今日は天皇陛下御在位三十年記念の記帳をするために熊本市役所へ歩いて出かけた。まず旧細川刑部邸に寄って公開中の梅園を眺め、二の丸広場から城彩苑を抜け市役所へ向かう。1階ロビーで記帳を済ませた後、14階の展望ロビーへ上がり、新聞やテレビで話題となっていた飯田丸の復旧工事の様子を眺める。土台の石積みを解体中の飯田丸の石垣で、内側から清正時代の別の石垣が現れたというニュースだ。最も古い大天守の石垣とほぼ同じ頃、築造されたものとみられている。出来て15年後くらいに拡張工事が行われたため、外側の石垣の中に埋められていたという。眺めていると風雨にさらされた期間が短かかったためか、新しく積まれた石垣のように見える。400年の時の流れが短く感じられてしばらく見入ってしまった。
