九州新幹線鹿児島ルートが全線開業して今日でちょうど１年。開業前日はわざわざ「リレーつばめ」のラストランを見に行ったというのに、開業当日の記憶が一切ない。ブログを見ても何も書き込んでいない。前日の東日本大震災がよほどショックだったのだろう。熊本駅まで様子を見に行ったのは開業から５日も経ってからのことだ。そんな不幸な状況でスタートした九州新幹線だったので、当初は前途を危ぶむ声も多かった。しかしその後は関西や中国地方からの利用者が順調に増えて、熊本の観光振興にも大いに貢献したようだ。しかし問題はこれから。新幹線のもの珍しさは徐々に消えていく。新幹線に乗ることが目的で、ついでに観光をしていた人たちは来なくなる。観光立県を目指す熊本として観光客数のさらなる増加を図るには、どう仕掛けをしていくかにかかっているだろう。