今日は熊本学園大学で行なわれた熊日主催の地域フォーラムに行った。お目当ては熊本出身の映画監督、あのセカチューの行定勲氏のトークショー。今までいろんなメディアを通じて断片的にしか知らなかった行定監督の人となりや映画に対する思いなどをだいぶ理解できた。映画作家を志すきっかけとなった1950年代、60年代の日本映画に対するリスペクト、小津安二郎や成瀬巳喜男ら当時の監督はどこが凄いのか、それらを踏まえて常に「温故知新」の心構えで映画づくりを進めていること。また、「世界の中心で、愛をさけぶ」が代表作のように言われるが、自分はそうは思っていないこと。この10年間突っ走ってきたが、あまり達成感は感じられないことや今自分は充電期に入っていることなど、現在の心境も吐露された。さらに「ALWAYS 三丁目の夕日」はなぜヒットするのかや、最新作の「クローズド・ノート」にまつわる沢尻エリカ騒動のマスコミの扱い方への不満など興味つきない話が続き、予定の45分はあっという間に過ぎ去った。
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