本日の あまちゃん(朝ドラ)再放送は
2011年 3月11日当日の様子を 描いたものでした。
今日のあまちゃんを見ていると その時のことが 一つ一つ
わたしの頭の中で 浮かんでは消え また 消えては浮かんで
泣きたいような 息苦しさの中にいる。そんな 15分でした。
ドラマの中で アキちゃんをはじめ 東北に関わりを持つ人たちが
遠くのものを見るような気持ちで テレビの画面にくぎ付けになっている。
あの日の わたしもそうでした。
大抵の地震では「大丈夫」と構えていた夫が 「大変なことが起こった」といつになく切羽詰まったメールを送ってきて
ドキドキしながら テレビの画面を見ていました。
でも どこか現実ではない 映画のワンシーンを見ているような感覚。
その一方で つながらない電話 メールも届かない現実。
日曜日になっても 父と兄 おじおば達の消息はつかめず
長い長い 休日であったと記憶しています。
次の日のブログ 2011年3月12日付「祈る」には 心温まるコメントをいろいろいただいて 本当に有難かったです。
父 兄の無事がわかったのが 13日の月曜日。
車で逃げた父と兄は いったん車ごと流されましたが うまい具合にコンビニの駐車場に流れ着くことができたそうです。
ホッとしたものの おじおばたちのことは まだわからずにいました。
それから 数日後 一人のおじと おじおば夫婦の訃報が届きました。
何年たっても あの日に起こったことは現実で 消えることはありません。
今日のあまちゃんを見た時のように 時折何かのきっかけで 自分の心の中から 不意に噴出してきて 戸惑います。
ずっと 奈良盆地で津波の被害を知らず生まれ育ったわたしですら そうなのですから
実際に体験した人たちは もっと 過酷な現実に今も向き合っているのだと思います。
あの戦争も 70年たっても消えることはない。
本日のあまちゃん再放送。いろいろ 考えたわたしです。