juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

もう3月

2019年03月01日 | 健康・病気


このところ天気の移り変わりが激しいですね。

センター、デイサービス、麻雀教室、と、つつがなく通っております。

昨日の2月28日はT君R君の誕生日で、二人は17才になりました。あんなに小さかったのに、もう直ぐ高校3年ですよ。

先日、元気ジムで一緒に運動しているN・Nさんが「今般、〇〇書店で本を出しましてね。ぜひ読んで、」と仰るので、ネットで購入して読みました。92才になるN・Nさん、昭和16年、14才で特別少年兵として海軍に入り訓練を受けた後、駆逐艦「雪風」に戦闘員として乗船し幾度も戦場に赴いたそうです。詳細は省きますが大変な経験をされているんですよ。読み進むと胸が苦しくなります。
大きな戦果を挙げつつも「雪風」は終戦まで一度も大きな損傷を受けることなく生き延びて「奇跡の駆逐艦」と言われているそうです。戦後引き上げ船として活躍、その後賠償船として中国に引き渡されるまで、N・Nさんは「雪風」に乗っておられたんだそうです。

足に砲弾の破片が残っていてと仰るN・Nさん、歩くのは少々不自由のようですがお元気で、今も「語りべ」として、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴える活動をされているそうです。




昨日は雨で特に予定もなかったので、渋谷のbunkamuraのル・シネマへ「ヴィクトリア最後の秘密」を見に行って来ました。原題は「ヴィクトリアとアブドゥル」です。
イギリス王家に詳しい訳ではありませんが、ヴィクトリア女王は今のエリザベス2世の高祖母ですね。1819年生まれで今年は生誕200年に当たるそうです。16世紀のエリザベス1世の治世も長いですがヴィクトリア女王も1901年に亡くなるまで63年も君臨、大英帝国の時代ですね。

映画は、1887年、即位50年式典にインドから記念金貨の贈呈役に選ばれた若者アブドゥルがイギリスへやって来、最愛の夫を亡くし、心を閉ざしていたヴィクトリア女王だが、王室のしきたりを無視し、真っ直ぐに自分に微笑みかけて来るアブドゥルに心を開く。二人の関係にやきもきする周り。時にコミカルな場面もありました。豪華な衣装や食事の場面も見ごたえがあります。
イギリスの名優ジュディ・デンチが女王の孤独、威厳、繊細さ、をさすがの演技で見せてくれます。
この話は、「殆ど真実」と映画の冒頭にありましたが、あまり知られていないのは、女王の死後、後を継いだ息子のエドワード7世により、二人の関係は一切抹殺されてしまったからだそうです。

なかなか面白かったですね。



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2 コメント

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この木の写真は雲が雪にも見え何となく不気味な不思議な写真です (きゅりー婦人)
2019-03-02 20:31:39
T君もR君も4月から高校3年生ですね。そうしたら東京オリンピックは大学生、そして大阪万博は社会人ですね。じいじ様、これって何となく私達の人生と似ていませんか。18才での選挙権はなかったけど。

じいじ様のジムにはそんな高齢でそんな戦争体験をお持ちの方がおられるのですね。今日私もジムへ行って「ここの最高年齢者は何歳?」と聞いたら、94才(男性)と言っていました。お会いしたことはないけど(時間帯が違う?)、まだ元気元気だそうです。

じいじ様はこうした面白そうな映画をよく見つけますね。「ヴィクトリア最後の秘密」の予告編をネットで見たら私も見たくなりました。私はこうした身分が違う者同士の話が結構好きで、昔はよく見ました。恋愛ものですが「ローマの休日」「ノティングヒルの恋人」など。

私が見る映画はテレビばっかりで、昨夜は松本清張の「ゼロの焦点」を見ました。でも、昔見た久我美子と高千穂ひづるのものではなく、ごようつつじ様と同郷の広末涼子と中谷美紀のものでした。それにしても、記憶と言うものはいい加減で、舞台となった崖のシーンは、東尋坊だとばかり思っていましたが、別の能登の崖でした。
また、この「ゼロの焦点」は知られたくない過去(娼婦)を消す為の殺人ものですが、こうしたものも結構見ています。外国ものではチャンドラーの「さらば愛しき女よ」など。

カルチャーセンターの「パソコン教室」はツイッターのお勉強に入りました。でも、まだ1回だけなので、フェースブックだとかラインと言われても、まだその違いがよく判りません。携帯をスマホに変えればすぐ判るのでしょうが。
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Unknown (ごようつつじ)
2019-03-03 12:26:58
ほんとにもう3月になってしまいました。
じいじさまは、変わらずお元気でなによりでございます。
Tくん、Rくん、もう17歳に。
ふたごちゃんのお孫さん誕生の報に接したのは、ついこの前のことのようですけれど。

「ヴィクトリア最後の秘密」をご覧になったとのこと。
「女王陛下のお気に入り」か「ヴィクトリア最後の秘密」に行こうか、思案中です。

先週、昨年のアカデミー賞で、作品賞の「シェイプ・オブ・ウォーター」と、作品賞を争って最優秀女優賞をとった「スリー・ビルボード」をDVDで観ましたが、ごようつつじ的には「スリー」に軍配が上がりました。
「シェイプ」の方は、どこがいいのかさえわかりませんでした。

先月中なかば、高知へ行ってきました。
往きは新幹線で。
5年ぶりでしたが、富士山も白鷺城も瀬戸大橋からの瀬戸内海もきれいでした。
帰りは、飛行機でしたが、チケットを買った時、「おひとりですか、飛行機ははじめてですか」と聞かれたことを思い出してしまいましたが、無事帰ってきました。

92歳の叔父を訪ねたら、ペースメーカー埋め込んでいる身ながら、まだ一人で2町歩の田んぼをつくっていて、車も運転しているというのでびっくり。
送ってやると言われたのですが、さすがに丁重におことわりしたことでした。

高知から帰ってすぐ、自由学園のリビングアカデミーのフィールドワークで、木場に行ってきました。
木材会館(東京木材問屋協同組合)と木材合板博物館を見学しました。

木材会館は8年前にできたそうですが、内装外装構造すべてに、檜を中心に国産の木材が使われていて、入ると木の香がいっぱいでした。
合板博物館の入り口には、堀江謙一さんのマ-メイド号が展示されていました。

どちらもこれまでまったく知らなかった世界のことを勉強できて、たのしい一日でした。

昨年暮れからなんとなく写真家さんたちとご縁ができて(?)、幡野弘志、鋤田正義、田渕行男、梅佳代、大西暢夫などなど、写真展やTV・映画で楽しませてもらつています。

昨日は、六本木・富士フィルムフォトサロンで鈴木一雄さんの「サクラニシス」と東京オペラシティアートギャラリーで石川直樹さんの「この星の光の地図を写す」という2つの写真展を観てきました。
鈴木さんのには、昨年発見された新種のサクラ「クマノザクラ」の写真がありました。
石川さんはずっと観たい観たいと思ってきた人なので、やっと念願かなつたというところで、想像以上の大満足でした。
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