
先日、久しぶりに散歩がてらに熊本市現代美術館まで歩いて行った。ホームギャラリーでは朝ドラ「あんぱん」にちなんだのか、「やなせたかし展」をやっていたが、漫画を見て育っていない僕にはあまり興味がなく、いつものように美術図鑑でも眺めて過ごそうと思った。いくつかの図鑑を手に取ってみたが、中でも一番興味があったのは別冊太陽の「浮世絵師列伝」だった。大河ドラマ「べらぼう」やそれにリンクした「浮世絵EDO-LIFE」などの番組で、今、浮世絵に注目が集まっている。多くの浮世絵師たちの作品を見ていったが、僕の好みはやはり「鈴木春信」だ。町娘などをすっきりと可愛らしく描いている。

左から柳屋お藤、女形歌舞伎役者二代目瀬川菊之丞、笠森お仙
そういえば、長澤まさみが葛飾北斎の娘の葛飾応為を演じる映画が秋に公開されるというネットニュースを見た。とんと映画を見なくなったが、これはちょっと見てみたい気がする。NHKのドラマで既に宮崎あおいが葛飾応為を演じているのでそれとの比較もしてみたい。

葛飾応為の代表作「吉原格子先之図」