norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

柿と杮

2015年03月20日 | 言葉

笑っていいとも が 終わってしまったので

お昼間テレビを見ることが 少なくなってしまいましたが

今日は たまたま その後の番組バイキングを見ていて

初めて知ったことがありました

多分 皆さんはご存知なのかも・・・わたしは 初めて知りました。

新しい劇場やホールで初めて行われる催しを こけら落としといいますが

わたし ずっと これは 柿(かき)落としと書いて 「こけら落とし」と読むものだと思っていました。

でも あれは 柿(かき)という字ではなくて 全く違う漢字だそうですね

杮(こけら)と柿(かき)

右側のつくりの部分が 杮(こけら)は縦の線が突き抜けていて四画

柿は 市町村の市と同じで 別々の画になっているので 五画になります。

杮(こけら)とは 木を削ってできる 木くずのことです。

昔は大工さんが木を鉋で削っておられるのを よく見ました。

わたしは 幼いころ あの木くずが鰹節と同じで 食べられるものだと信じておりました

良く似た漢字なので 明確に区別されていることが少ないようですが

PCでは 変換すると ちゃんと別になっています。

 

ちょっと 勉強した norinorimiffyでした。

 

 


春隣

2015年02月27日 | 言葉

しばらく暖かい日が続いていたのに

今日は とっても寒い日でした

2月も 明日で終わり。春はもうそこまで来ていると思うのですが・・・

 

春隣(はるどなり・はるとなり)という言葉が好きです。

コトバンクによると 大辞林には「春がもうそこまで来ていること」とあるそうです。

俳句では 冬(晩冬)の季語になります。

 

お休みの日には どこかへ 梅を見に行きたいな~

 


体操は下手な方がいい

2015年02月26日 | 言葉

昨日 記事にした トリム体操の発表会 行ってきました。

ほぼ一日 みなさんの発表を見ました。

基本は女性のための体操なので ほとんどが女性なのですが

男の方もいらっしゃいましたよ

年配の方々もたくさんいらっしゃいましたが なんといっても 身体が若い

わたしも がんばらなくっちゃ という気持ちになりました。

 

一つ 印象に残った言葉。

それぞれのクラブで指導してくださっている先生は沢山いらっしゃるのですが

その中のおひとりが まとめの話の中で教えてくださった トリム体操の名付け親の奈良教育大学の近藤先生の言葉です。

「体操は 下手な方がいい。それだけ練習して たくさん体操するから」

何でも 下手より上手な方がいいと 思ってしまいますが

下手な方が たくさん練習する それだけ体操することも 必然的に増えてくる。

体操することは 身体のためによいのだから 下手な人ほど 体に良いことをたくさんしていることになる。

「なるほど」って 思いましたね。

何でも 早く出来る方が勝っているように思うけれど

そうでもないんだな~って 何でも遅くて不器用なわたし

ちょっと うれしかったです

 


51パーセントのイエスと49%のノー

2015年02月21日 | 言葉

長田 弘さんに 少し前から興味を持っていて

詩集が欲しいな~と思っています。

今日も 長田 弘さんの名前をたよりに PCで検索していたら

「感受性の領分」という本のなかから引用された言葉に こんなものがありました。

 

100%のイエス でなければ100%のノーであるという考え方は信じることができない。

あれかこれかという二分法の思考でことを簡単にすることは

どんなにたやすくても たやすいぶんだけ 言葉を嘘はったりにしてしまう

言葉の材料は 51%のイエスと そして49%のノーなのだ。

信じられるのは 49%のノーを胸に 51%のイエスを言おうとしている言葉だけだ。

 

黒白をはっきりさせなければいけないような 考え方や 言い方が 気になる昨今です。

大切なことであればあるほど 

迷いながら 反対の言葉を心で反芻しながら 言葉にすることが大事なのでは と思います。


春雷

2015年02月12日 | 言葉

今日は 雲ってはいたものの 暖かく過ごしやすい一日でした。

ただ今 19:30。やれやれ 一息つこうかと 思っていたら・・・

ゴロゴロゴロゴロ 雷の音。

冬の雷? いや もう立春が過ぎたから これは 紛れもなく春雷。

春雷って どういう意味なのかしら・・・PCの コトバンクによれば

3月から5月ごろに発生する雷。寒冷前線の通過時に発生する界雷で この雷雨はよく雹を伴う。春の到来を伝える雷とも言われる。雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目覚めるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もある。(ブリタニカ国際大百科事典より)

ということらしい。

「虫出しの雷」ってなんだかちょっと可愛い

ちょっとそれには 早すぎる感もあるけれど

この雷に驚いている虫たちの様子を思うと 楽しい 


広島の不思議な光景

2015年02月10日 | 言葉

一昨日 亡くなった 栄久庵憲司(えくあんけんじ)さん。

実は 亡くなられて 初めて名前を聞き 

また あのキッコーマンの卓上醤油瓶をデザインされた方だということも その時初めて知った次第。

その方のお話が 今日の毎日新聞朝刊の「火論」(玉木研二)に載っていました。

その中で 栄久庵さんが書かれた「デザインに人生を賭ける」という本の中の<広島の不思議な光景>が 引用されていました。

 

夕日が差してきた瞬間でした。

それまで地獄絵だった風景が茜色に染まって

一瞬のうちに極楽浄土に変貌したように思われました。

 

焼き尽くされ 破壊され ねじ曲げられたモノたちが

「自分たちを元に戻してください」と

私に助けを求めている悲痛な叫び声を確かに聞いたのです。

 

栄久庵さんは 「広島の夕景体験で<モノを作ることは モノの心を生むこと>と 直覚した」そうです。

いろいろ 被爆体験の話はありますが

あの日も 広島に 夕日が沈み 空には 美しい夕景が広がった。

それは きっと 本当にそこに立って見た人にしか 味わうことのできない光景。

それだけに 今までのどの話よりも 実感として わたしに伝わってきました。

 

わたしは これからきっと 家の卓上にある 醤油の瓶を見るたびに

この話を 思い出すでしょう。

語り継ぐということは そういうことなのかな と 思います。

 

栄久庵憲司さんの ご冥福をお祈りいたします。 合掌

 

 

 


31日 の 言葉

2015年01月31日 | 言葉

1月も 最終日になりました。

1日から ずっと自分の好きな詩や言葉を追いかけてきました。

ある意味 初心に返ったのかな・・・と思っています。

2月からは 毎日言葉をご紹介というわけには いかないかもしれませんが

自分が その時に いいな~と思った言葉を 出来るだけ 載せることが出来るように

こころのアンテナを 立てていきましょう

さて 本日の 言葉

当然といいましょうか やはり 工藤直子さんで 行こうと思います。

 

さよなら三角

またきて四角

またあえるね と

うたってた

 

さよなら春 さよなら夏

さよなら秋 さよなら冬

 

さよならを くりかえし

さよならを つみかさね

  

また あいたくて なにかに

きょうも あるいていく

(工藤直子「また あいたくて」)

 

明日から 2月。

寒さも 本番ですが

少しずつ 春の兆しも感じられてくるかも。

では また ・・・。


30日 の 言葉

2015年01月30日 | 言葉

1日から 毎日 言葉や詩をご紹介してきました。

いつ挫折するかな~って 自分でも思っていたけれど

思いがけなく 30日まで続けてきました。

昔に書いたブログからヒントをもらうことも 多々あって

その度 自分の書いたことも振り返り それも また楽しかったです。

今日を入れて あと 2日となりましたので 2月からのことはさておき

とりあえず 今日と明日は 日や今日あったことに関係なく 自分の好きな詩を ご紹介しようと思います。

 

私が両手を広げても

お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように

地面(じべた)をはやく走れない

 

私が体をゆすっても

きれいな音はでないけど

あのなる鈴は私のように

たくさんの唄は知らないよ

 

鈴と 小鳥と それから私

みんなちがって みんないい

(金子みすず「私と小鳥と鈴と」)

 

「みんなちがって みんないい」はわたしの座右の銘です。

 

 


29日 の 言葉

2015年01月29日 | 言葉

前にも 書いたと思うのですが

わたし 音楽を聞くのは 車の中で聞くことが一番多いんです

家の中で聞いても よさそうなものなのですが

車 運転しながら聞く時間が 細切れなんですけど 一日のうちで音楽を聞く時間としては 一番確保されていると思います。

そんなわけで 今日も運転中 音楽を聞いておりました

ご存知の方もおられると思いますが

2010年に 毎日放送の「ちちんぷいぷい」と言う番組の放送開始10周年を記念して

「すごくおいしいうた」というCDアルバムが発売されました。

それを この前ちょっと思い出して 車のデッキに入れてあったので 運転中それが流れてきました。

その中で 「あ これ大事だな」と思う一節が流れて来て 心に残ったので

今日は その一節を 本日の 言葉にしようと思います。

城南海(きずき みなみ)さんの歌です。

 

高い枝を 見上げるあまり

足下の花を 踏んでないか

だれかにとって 大事なものを

はかりにかけて 汚してはないか

 

強さの意味を 違えてないか

守ることで 奪ってないか

勝ろうとして ひざまずかせて

あなたに一体 何が残ろうか

(歌 城南海 作詞・作曲 川村結花 「アイツムギ」より)

 

 

 


28日 の 言葉

2015年01月28日 | 言葉

今日 ふと気づいたんですけど

わたし 初めてのブログを書いたのは 一月なんです。

ブログ何周年とか 普通 意識するものだと思うんですけど あんまり考えずにやってきたので

そういえば 何年の何月何日に始めたんだろうって 振り返ってみました

2009年1月7日に このブログは始まりました。

一番最初の記事 リンクする必要なし だってとっても短いんです。


300円

きょう 雑貨屋さんで 300円のちゃんちゃんこを 買いました/ピンクのフリースです
 かわいいです

 こ・れ・だ・け

 

でも ここから始まって 6年。

結構 がんばったな~なんて・・・

ブログを通じて 知り合った方々 みんなに感謝です

 

だれかに あいたくて

なにかに あいたくて

生まれてきた・・・

そんな気がするのだけれど

 

それが だれなのか なになのか

あえるのは いつなのか・・・

 

おつかいの とちゅうで

迷ってしまった子どもみたい

とほうに くれている

 

それでも 手のなかに

みえないことづけを

にぎりしめているような気がするから

それを手わたさなくちゃ

だから

 

あいたくて

(工藤直子「あいたくて」)