徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

青春という宝 & 帰り来ぬ青春 ~ シャルル・アズナブール ~

2011-06-03 17:47:30 | 音楽芸能
 先月31日、パリで東日本大震災の被災者支援のため、シャンソン界の大物、シャルル・アズナブールさんらが慈善コンサートを開いたというニュースが新聞に掲載されていた。そしてフィナーレでアズナブールさんが「青春という宝」を歌い、満員の会場が総立ちで拍手を送ったという。日本人の一人として本当にありがたいと思う。アズナブールさんといえば、僕は若い頃から憧れの歌手であり、映画俳優だった。「青春という宝」といつも組曲のように歌う「帰り来ぬ青春」は、多くの歌手にカバーされ、英語の「Yesterday When I Was Young」というタイトルでおなじみだ。この英語の詩を僕なりに訳してみた。
 ちなみにアズナブールさんが出演した映画で最も好きな一本は、アンドレ・カイヤット監督の「ラインの仮橋(1960)」だ。

「帰り来ぬ青春(Hier Encore)」
昨日、僕が若かった頃
人生の味は、僕の舌に落ちる雨のように甘かった
まるで愚かなゲームのように僕は人生をからかっていた
夜風がろうそくの炎をいじめるようなやり方で
僕が夢見た千の夢も、僕がもくろんだ素晴らしいことも
いつも崩れやすい砂の上に積み上げていた
僕は夜になるまで昼の陽の光とともにくらしていたものだ
そして僕は今になって、やっと歳月が過ぎ去ってしまったのに気付いた



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