norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

そごう心斎橋本店 閉店

2009年08月31日 | Weblog
選挙の結果に巷は湧いていますが
今日 そごう心斎橋本店が 閉店します
そごうが民事再生法を申請した2000年にいったん閉店し
2005年9月に「復活のシンボル」として再開業
でもわずか4年での閉店でした

何回か足を運びましたが 開店当初は賑わっていたものの
最近は 階によってはほとんどお客さんの姿も見えなかったので
不安も感じていました

覚えていらっしゃる方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんが
2001年2月15日に
NHKドキュメント「奈良そごう閉店までの60日」という番組が放送されました
ネットで調べたら 内容は
「巨額の負債をかかえて倒産した百貨店そごう 去年の暮れに9店舗を閉鎖し多くの社員が職を失った 新たな人生を切り開こうと苦闘を続けた奈良そごう社員と家族の60日」とあります

奈良に住んでることもあり また奈良そごうには愛着もありましたので
この番組は見ました
涙無くしては見られない内容でした
店舗の閉鎖と共に職を失う訳ですから 当然次の職を探す社員もいる中
閉店までの60日を いかに閉店するかに心血を注いだ社員達もいたのです
最後の日には 店内を色とりどりの風船で埋め尽くして・・・
ひとりひとりのお客様を心を込めて送り出し
ゆっくりと 最後のシャッターが閉められていきました

今日 心斎橋店は どんな1日で締めくくられていくのでしょう
勤めておられる社員の方々の心中を思うと
不景気だから仕方ないでは 説明しつくせない
悲しいです

夏が逝く

2009年08月30日 | Weblog
    逝く夏の歌
       中原中也

 並木の梢が深く息を吸って
 空は高く高く それを見ていた
 日の照る砂地に落ちていた硝子を
 歩み来た旅人はあわてて見つけた

 山の端は 澄んで澄んで
 金魚や娘の口の中を清くする
 飛んでいるあの飛行機には
 昨日私が昆虫の涙を塗っておいた

 風はリボンを空に送り
 わたしはかつて陥落した海のことを
 その浪のことを語ろうと思う

 騎兵連隊や上肢の運動や
 下級官吏のの赤靴のことや
 山沿いの道を乗り手もなく行く
 自転車のことを語ろうと思う


気がつけば 日暮れも早くなり
ヒグラシが カナカナカナ・・・
明日で夏休みも 終わり
と思っている子達もいるのでは

一つ一つの意味の 説明は出来ないけれど
逝く夏への 哀しい気持ちが
伝わってくる 詩

わたしは 迷うことが好きだ

2009年08月29日 | Weblog
   アルハンブラ宮の壁の
          岸田衿子

 アルハンブラ宮の壁の
 いりくんだつるくさのように
 わたしは迷うことが好きだ
 出口から入って入り口をさがすことも


わたしも すぐに答を見つけることは
あまり好きではありません
ものを買うときでも
あれにしようか これにしようかと
迷って探しているときが 好きです

結果が見えていても
そこにたどり着くまでの道のりを
もう少し 楽しんでいたいなあ
なんて 思うこともあります
 

あしたのあしたのまたあした

2009年08月28日 | Weblog

    あしたのあしたのまたあした
            井出隆夫作詞 渋谷 毅作曲

 あしたのあしたのまたあした
 どんないいことあるんだろう
 さかだちじょうずになれるかな
 あの子にすきだっていうかな
 くもをみながらかんがえる
 あしたのあしたのまたあした

 あしたのあしたのまたあした
 ぼくはどんなになるんだろう
 うちゅうりょこうのパイロット
 それともおひげの船長さん
 空のむこうでまっている
 あしたのあしたのまたあした


朝から新聞で
どこかの知事さんが 例の学力テストの結果を
夜も眠られないほど 心配なさったとかで
前より 結果がよかったので
「正直ほっとしている 取り組んできた成果が多少表れてるように思える」と
コメントしたとの記事を読んだとき

いきなり この歌を思い出しました

子どもが小さいときおかあさんと一緒で聞いて
いい歌だな と思いましたが
それきり忘れていたのに
急に 歌い出しが口をついてでました

どうして?なぜ?

テストの点数の上下に一喜一憂することと
子どもと夢を語ることが
あまりにもかけ離れていたから・・・?
子どもと夢を語ることができるようになったら
もっともっと
うれしいと 思うのですが・・・ 


夏は憶えている

2009年08月27日 | Weblog

        夏は憶えている
              槇原敬之
 (略)
 真っ赤に焼けた体を 夕立が急いでさます
 刀鍛冶の様に夏は 子ども達を強くしてくれる
 誰かがまいた打ち水が 誰かに涼しい風を送る
 次はどんな自分になりたいのか わかった気がした
 (略)
 虫かごを斜めにかけていた君も
 タオルを首に巻いてコーラを飲む君も
 勉強帰りホームに立っていた君も
 夏は忘れはしない

 例えどんな場所にいても 自分で探さなければ
 何も見つけれられない
 僕が忘れていただけで どの年にいた子どもの顔も
 夏は 憶えている


夏もそろそろ終わりに近づいてきたような・・・
暑いのは嫌いなくせに 夏の終わりは何だかさびしい
子どもの頃の思い出は 夏の景色と重なることが多いです

夏の終わりに ふと聴きたくなった 歌でした 


今日の余録

2009年08月26日 | Weblog
8月26日付け毎日新聞朝刊 余録です

ゴムボートに釣り道具。目印の赤い風船玉。ウイスキーは気つけ用。食糧が切れたら釣った魚で食いつなぐ。防水無電機。これは重すぎる。無人島でクマに脅かされながらSOSを打っても、それが最後ではあまり足しにはならないし
1939年8月26日。東京の羽田飛行場から三菱重工業製の双発輸送機ニッポン号が飛び立った。大阪毎日、東京日日新聞社が実現した未到の世界一周親飛行である。搭乗7人。空は広く、飛行がまだ冒険だった時代。出発前、先人リンドバーグらの記録を引き、絶海での不時着の備えも話し合った。(後略)


この飛行機は10月20日に無事羽田に帰還し
その歓迎ぶりは スペースシャトルが成功したような騒ぎだったとか
あまりにほほえましい話で
みなさんにご紹介しました
あらゆる危機を考え
ああでもないこうでもないと
頭を寄せ合い
釣り道具から 気付け用のウイスキーまで用意する

余録の最後はこう結ばれています
さて将来、火星にも人を送るなら宇宙船の片隅に釣り道具とウイスキーをそっとしのばせてもらえないか。70年前未到の空路を開いた7人の挑戦スピリットがそこに宿り、プロジェクトをきっと守ってくれるだろう。

やることが文明の先端を行くようなことであっても
それをやる人間は
取り越し苦労があって不器用なところもある

そんな人間らしさが
私は 好きです




奇跡のような一瞬に生きている

2009年08月25日 | Weblog
カール・せーガン博士は 宇宙の全歴史を1年に縮めた宇宙カレンダーをつくりました
ビッグバンが起きたのが1月1日として宇宙の全歴史を1年と考えそれぞれの日付を考えます

宇宙のはじまり 1月1日
銀河の誕生   1月11日
地球の誕生   8月31日
人類の誕生   12月31日20時48分
キリストの誕生 12月31日23時59分56秒

最新の研究では この宇宙は137億年前に生まれたので
そこから おおよそに決めた日付らしいですが・・・
137億年という気が遠くなるような年月から考えると
人類が生まれたのは ついさっき
しかも 人生80年と考えて
人の一生は・・・0.1秒

この奇跡のような一瞬に

泣いたり笑ったりしながら 生きている

そう思うと 気が楽に・・・?
それとも ちょっと緊張?
複雑です

 (ひすいこたろう 心にズドンと響く運命の言葉を参考にしました)





Never, never, never, never give up.

2009年08月24日 | Weblog
絶対に 絶対に 絶対に あきらめるな
            ウィンストン・チャーチル
   チャーチルは ご存じ イギリスの63代目の首相です

今日の 高校野球決勝戦
一番 緊迫した 9回の表 日本文理の攻撃 2アウトから見ました
私が見始めたときは 10対4で相手方の中京大中京がリード
正直 2アウトだし 
もう日本文理の負けと思いました

でも そこから 5点もとるから すごい
目が離せませんでしたね
残念ながら 勝てなかったけれど・・・
6点差を1点差まで 縮めるなんて・・・
1試合を全部見たほどの 充実感
負けた方にも 今日は笑顔がありました

絶対に 絶対に 絶対に あきらめない

今日の試合は 私に この言葉を
実感させてくれました
 

週の始まり 日曜日

2009年08月23日 | Weblog

①世界で一番重い地球が 実はポッカリ宇宙に浮いていて なおかつ高速で飛んでいるんだ

 ②俺たちはこの地球にタダ乗りさせてもらってるわけだけど せっかくならそのノリを思いっきり楽しめ

 ③その地球が 太陽の周りをだいたい80周したら お前は死んでしまうんだぞ

 ④肉体の食べ物だけでなく 魂に食べ物をやることを忘れるな 音楽こそ魂の食べ物だ

⑤DON’T WORRY,BE CRAZY                  
                        近藤等則 ポップスインジャパンより

 ひすいこたろう 「心にズドン!と響く運命の言葉に載っていました
近藤等則(こんどうとしのり)?
実は私は知らなかったのですがエレクトリックトランペッターで
彼は朝起きたとき 上の5箇条をイメージするとか

日曜日は 週の始まり
たまには こんなノリでいってみよ~みたいな・・・
②なんか ちょっとうれしい視点でしょ

では懐かしのトシちゃんとともに演奏する近藤さん クリックしてお楽しみ下さい


久しぶりの映画

2009年08月22日 | Weblog
今日は 久しぶりに映画を見ました

1ヶ月程前 一人の友達が メールで紹介してくれた映画

「ゆずり葉」

聴覚障害者の人権を守ってきた全日本ろうあ連盟が創立60周年を記念して作った初の映画です

多くの映画が 一人の障害者とそれを取り巻く人々の話である中
この映画は 監督をはじめ 出演者にたくさんのろう者がいるという異色な作品
なので 多くの場面で 手話だけのセリフが流れる場面がありました

ロケには手話通訳者が同行し
用意スタートには白い旗 「カット!」には赤い旗を振るなどの工夫で
聞こえない監督やキャストと聞こえるスタッフやキャストの意思疎通を図り
映画を創るという熱い思いを実現したとのこと

いい映画でした
泣きました
内容は 省きますが
出来るだけ 多くの人たちに見て欲しいと思います
耳が聞こえないということがどういう事なのか
理解出来ているようで まだまだ解っていないのだと
私は実感しました

この映画を紹介してくれた彼女もろう者です
彼女の子ども達が 私の関わっている少年少女合唱団にいることで
友達になりました
不思議なことに 彼女と私は耳で楽しむ音楽でつながっています
彼女が私に送ってくれるメールは絵文字満載で
明るく前向きで
わたしはいつも励まされています

今日の映画も確かに私の世界をひろげてくれました

彼女に 感謝!です