徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「秘密」 広末涼子 VS 志田未来

2010-10-16 15:38:46 | テレビ
 東野圭吾の「秘密」が11年ぶりにテレビドラマとしてリメイクされた。映画版の広末涼子に対し、こちらは志田未来というのも興味があって昨夜の第1回を観た。映画版とテレビ版を比較するつもりもないし、その必要もないと思っていたのだが、ついつい比べながらテレビを観ていた。広末涼子が「秘密」に出演したのは19歳の時で、まだ映画やドラマではキャリアをそんなに積んでいなかった頃、それに対し、志田未来はまだ17歳ながら、子役時代から映画やドラマのキャリアは相当なもの。従って細かい演技力では圧倒的な差があるように感じられた。しかし映画、それも、こういうファンタジーものとなると、ヒロインの透明感や個有のオーラみたいなものが演技力以上に求められる。広末をキャスティングした滝田洋二郎監督(後に「おくりびと」でも広末をキャスティング)の眼力はさすがだ。それはさておき、「雨鱒の川」で可愛い聾唖の少女を演じたのは、ついこの間だったような気がする志田未来が、微妙な親子(夫婦)関係を演じる年齢になっていたことに感慨を覚えると同時に、これからのドラマの展開の中でどんな演技を見せてくれるか楽しみだ。

 

チリ鉱山救出劇に想う

2010-10-15 19:46:03 | 時事
 チリ鉱山落盤事故の作業員たちが次々と救出されるライブ映像を見て、感動に涙しながら、どうしても一方ではある思いを禁じ得なかった。それはこれまでの鉱山事故で犠牲になった人たちのことである。このサンホセ鉱山でも今までに多くの命が失われているそうだが、僕にとって忘れることができないのはやっぱり、三井三池炭鉱三川坑で発生した炭塵爆発事故である。あれは僕が高校3年の年だった。死者458名を出したこの事故は日本の炭鉱史上最悪の事故となった。昨日の、最新の技術を駆使した救出劇を見ながら、もし時代が違っていたら、三川坑の事故も、もう少しは犠牲者が少なくて済んだのだろうかと思った。三川坑の場合は一酸化炭素中毒がほとんどだったから今回とは状況は違うものの、あの頃、救出が遅れたことが犠牲者を増やしたと言われていた記憶がある。チリ鉱山の救出成功は素直に喜びたいが、合わせてこれまでの鉱山事故の犠牲者にあらためて弔意を捧げることも重要なことだと思う。
※写真は三井三池炭鉱万田坑

ニーチェの言葉

2010-10-14 19:56:06 | テレビ
 昨日の深夜放送されていたバラエティ番組「ビーバップ・ハイヒール」では、今、話題となっている図書「ニーチェの言葉」の著者、白取春彦さんを招いて、数々のニーチェの格言・名言について解説を加えながらトークしていた。学生時代、哲学の講義でニーチェについても学んだはずだが、もうすっかり忘れてしまっている。紹介された格言・名言の中で、僕が、なるほどな、ニーチェさん、さすがにいいことおっしゃると、特に思ったのは次の二つだ。うろ覚えなので正確ではないが
●生まれ変わっても、もう一度そのままくり返してもいいという生き方をせよ。
●ものごとに飽きるのは自分に飽きているからだ。自分に飽きている者に成長はない。
 最近、若い頃に比べ、何に対しても興味を持つことが少なくなった僕自身に言われているようでグサリと来た。

くまもとサプライズ!

2010-10-13 22:25:50 | 熊本
 来年3月12日の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向け、熊本県では新幹線元年戦略の一環として、熊本出身の脚本家・小山薫堂氏(映画「おくりびと」等)の提案による「くまもとサプライズ」なるプロジェクトを推進している。マスコット・キャラクターの「くまモン」も日本各地で宣伝活動にひと役かっているようだが、プロジェクトのテーマ曲「くまもとサプライズ」(詩/曲 ボンボ藤井)もなかなかキレの良い曲で評判がよさそうだ。この曲に乗って行なう「くまモン体操」なる体操も県内で徐々に広がりつつあるようだ。(下の“ザ・わらべ”の踊りはくまモン体操ではありません)


リアル スウィングガールズは凄腕!

2010-10-12 18:35:48 | 音楽芸能
 映画「スウィングガールズ(2004)」のモデルの一つになった兵庫県立高砂高校のジャズバンド部BFJO(Big Friendly Jazz Orchestra)は聞きしに勝る凄腕だ。この映像は「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL 2007」において、ゲスト演奏者として迎えた“世界のナベサダ”こと渡辺貞夫に臆することなく、オルタナティブ・ロックの「GET IN LINE」を堂々と演奏している様子だ。もともとこの学校は女子高だったらしく、バンドのメンバーもほとんどが女子で占められている。女子高生でもこんなレベルの演奏ができるのかと、ちょっと認識をあらためさせられた。


武田流流鏑馬(やぶさめ) ~ 古式ゆかしく ~

2010-10-11 14:34:56 | 熊本
 今日は朝から秋のお城まつりにおける目玉行事の一つ、「武田流騎射流鏑馬(たけだりゅうきしゃやぶさめ)」を見に行った。特設馬場となった熊本城二の丸広場は既にカメラを構えた多くの見物客で賑わっていた。
 武田流流鏑馬は約1100年前の西暦900年頃、清和天皇の皇子・貞純親王が起源とされ、その後、源氏-武田家・小笠原家-細川家-竹原家と継承されてきた。現在は宗家竹原陽次郎惟賢のもと、武田流保存会が連綿と続く流儀を守っており、熊本県の重要無形文化財にも指定されている。
 古式に則った式典が行なわれた後、10名による競射が行なわれたが、射た矢が当る云々よりも、間近で見る騎馬武者の疾走する迫力に圧倒された。


小林香織 ~ 変わらぬ想い ~

2010-10-11 00:41:10 | 音楽芸能
 僕はサラリーマン時代、久留米にあった会社の吹奏楽団の演奏会に深く関わったことがあるので、吹奏楽には強い関心がある。ある時、吹奏楽団員の一人から悩みを聞いたことがある。彼は高校時代、吹奏楽部で活躍し、その腕をさらに磨きたいと、実業団ではトップクラスの吹奏楽団を持つ企業ということで入社したという。しかし、入社後数年が経ち、このまま会社員の余技として吹奏楽を続けて行くのか、はたまた本当に音楽の腕で勝負する世界に飛び込むべきか悩んでいるということだった。僕はその時、何のサジェスチョンもできなかったが、演奏会では生き生きとしていた彼らが日頃そんな悩みを抱いていることを初めて知った。それ以来、吹奏楽コンクールに参加している高校や大学や企業の楽団員を見ると、彼らは自分の将来について、どう考えているのだろうと気になるようになった。
 最近、この小林香織もそうだが、堤智恵子や纐纈歩美(こうけつあゆみ)など、女性のサクソフォン奏者の名前をよく聞くようになった。彼女たちも学生時代は吹奏楽部で頑張って来た人たちであろう。いずれも自らの努力で道を切り開いてきたのだろうと、彼女たちには敬意を表するしかないが、一人でも多くの吹奏楽部員たちが自己実現できることを願ってやまない。
 演奏しているのはジョージ・ベンソンが歌って有名な「Nothing's Gonna Change My Love For You」(邦題:変わらぬ想い)」


熊本暮らし人祭り みずあかり

2010-10-10 22:41:19 | 熊本
「みずあかり」は今日までなので、夕食後、母と家内を連れ出し、見に行った。母と家内は「みずあかり」を現地で見るのは初めてで、その美しさと規模の大きさにびっくりしていた。また、母と家内は特設ステージで行なわれた“ザ・わらべ”の踊りも生で見るのは初めてで、その可愛らしさに感嘆しきりだった。


熊本城頬当御門前も竹灯篭にろうそくが灯され、普段とは異なる趣き


御幸橋界隈は幻想的な雰囲気の中、見物客たちが盛んに写メを撮っていた。


特設ステージのアトラクションには“ザ・わらべ”ジュニアも登場し、可愛い踊りを見せてくれた。

秋のくまもとお城まつり

2010-10-09 19:21:28 | 熊本
 午後からお城まつりを見に行く。御幸橋から辛島公園にかけて歩行者天国となり、いろんな出店が立ち並び、仮設のオープンテラスには客がいっぱい。また、今日の夕方からは「みずあかり」も始まるため、そこかしこに竹灯篭が設置されている。熊本城周辺に合計54000個のろうそくが灯る。交通センター前の特設ステージでは、ものまねタレントのホリのショーなど、いろんな出し物が演じられていた。僕のひいきの子ども舞踊団“ザ・わらべ”も出演していたが、連日いろんなイベントに引っ張りだこらしく大変だ。


竹灯篭の準備も終り、和ろうそくへの点灯を待つばかり。


連日、イベントに引っ張りだこの“ザ・わらべ”


ザック・ジャパン 希望の船出!

2010-10-09 12:57:13 | スポーツ一般
 昨夜はお城まつりを見に行って、残念ながらアルゼンチン戦の歴史的勝利をリアルタイムで見ることはできなかった。帰ってからネットニュースで日本の勝利を知り、テレビ各局のスポーツニュースをハシゴした。岡崎のシュートが決まる瞬間を見ながら、僕は二つのシーンが頭の中をよぎった。一つ目は日本がワールドカップ本大会に初参加した1998年のフランス大会、初戦の対アルゼンチン戦でバティストゥータにチップキックで決勝点を決められたシーン。二つ目は1964年、東京オリンピックの予選リーグ、対アルゼンチン戦で小城得達選手が蹴り込んだ逆転勝利の決勝点のシーン。今回の岡崎のシュートもGKとの競り合いからだったので、この三つはいずれもゴール前の混戦から生まれている。そしてこの三つのゴールはいずれも日本のサッカー史に残る記念碑的なゴールの瞬間になるだろう。
 さて、ザック・ジャパンだが幸先の良いスタートを切ったことは間違いない。しかし、昨日は監督デビュー戦であることに加え、相手がメッシを擁するアルゼンチンであったことが、選手たちにフレンドリーマッチにしては異様なまでのモチベーションを与えたのではないだろうか。これからいつもこんなに上手くいく時ばかりではないだろう。ザッケローニのサッカースタイルが日本に馴染むのかどうかもまだ未知数だ。頂上は果てしなく遠い。一歩一歩着実に歩を進めて行ってほしい。

秋の夜、島唄を楽しむ!

2010-10-08 22:46:42 | 音楽芸能
 今日から「秋のくまもとお城まつり」。夕飯を済ませてから、熊本城内・竹の丸広場で行なわれたオープニングステージ「古謝美佐子島唄コンサート」を見に行った。あいにく夕方から小雨が降りだしたが、会場は盛況で、皆、そぼ降る雨をものともせず聴き入っていた。MCで古謝さんは「沖縄ではこんな雨の降る日は誰も来ません」と会場を笑わせていた。20曲くらいを歌ったが、オーディエンスの食い付きが最もよかったのはやはり「童神」。イントロが始まると一瞬で会場がシーンと静まり返った。邦楽の中村花誠社中の鼓とのコラボで歌った「秋のまつり」は、ちょっとした見もの、聴きものだった。ラストは「日々是好日」だったが、しっとりとしていい歌だ。また、1部と2部の幕間には児童舞踊団「ザ・わらべ」も登場して見事な踊りを披露し雰囲気を盛り上げた。できることなら好天のもとでやらせたかった。 

嬉しいニュース! 映画「信さん・・・」の熊本公開決まる!

2010-10-07 21:14:53 | 映画
 4月25日に大牟田で行なわれた特別上映は観に行ったものの、なかばあきらめかけていた「信さん 炭鉱町のセレナーデ」の熊本での一般公開が遂に決まった。11月27日の全国公開に合わせ、シネプレックス熊本でも上映されることが発表された。このところ熊本では劇場で観ることができない秀作映画が多い。幸い今はほとんどDVD化されるので、半年くらい待てば、なんとか観ることはできるが、やっぱり劇場で観るのとはわけが違う。この「信さん」は最初っからお蔵入りの噂が流れるなど心配させられたが、やっとここまで辿り着いたという感じだ。11月の一般公開の時は、2年前のロケのことを思い出しながら、もう一度じっくり観てみたいものだ。


もしも、デジカメがあったなら・・・

2010-10-06 21:19:28 | その他
 これまで住んだ町は10箇所にのぼるが、その中には周辺の観光名所に恵まれている所も数多い。中でも、栃木県の黒磯市(現那須塩原市)、滋賀県の彦根市、山口県の防府市などは特にそうだった。最近よく思うことは、当時デジカメがあったなら、どんなに素晴らしい映像記録が残せただろう、ということだ。アナログカメラは持っていたが、やっぱり今日のデジカメのようにいつでもどこでも気軽に使えるような物ではなかった。だから、写真がほとんど残っていない。特にこれからの季節、那須の山々は綺麗に色づいてくる。仕事で、毎日のように那須高原に上っていたことを思い出すと、本当に惜しいことをしたものだと悔やまれてならない。


那須塩原市板室 沼原湿原
地域情報サイト 日本列島お国自慢」 http://www.towninf.co.jp/ より
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こころのうた あさみちゆき

2010-10-05 20:47:26 | 音楽芸能
 「井の頭公園の歌姫」と呼ばれるあさみちゆき。昭和の香りただよう彼女の歌はどこか懐かしい。東京の井の頭公園で月に一度開かれるストリートライブには700~800人ものファンが集まり、熱心な声援を送っているそうだ。その彼女がまだ無名だった頃、まるで親のように支えてくれたご夫婦とのエピソードが、2、3年前にドキュメントとして放送されたが、この「こころのうた」は、そのご夫婦(ご主人は既に他界)との心の触れ合いから生まれた曲だそうだ。




しょせん、みんなひとりぼっち・・・

2010-10-04 12:47:26 | 音楽芸能
なんだか寂しいとき、疎外感に苛まれるとき、こんな歌を聴いてスッキリしよう!
1曲目はリタ・クーリッジの「We're All Alone」。オリジナルはボズ・スキャッグスだが、なぜか僕はリタ・クーリッジの方が心に沁みる。
そして2曲目は松たか子の「みんなひとり」。竹内まりやの作詞・作曲だが、これは松たか子バージョンもまりやバージョンもどちらも良い。
「しょせん、みんなひとりぼっち!」