾けたいと思います。そうして、その後にマルタのように働きたいと思います。それは、主イエスの証人としての働きです。水面から湯気が立つぐらいに働ければ幸いですね。
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