norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
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たなばた

2016年07月07日 | 日常

天の川 楫(かぢ)の音聞こゆ 彦星と 織女(たなばたつめ)と 今夕(こよひ)逢ふらしも
  ~作者未詳 万葉集 巻10-2029

今日は 七夕 七夕といえば いろいろありますが 今回は 万葉集からアプローチしようと思いました。

万葉集 七夕 で検索すると 知りたいことがたくさん出てきます。  

ひと昔まえならば 書物をたどり 図書館めぐりをしなければわからなかった内容が

家の中でキーをたたけば すぐに出てくる今の時代。便利になったのはいいけれど 果たしてそれでいいのかな?

それはさておき 最初にご紹介した歌は 検索して最初にたどり着いた歌ですが 夜空に楫の音が聞こえるなんて ロマンチック

あと たのしい万葉集 とかいうサイトもありまして そこを巡ってみると

 

この夕べ 降りくる雨は彦星の 早漕ぐ船の櫂の散沫(ちり)かも

  ~作者未詳 万葉集 巻10-2052

という歌もありました。この夕べに降る雨は 彦星が急いで漕いでいる船の櫂のしずくかも ぐらいの意味だそうです。

 

中学生の頃です。

雨は 織姫と彦星が会えなくて 嘆いている織姫の涙のしずく みたいな話をどこかで聞きかじった私が

友達にその話をしたら 「そんな悲しいことをいうなんて・・・ 雨が降っても雲の上で二人は会っているのよ」なんて諫められたことを思い出します。

世の人が年ごろだという年齢のころの私は 頭でっかちで 七夕の二人の愛の物語も響かない子でした。

なので 彼女がどうして 織姫と彦星が会えないという言葉に それほど反応したのかもよくわからず

「そんなに大事なことなのか」と正直不思議に思ったものでした。

きっと 今の私の方が 彼女の気持ちに寄り添えるのだろうと思います。先ほどの歌も教えたら 喜んでくれたかもしれません

 

もう梅雨はあけたのか 今日も暑くなりそうです。

今宵 空の上で 織姫と彦星は一年ぶりの逢瀬をどのようにして迎えるのか

様々に思いめぐらす 七夕です。

 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
第一回目のデート (はなこころ)
2016-07-07 09:58:02
2人
逢えるでしょうか。

七夕の頃に降る雨のことを【酒涙雨】というそうです。
おりひめさんととひこぼしさんが逢えなくて流す涙・・・。

楫はカジカカエルのことでしょうか。
万葉集
いいですね~。
好き。

・・はなこころ
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時候の挨拶 (紋狗 悠之輔)
2016-07-07 10:49:12
こんにちは!!で茣蓙居ます。
蒸しむしと暑じぃーですねぇ。
七月七日、今宵は新暦の七夕ですなぁ。
『七夕』と云やぁ星ですねぇ。
星と來りゃぁこの樂曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=wtKUMiSBK3s

http://www.youtube.com/watch?v=qOhHYoMfSAg

では、また。。。。
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はなこころさんへ (norinorimiffy)
2016-07-08 11:04:28
ありがとうございます

九州の方は雨が大変なようですが
はなこころさんはだいじょうぶでしょうか?
織姫と彦星は
きっと年に一度のデートができたと信じたいですね。

万葉集は古いですが
気持ちは同じだな~と思う句が多いですね
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紋狗 悠之輔さんへ (norinorimiffy)
2016-07-08 11:06:32
ありがとうございます

星に願いをはおなじみですが
星を求めては知っているけど題名を知らなかった曲でした
なじみがあっても意外に題を知らない曲って
結構ありますね

いつもありがとうございます
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再度です (紋狗 悠之輔)
2016-07-11 17:00:00
こんにちは!!で茣蓙居ます。
永六輔さんんと南京豆の妹さんの不法に接しました。
おふたかたを偲んで2曲お届けします。

http://www.youtube.com/watch?v=7vyz7xe41j8

http://www.youtube.com/watch?v=9z3qpCsa7Pk

ますます昭和が遠のきます。
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紋狗 悠之輔さんへ (norinorimiffy)
2016-07-12 10:52:31
ありがとうございます

昔はよかったばかり言いたくはないけれど
このお二人のご逝去は 本当に心寂しいものがありました。
ザピーナッツの歌は小さいころよく歌っていました
レモンのキッスが好きでした。
今頃向こうでまたデュエットされているかもしれませんね

永六輔さんは最後まで生き方を貫かれた方でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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織姫と彦星 (じゃす)
2016-07-14 23:38:15
こんばんは~またまた ご無沙汰のじゃすですが・・・

昔、高校2年の夏、富士登山をしたのですが、下界とは比べ物にならないほどの星 星 星・・・

その満点の星をみて 私の親友が あれが ○○○座で
その隣が・・・という感じで星座を教えてもらったことが思い浮かんできまいた。 また 登って星を みたいな~

明後日は 埼玉県まで引っ越しに出掛けます。
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じゃすさんへ (norinorimiffy)
2016-07-15 07:01:12
ありがとうございます

こちらこそご無沙汰のご無沙汰で・・・
コメントをいただき感謝感謝です
高いところに上ると 星の数は本当に増えますね
星座も知っていると 星を見るのが楽しくなります
北斗七星 カシオペア座 オリオン座ぐらいしか
わたしはわかりませんが・・・
埼玉でのお仕事がんばってください
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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-07-16 22:59:03
そういえば・・・。
紋狗 悠之輔さんもおっしゃっていらっしゃるとおり・・・。
七夕に、永六輔さんがお亡くなりになりましたね。
「見上げてごらん夜の星を」を作っただけに、なくなった時も印象的でした。
そして、ピーナッツさんもねえ。x±x
お二方のご冥福をお祈りします。v±v
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てくっぺさんへ (norinorimiffy)
2016-07-17 07:35:44
ありがとうございます

さきほどテレビで永六輔さんが出演されている
遠くへ行きたいの再放送がありました。
パーキンソン病になってからも精力的に活動されている様子が映し出されていました。
もうこの方のトークも聞けないと思うと寂しいです。
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