徒然なか話

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熊本の風景今昔 ~御花畑邸前の大通り~

2021-06-16 20:02:49 | 歴史
 再開発が進む桜町・花畑地区だが、風景の変遷を振り返ると感慨深いものがある。

▼ここはいったいどこ?
 これが実は辛島公園から行幸橋に向かう大通りの明治後期の姿。左が熊本煙草専売局工場。右の御花畑邸の跡は陸軍の兵舎用地だろうか。前方の西南戦争で焼失した熊本城天守閣はまだない。



▼そのわずか40年前にはこんな風景が
 万延元年(1860)10月には肥後細川藩11代の韶邦(よしくに)公が初入部しており、その様子を描いた大分県鶴崎剣八幡所蔵の行列絵図の最後は御花畑邸の御門前の図。



▼5年前までこんな姿。
 バスターミナルとしての交通センターがセンタープラザとともに市民に親しまれていた。
 再開発工事に伴い、おてもやん像はJR熊本駅新幹線口へ移設された。



▼一時バスターミナルとなった。
 サクラマチクマモトが出来るまでこの大通りがバスターミナルとなった。



▼そして今現在はどうなっているか?
 再開発は最終段階に入り、大通りをオープンスペースとして整備が進められている。アスファルト舗装から石畳風に変わり、車道ではなくなることが現実となる。



▼最終的に目指す姿は?
 広場とシンボルプロムナードが一体化したスペースとしてデザインされている。今年度中に完成の予定。



▼かつて様々なイベントが行われた大通り。
 2014年3月に行われた「城下町くまもと時代絵巻2014 ~シンボルロード演舞~」