晩ご飯を 食べていたとき ふと 思い出しました
「あれ? 今日 買った シャンプーとかキッチンハイターとか どこへ しまったかしら?」
記憶の糸をたぐっても いっしょに買った野菜や魚は思い出すのですが そこだけ 糸が切れています
「え~っと 確か食べ物ではないから レジの方が別の袋に入れてくれたっけ・・・ それを 確かカートのフックにかけて・・・」
荷物を車に積んでから カートは少し離れたカート置き場まで返しに行ったのですが
その時 カートのフックには まだ 袋を かけたままだったのでは・・・
今日は そこのスーパーが売り出しをしていたので 駐車場もかなり混んでいて
わたしが カートを返したカート置き場は 店からかなり離れた 隅っこだったので
「忘れていたとしても もう 無いかもしれない お店に行ったのは午前中だったし」と
半ば 諦めながらも とにかく 電話をすることに
係の方につないで貰って 事情を話すと
「どんなものが 入っていたのですか?」
「シャンプーと ボディシャンプー どちらも 詰め替え用で あと キッチンハイターです」
「ありますよ おっしゃったのと同じ中身なので これだと思います」
「よかった ありがとうございます 今日は とりにいけませんので 明日まであずかって頂けますか?」
「わかりました では サービスセンターに置いておきますので いつでもとりにいらしてください」
「ありがとうございました では 明日 とりにうかがいます」
実は わたしは とっても あわてものなので
この手の忘れ物の 常習犯 今が 初めてでは無いのです
でも 必ず 見つかるので そのたびごとに 人の温かさを感じます
落とし物や 忘れ物が持ち主にもどってくる 確率の高さに 他の国から来た方々は驚くと 聞いたことがあります
「まだまだ この国も 捨てたものではないのかも・・・」
こうして 自分のところに戻ってくるので わたしも 忘れ物や落とし物を見つけたときは 必ず届けます
返ってきたときは とっても うれしかったから とっても 有り難かったから
その気持ちが わたしに 忘れ物や落とし物を 届けさせるのです
忘れ物や 落とし物を届けなかったら 厳しく罰せられるわけでは ありません
法律で縛って 厳しく罰するよりも
こんなふうに 温かい気持ちがつながっていくと いいな