「キカクブ日誌」さんが先般ブログで紹介されていた渥美清主演「放蕩一代息子」をYouTubeでじっくり見た。1973年にTBSの「日曜劇場」で放送されたもので、落語の「よかちょろ」などをもとに「男はつらいよ」シリーズの山田洋次による作・脚本のドラマだという。見ていると渥美清が稀代の名優であったことがあらためてよくわかる。脇役も志村喬、西村晃、倍賞千恵子、奈良岡朋子など名優揃い。冒頭の吉原遊郭のシーンで渥美清らが踊る「かっぽれ」や主人公の放蕩を象徴する「さわぎ唄」の音色が印象的だ。
現在、「男はつらいよ」の最新作が公開中だが、見に行くかどうかまだ迷っている。
<あらすじ>
両替屋の一人息子、徳三郎は札つきの放蕩児で、父、清兵衛は心を鬼にして勘当した。知り合いの棟梁の家に居候しながら奉公に出るが、どれも長続きしない。そのうちに徳三郎の行方はわからなくなり、気落ちした清兵衛は病に伏す。ある日、妹せつは乞食仲間と楽しそうに暮らしている徳三郎を見つける。家に呼び戻そうとするが、徳三郎は同じ乞食のおしんと貧しいながらも幸福に暮らしていた。そのおしんが死んだ後、徳三郎は再び姿を消す。清兵衛の臨終時に、ボロボロになった徳三郎が現れ、後を追うように息を引き取る。
現在、「男はつらいよ」の最新作が公開中だが、見に行くかどうかまだ迷っている。
<あらすじ>
両替屋の一人息子、徳三郎は札つきの放蕩児で、父、清兵衛は心を鬼にして勘当した。知り合いの棟梁の家に居候しながら奉公に出るが、どれも長続きしない。そのうちに徳三郎の行方はわからなくなり、気落ちした清兵衛は病に伏す。ある日、妹せつは乞食仲間と楽しそうに暮らしている徳三郎を見つける。家に呼び戻そうとするが、徳三郎は同じ乞食のおしんと貧しいながらも幸福に暮らしていた。そのおしんが死んだ後、徳三郎は再び姿を消す。清兵衛の臨終時に、ボロボロになった徳三郎が現れ、後を追うように息を引き取る。
「男はつらいよ」はテレビで見る程度しか知りませんが、騒ぎ立てる演技よりも浅丘ルリ子との絡みのほうが良いと見ていました。
シリーズの監督であった山田洋次は、柳の下泥鰌を狙っているようですが、昔の作品を汚しているようにしか見えてなりません。
いつまでも寅さんの思い出を引きずるのは個人的に好きではありませんので、新作にも今ひとつ足が出ません。