のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

長い道

2022年02月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は山仕事で一日薪割りをしました。昨日の吹雪と打って変わって晴れ空でぽかぽか暖かかったので幸いでした。

 ナラの木を割っていたのですが、割った木の幹の中で冬を越すスズメバチが入ってました。のそのそと割れた幹の穴から出てきましたが、寒さで身体の動きがままならないみたいで動きがやたらとおそい。当然、空も飛べない。今夜の氷点下の外気にさらされておだぶつでしょうね。

 ウクライナ情勢。情報よりも思惑が錯綜するので、こういうときにはネットも含めて情報を遮断して極力見ないようにしています。

 ウクライナには6人ほどやりとりしている友人がおりますが、二人はポーランドに脱出、一人はモルドバに出たようです。後の三人は連絡無し。

 昭和の時代、メリーポプキンという歌手が歌った「悲しき天使」という歌がよく流れていました。森山良子も歌っていた。

 原曲は「Дорогой длинною」(長い道)と言うロシア語の歌で、ソビエト時代に西側に亡命した人々、特にウクライナの人々に歌われていた曲でした。ソ連からすれば抜け出した亡命者のテーマソングみたいな歌なので御法度になっていたようですが、ソビエト崩壊後はよく流れています。

 あの時代が再びになりかねない時代に突入してますが、スターリン時代にはウクライナは人口が三分の一になるほどの餓死者を出した土地でした。ソビエトの穀倉地帯ですが、とれた穀物の種籾まで共産党がもっていったもんだから翌年は畑に蒔く種がない。当然、生産高も落ちます。

 ニーハオも同然ですが、上しか見ていないあの政党なので、生産が落ちても数字の上で前年を超えていなければならない。人民が何人死のうが知ったこっちゃ無い。結果、ウクライナ人はソビエト国内でも難民となって極東に随分流れ込んできているんですね。

 あの時はスターリンに全ての責任をおっかぶせたけど、今度はどうなるのかな?

 ノーメンクラツーラ。ソビエト時代に共産党の幹部を選出する人事制度のことですが、転じて、赤い貴族なんて呼ばれていました。こういう特権階級が暗躍しているんでしょうね。

 案外、ノストラダムスが言ってた恐怖の大王ってプーちゃんだったりして。

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