徒然なか話

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ハーンが聴いたニューオリンズの音 そして日本の音

2015-04-10 16:01:16 | 音楽芸能
 ラフカディオ・ハーンは日本に来る前から異文化に対する興味は強かったようだ。日本の前にアメリカと西インド諸島で20年ほど暮らしているが、中でもニューオリンズにいた10年ほどの間には周辺地域の民謡や習俗の採集を行ないメディアで発表していたという。今日のジャズのもととなったクレオールの民俗音楽も採集して発表している。
 ハーンの曾孫にあたる民俗学者の小泉凡さんは、講演の中で自らピアノを弾きながら次のような話をされている。

■ハーンが聴いたニューオリンズの音
 ニューオリンズ時代のハーンが、友人で音楽評論家のヘンリー・E・クレビール(1854-1923)に宛てた書簡を引用しつつ、ハーンの耳がとらえた1880年代前半のニューオリンズの音をピアノで紹介します。具体的にはハーンが「バンジョーをピアノのように使う」と記したラグタイムや、高く評価したルイ・モロー・ゴットショルク(1829-1869)がカリブ海の民俗音楽をベースに作曲したチューンなどです。



■ハーンが聴いた日本の音
 日本に来てからもハーンは民俗音楽を熱心に研究し採集しているが、その中の一つで「漁師の数え歌」としてわざわざ英訳までして発表しているのが下の「銚子大漁節」である。



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