norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

本日の「あまちゃん」再放送

2015年09月07日 | テレビ・映画

本日の あまちゃん(朝ドラ)再放送は

2011年 3月11日当日の様子を 描いたものでした。

 

今日のあまちゃんを見ていると その時のことが 一つ一つ

わたしの頭の中で 浮かんでは消え また 消えては浮かんで

泣きたいような 息苦しさの中にいる。そんな 15分でした。

 

ドラマの中で アキちゃんをはじめ 東北に関わりを持つ人たちが

遠くのものを見るような気持ちで テレビの画面にくぎ付けになっている。

 

あの日の わたしもそうでした。

大抵の地震では「大丈夫」と構えていた夫が 「大変なことが起こった」といつになく切羽詰まったメールを送ってきて

ドキドキしながら テレビの画面を見ていました。 

でも どこか現実ではない 映画のワンシーンを見ているような感覚。

その一方で つながらない電話 メールも届かない現実。

 

日曜日になっても 父と兄 おじおば達の消息はつかめず

長い長い 休日であったと記憶しています。

次の日のブログ 2011年3月12日付「祈る」には 心温まるコメントをいろいろいただいて 本当に有難かったです。

父 兄の無事がわかったのが 13日の月曜日。

車で逃げた父と兄は いったん車ごと流されましたが うまい具合にコンビニの駐車場に流れ着くことができたそうです。

ホッとしたものの おじおばたちのことは まだわからずにいました。

それから 数日後 一人のおじと おじおば夫婦の訃報が届きました。

 

何年たっても あの日に起こったことは現実で 消えることはありません。

今日のあまちゃんを見た時のように 時折何かのきっかけで 自分の心の中から 不意に噴出してきて 戸惑います。

ずっと 奈良盆地で津波の被害を知らず生まれ育ったわたしですら そうなのですから

実際に体験した人たちは もっと 過酷な現実に今も向き合っているのだと思います。

 

あの戦争も 70年たっても消えることはない。

 

本日のあまちゃん再放送。いろいろ 考えたわたしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


The Parting Glass

2015年03月26日 | テレビ・映画

最終回が近づいてきたので

どうしても 見る側にも力が入ってくるマッサン。

見ていない方には 興味のない話題かも知れませんが お許しください。

昨日と今日 余市川のほとりで エリーが歌った歌。

もちろん原語で歌われていましたが テロップで出ていた歌詞の意味が悲しくて・・・

何という歌なのだろうと気になって調べてみると

ロケTVという サイトに詳しく載っていました。

 

この歌はスコットランドおよびアイルランドで歌われている「The Parting Glass(ザ・パーティング・グラス)」という伝統的な民謡です。「Parting」は別れ、別離を意味しますので、日本語では「別れの杯」「別れの一杯」という意味になります。少なくとも1770年頃にはその存在が確認されている、古くから歌い継がれている歌です。


同じスコットランド民謡の「蛍の光」は 日本では別れの時に歌う歌ですが

スコットランドでは 再会の歌だそうで これも 番組の中でよく歌われ また違った味わいの「蛍の光」を聞きました。

「The Parting Glass」同じサイトに 英語で書かれた歌詞とその和訳が載っていました。

 

Of all the money that e’er I spent
I’ve spent it in good company
And all the harm that ever I did
Alas it was to none but me
And all I’ve done for want of wit
To memory now I can’t recall
So fill to me the parting glass
Good night and joy be with you all


今まで私が持っていたお金は、
すべて気の合う仲間たちと一緒に使ってしまった
人を傷つけることもあったけれど、
結局最後に傷つくのは自分だった
後先考えずにやったことなんて
今となっては思い出すこともできない
だから、別れの一杯をついでおくれ
さようなら 楽しんで生きておくれ…


 

今週(最終週)の 題名は「人生は冒険旅行」

まさに エリーの人生は冒険旅行だったと思いますが

後悔することはなかったのだろうかと 思います。

でも もし 後悔したことがあったとしても

きっと それもまた冒険旅行のうちだと思っていたのでは・・・

エリーがマッサンにあてた 最後のラブレターが出てくるのはいつでしょう。

土曜日の最終回まで 見逃せないマッサンです。

 

  

The Wailin' Jennys - The Parting Glass


朝ドラ 見逃せません

2015年03月12日 | テレビ・映画

朝ドラ「マッサン」

戦争が終わりました。

エリーの気持ちは どんなだったのだろうと いろいろ考えます。

日本の国に住んでいる。でも 生まれた国は スコットランド。

戦争中は 「わたしは日本人です」と叫んでも

金髪で青い目の彼女は 「外国人」「敵国の人間」と敵対視され 外を歩くこともできなかった。

戦争が終わり マッサンがエリーに「もう自由に外を歩いてもいいんじゃ」と言われても

彼女は 自分の中で 多くの日本人を殺した国の人間であることにこだわっているように見えます。

 

空よ 風よ 聞かせてよ 私は誰に似てるだろう

生まれた国 育つ国 愛する人の国

麦は泣き 麦は咲き あしたへ育って行く

 

最近のオープニングは ずっと この「麦の歌」の二番が流れていますが

まさに この一節は この国で エリーが ずっと 自分に問い続けた問題なのでは と思います。

 

エリーの中で 戦争がどう終わって行くのか。

また エリーを含む人々の中で 戦争が終わったことがどう受け止められていくのか。

最終週まで 見逃せない マッサンです。

 

 


100万人の花は咲く

2015年02月05日 | テレビ・映画

2013年だから もう2年前の話になるのですが

わたしが関わっている 少年少女合唱団が NHKの「100万人の花は咲く」というプロジェクトに参加しまして

自分たちの歌った「花は咲く」をビデオに撮ってNHKに送りました。

いろいろな場所からビデオが集まっていて NHKのサイトではたくさんのビデオが公開されています

これまでの参加人数は 昨年の11月6日現在 1988組 延80933人だそうです。

100万人までは まだまだ遠い道のりですが

ビデオを見ると 本当にいろいろな人たちが参加していて 感激します

 

さて 先日 NHKからメールが来まして 

2月10日(火)19時56分から 1分間の番組 明日へ1min~100万人の花は咲く~でその少年少女合唱団を紹介していただけるとのこと

1分間のうちのほんの数秒だと思います(ほかの団体も出ますので)が 子ども達の歌声が流れるみたいです。

ちょっと手話も入れながら歌っています。もし 機会がありましたら 見てやってくださいませ

 


映画「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」 を観て

2014年08月24日 | テレビ・映画

久々の 投稿です。

投稿が間遠になっているのは ともかく

皆さんのところに お邪魔するのも 遠ざかっていて 

また 行きます。 

だって お邪魔すれば たくさんたくさん得るものがあるから・・・

 

ちょっと前に ロビン・ウイリアムさんが お亡くなりになりました。

彼の映画は そんなに数多く観たわけではないけれど

観た映画(テレビで放映されたものばかりですが)は 心に残るものばかりで

「亡くなった」「自殺?」の記事に ショックを受けました。

そんな折 NHKで 夜中「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」と言う映画を

彼の追悼ということでやっておりましたので 録画をして

昨日 観ました。

 

いい映画でした。

YAHOO映画によると 

深い心の傷を負った天才青年と、同じく失意の中にいた精神分析医がお互いにあらたな旅立ちを自覚して成長してゆく姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。

と あります。

ウィキペディアによれば アカデミー賞やゴールデングローブ賞において 脚本賞も受けたとか

詳しく 知りたい方は ポチっとしてくださいませグッド・ウィル・ハンティング

 

映画の内容については 省略しますが

天才青年と 精神分析医(この役がロビンさん)が お互いに新たな旅立ちをするのに やらなければいけなかったこと

それは 自分と向きあう と言うことでした。

傷ついた過去をもつ青年は 知識も豊富で天才ですから

相手のことを分析したり ほんの知識で言い負かしたりすることはできますが

自分がどう思っているのか どう感じたのかを話すことが出来ませんでした。

「わたしが・・・」 「僕が・・・」

分析医が青年に求めたこと それは 一人称で話すこと

「一人称で話をすれば聞いてくれるんだね」と はじめは茶化していた青年も

やがて 心を開いて 自分の気持ちをぶつけるようになります。

 

自分と向き合う。一人称で話す。

そういえば わたしも避けていたような気がする。

自分に向かって 傷つくのがこわいから・・・

 

ロビン・ウイリアムさんが 実際にどんな方だったのかはわかりません。

晩年は うつ病であったとか アルコール依存症の病院に入院していたとか

初期のパーキンソン病であったとか いろいろ言われていますが (詳しくはロビン・ウイリアムズ

やさしい人であったのでは と想像します。

 

やさしい人は やさしすぎる人は

自分に飛んでくるボールを人に当てたくなくて

避けることも よそに投げることもできず

受け止めるか 自ら当たっていくことになるのかな・・・

 

いろいろ 考えさせられた映画でした。

ロビン・ウイリアムさん ご冥福をお祈りいたします。 合掌