5月22日午前5時13分、田貫湖畔の休暇村「富士」から撮ったものです。朝4時半頃から待っていた甲斐がありました。富士山の頂上から日が昇る「ダイヤモンド
富士」とまでは行きませんが、日の出の瞬間は光が煌めいて本当に綺麗で感動的でした。田貫湖はダイヤモンド富士の撮影スポットとして写真好きの人には良く知られている所なんですよ。
21日の水曜から昨日まで、学生時代の仲間、奥様方2人を含め10名で富士山周遊に出かけて来ました。昨年の信州旅行同様に企画力に加えて体力気力抜群のW氏が宿やレンタカーから私の為に車椅子の手配まで、そして車の運転も全行程一人でやってくれました。頭も体も年相応じゃない人もいるんですね(^_^.)
21日午後1時に新幹線新富士駅に集合し10人乗りのレンタカーで出発。富士市の社協に寄り車椅子を借りました。富士市の社協では「短期の車椅子貸し出し」を無料でやっているんですね。さすがに観光都市だと思いましたが西東京市の社協でもこんな制度があるんでしょうか。まずは富士宮市の全国に1300社ある浅間神社の総大社「富士山本宮浅間大社」へお詣りしてから「白糸の滝」へ向かいました。
白糸の滝は数十年前に一度行ったきりです。車椅子では下の方まで行けず、ばあばの手を借りて頑張って数十段の階段を降りました。結構大変でしたが、まあなんとか戻って来れました。もう一つの音止の滝も虹が掛かったりして綺麗でしたよ。
この日の宿は田貫湖の傍に建つ「休暇村・富士」、夕方到着した時の宿から見た富士山です。朝家を出る時は傘をさしていましたから、その日にこんなに綺麗な富士山が見えるとは思いませんでしたね。感激でした。翌朝ダイヤモンド富士を撮ってから湖畔を散策しましたが気持ちが良かったですね。田貫湖に写る逆さ富士も写真に撮りました。
2日目は富士五湖めぐり。青木が原樹海の富岳風穴(さすがに私は行けませんでしたが)に忍野八海(ここはあまりに俗化してしまいました)、それに河口湖畔の「辻が花染め久保田一竹美術館」にも立ち寄りました。
この写真は紅葉台展望台からの眺望です。紅葉台は観光バスでは絶対行けない所で、でこぼこの山道をかなり登って行きます。でも行って見ると360度の眺めは素晴らしく感激しましたね。右手に広がるのが青木が原樹海でその向こうに見えるのが本栖湖です。
山中湖の脇を通り御殿場へ出て東名高速で、この日の宿焼津へ。約1時間ちょいのドライブでした。宿泊は「かんぽの宿焼津」で、この日の夕食は私が持っていたかんぽの宿の食事のイメージとは大違いでとても美味しくて、すぐそばにサッポロビールの工場があるせいか、出された地ビールの静岡ビールも美味しかったですね。日頃殆ど飲まない私も一気にグイっと(^_^.)
3日目の昨日は焼津を出て静岡の用宗(もちむね)漁港へ。しらすの多く揚がる所として有名らしいですね。「生シラス」は本日中に食べてくださいとの事なので止めて、茹でシラスと桜エビをお土産に買って来ました。
次に向かったのは日本平。
この日は曇りで富士山が隠れていて少々残念でした。写真を良く見ると中央の白い雲の左下にうっすらと富士山の姿が見えるような見えないような(^_^.)写真右手中央に少しだけ見えていますが、三保の松原です。三保の松原で「羽衣の松」も見て来ました。初代は枯れてしまって引退。傍に2代目の松が「羽衣の松」として指定されていました。
お昼は清水漁港にある「まぐろ館」と言う所で「海鮮丼」を頂きました。厚く切ったまぐろやサーモンなどが一杯乗っているのですが、そうたくさんは食べられませんね。完食は出来ませんでした。清水港を後にして、富士山の撮影ポイントとしても知られる「さった峠」へ。
歌川広重「東海道五十三次」の「由井」としても有名ですが、この「さった峠」からは東名の上下線に国道1号、それに東海道線がひしめき合うように並んで走っています。富士山は昨日は見えませんでしたが、見えるとすれば、向こうに見える山の上に大きく見える
はずです。私が行く床屋のおやじが富士山写真マニアで。さった峠の事はたびたび聞かされていましたが、まさか私もこの場所に立てるとは思いませんでしたね。
帰路、社協で車椅子を返却し新富士駅へ到着。名古屋方面へ帰る4人と別れ、4時過ぎのこだまで帰って来ました。
気の置けない友人たちとの旅行で、昔の話もカラオケも沢山出来たし楽しい旅行でした。紅葉台やさった峠など、滅多に行けない所にも連れて行ってくれて感激でした。各所で、みんなが交代で私の車椅子を押してくれるので、ばあばも「らくちん」だったようです(^_^.)
上の「紅葉台から」と「白糸の滝」の写真はフォトギャラリーと言うソフトでパノラマ写真に合成しました。もっと大きいのですが、このブログでは大きく見せられないのが残念です。