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徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

からくり儀右衛門 と 久留米絣

2016-01-29 15:17:28 | 歴史
 先日、NHK「歴史秘話ヒストリア」「からくり儀右衛門」を取り上げていた。「からくり儀右衛門」とは久留米に生まれ、江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した発明家、田中久重のことである。久重は幼い頃からモノづくりに才能を発揮し、からくり人形に始まり精巧な万年時計に至るまで、数々の発明品を世に出すとともに、多くの後継者を育て、技術大国日本の礎を築いた偉人である。
 この久重よりも10年ほど先に同じ久留米の通町に生まれ、今日では久留米の伝統工芸品として全国に知られる「久留米絣(くるめがすり)」を創始したのが井上伝女である。「絵がすり」で苦労していた伝女は、近所で天才のほまれ高い少年久重に助けを求め、久重は見事にこの技術的難問を解決した。二人の故郷、久留米市通外町の五穀神社には二人の胸像が仲良く並んでいる。
※右の写真は朝ドラ「あまちゃん」でおなじみの久留米絣の半纏

▼筑後地方の婦女子は必ず機織りを習う習慣があった(そろばんを機織りの音に見立てている)