「今日の話は昨日の続き、今日の続きはまた明日」
これは、7月12日に他界された大橋巨泉さんが、1960年代にラジオ関東で放送していた「昨日の続き」という番組の決まり文句として作ったそうである。
この番組は、巨泉さんが前田武彦さん(2011年没)、冨田恵子さんとともにやっていたトーク番組だが、実は1964年に僕が大学進学して上京した時、最初に馴染んだラジオ番組で、毎晩これを聞いてから寝るのが日課となっていた。巨泉さんの名前を知ったのもこの番組だった。
この当時はただ聞き流していたが、この「今日の話は昨日の続き・・・」という文句はとても深いなぁと思う。今、世の中で起こっているあらゆることが、数年前、数十年前、数百年前の人々が行なったことの結果として起こっているのである。今日起きたことが今日完結することはない。われわれの子孫が悲惨な目に遭うことがないように、今を生きるわれわれの責任として、誤った判断をするわけにはいかない。今日の話は明日へ、明後日へ、数十年後へと未来永劫に続いてゆくのである。

1964年、広島の原爆ドーム前、広島平和記念公園を走る聖火リレー
まだ出来ていません。
「今日の話は昨日の続き・・・」って今タイトルを見ただけでも惹かれるものがありますね。
そのラジオ番組は知りませんが、葉っぱフミフミなんて遊びに徹していてもその裏にちゃんとした人生観があったんですね。
日本人に遊び心を紹介したのでしょうか?
>数年前、数十年前、数百年前の人々が行なったことの結果として起こっているのである。
そういうことなんでしょう。
私は個人的には巨泉さんの大先輩にあたる小島正雄さんが好きでしたね )^o^(