徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

弱まる肥後能楽の灯…

2020-12-10 13:43:31 | 伝統芸能
 今年も残すところ3週間。今年は結局、能を舞台で見ることはなかった。正確に言うと、正月5日、藤崎八旛宮への初詣の際、能舞台で見た松囃子が唯一の舞台。例年、4、5回は足を運んでいたので寂しい限りだ。実は、コロナ騒動が始まる前の1月25日、久留米座(福岡県久留米市)での「第四回喜多流・久留米座 能」を見に行く予定だった。チケットも入手していたが、開催日の3日ほど前、母が国立病院に入院する事態が発生し、断念せざるを得なかった。その後はコロナコロナでイベントは軒並み中止。熊本市で能が行われることはなかった。来年もしばらくは同じ状況が続くと思われる。ただでさえ、能を見る機会が減ってきており、伝統の肥後能楽の灯が徐々に弱まる傾向に拍車がかかるのではと危惧している。
※右の絵は久留米座能で見る予定だった能「箙」より

2016.8.6 水前寺成趣園能楽殿 第57回出水神社薪能・金春流「田村」