norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

咲くやこの花館

2013年10月30日 | Weblog

昨日は 週に一度 参加している健康体操のグループで 出かけました

1990年 大阪で催された 「国際花と緑の博覧会」の会場跡 「咲くやこの花館」です

この 大阪花博が 開催された年は ちょうど長男が生まれた年でしたので

行くことが出来ず 今回初めての 訪問となりました

素朴な野の花に心惹かれるわたしですが 今日は ちょっと変わった植物たちをご紹介したいと思います

 

まず 最初に見たのが

月下美人です

この花は その名の通り夜咲くのですが ここでは昼夜を逆転する生活をさせて 昼咲くようにしています

でも これを撮影したのはもう御昼過ぎ ちょっと眠そうですね

 

次は・・・

 オオオニバス

子どもの頃 図鑑などで 「上にのっても沈まない」なんて説明があったと記憶していますが

本当に こんなにたくさんのっけても沈みません

 

では この流れで ちょっとシュールなお花も ご紹介しましょう

 ラフレシア です

世界最大のお花と言われています 

わたしは どうしてもこの花を見ると 子どもが昔「ラフ ラフ ラフレシア♪」と歌っていたのを思い出します ポケモンの仲間ですよね

この花の花粉をはこぶのは ミツバチではなくハエなので 肉の腐った臭いがするそうです

これはガラス張りのの中に入っていたので わかりませんでしたが・・・

 

さてもう一つ

 ウツボカズラです

ご存知 食虫植物です この壺の様に変形した葉の中に 虫を捕えて それを栄養分にして育ちます

逃げないように 壺には蓋までついている念の入れようです

 

シュールといえば これも・・・

 奇想天外です

「奇想天外」 実は これが この植物の名前です 昆布みたいな葉っぱが デロデロ~っとのびて育ちます

実は この写真の奇想天外ちゃんは 53歳(親近感が湧きますな~)

ちなみに この植物はとっても長生きで 寿命は5千年 だそうです 

 

さてさて この木は ご存知ですか?

これは あの星の王子さまの 小さな惑星に芽をだし 大きくなったら星が割れてしまうと 王子様を怖がらせていた

バオバブの木 です 確かにまだまだ大きくなりそうでした

 

あとは ちょっと かわいいお花

 エーデルワイスです

ミュージカル「サウンドオブミュージック」のなかで オーストリア祖国の花と歌われる花です

「これが エーデルワイス・・・」 ちょっと 感動しました

 

そして 最後は とってもきれいだなと思った

 

ヒマラヤに咲く 青いケシ です

ここでは この青いケシを 工夫して一年中見られるようにしているそうです

 

お楽しみいただけましたでしょうか?

ここまで来ると 花 というより 生き物ですね

今回は とっても非日常的な植物たちとの出会い でした 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


古刹をたずねて

2013年10月28日 | Weblog

昨日 日曜日の昼下がり

ぽこっと 時間が空きました

あまり 遠くへ行く時間もない

だけど 久しぶりに雨も上がって お天気も良い

ちょこっと 行けるところはないかしら・・・

 

と いうことで

 

ちょこっと 行ってきました

奈良県 桜井市にある 聖林寺 です

奈良には ありがたいことに たくさんの国宝と呼ばれる 仏様がいらっしゃいますが

ここ 聖林寺には その中の おひとり 国宝 十一面観音菩薩 様が いらっしゃいます

聖林寺 HP  関心のある方は クリックしてね

 

このお寺は 子安延命地蔵菩薩 様が 本堂にいらっしゃって 安産の祈願をしてくださるので

長男を妊娠したとき ここへ お参りいたしました

それから 20年余り 結構近い所にありながら ずっと訪れませんでした

この 十一面観音菩薩 様は その時と その前と 二度きり お会いしただけですが

心の中に その美しさが 凛とはりついていて 機会があれば 再会したいものだと かねてから思っていました

 

さて 二十数年ぶりに 訪れた 古刹

お寺は 山の中腹に建っているので 山門に立つと

奈良盆地の東の端っこが見渡せます

山門をくぐると

御庭の奥に つつましく本堂があります

 

堂内は 撮影禁止でしたので 仏様方の御姿を お見せすることはできませんが

久しぶりに お会いした観音様は 

わたしの心に張り付いたままの御姿で すくっと 立っておられました

足元に跪くと よく目の合う仏様はいらっしゃいますが

この十一面観音 様は 遠くを見はるかす様にしていて 目をあわすことができません

でも それが 華奢な姿に似合わず 強さが感じられて

これが 心に張り付いて離れない 魅力なのだと 気が付きました

 

参拝の後は お庭にある お部屋で お抹茶を いただきました

 

観音堂の 外の歌碑にありました・・・

木の実降り 鵯(ひよどり)鳴き 天平観世音    (水原 秋桜子)

 

秋の 午後 ちょっと 非日常的な 時間と空間に 感謝 です

 

 

 


天命

2013年10月25日 | Weblog

やなせたかしさんの 遺作が載っているとの記事を どこかで読み 気になっていたところ

今日 本屋さんで 見つけました

詩と○○ という名前に 聞き覚えがあり

そういえば 詩とメルヘンという雑誌があったな~と・・・

わたしが 初々しい?十代の頃 コーラス部に所属しながら 文芸部にも足をつっこみ

詩とかエッセイとか たどたどしく書いていた時 興味を持って時々買っていました

その後 すっかりそんなことからは遠ざかり 「詩とメルヘン」のこともすっかり忘れておりました

調べてみると 「詩とメルヘン」は2003年に休刊していて この「詩とファンタジー」は 事実上の復刊雑誌です

詩とメルヘンの頃からずっと やなせたかしさんが 編集長をされていて

この10月19日発売の 秋栞号に やなせたかしさんが入院中に寄稿した遺作になる3篇の詩が載っています

 

3つとも ご紹介してもよいのですけれど

3つ目の 「天命」という詩が やなせたかしさんの覚悟のようなものが感じられますので

ご紹介します

 

天命

やなせたかし

 

見覚えのある

絶望の岸

ここまで何度か

追い詰められ

助からないと思ったが

奇跡的に

九死に一生

なんとか

生きのびてきた

生きとし生けるものには

天命がある

もはや

無駄な抵抗はせぬ

ゼロの世界へ

消えていくでござる

拙者覚悟は

できているから

あせらず

しばらく

お待ちくだされ

 

この詩には 死神と向き合う おサムライさんのイラストが描かれています

言葉にしてしまうと 悲壮感がありますけど

やなせさんのイラストとともに このページを見ていると

なんとなく やなせたかしさんらしい ほのぼのとしたものを感じます

 

愛と勇気だけが友達の アンパンマンの様に

最後まで ぶれずに 生き切った やなせたかしさん

 

ご冥福を お祈りいたします   合掌

 

 

 

 

 

 


2013年10月20日 | Weblog

大きな被害をもたらしている 雨・・・

ここ奈良も丸2日雨が続きましたが 夕方近くやっと雨が小降りになり うっすらと日が差しました

ふと 東の空を見ると・・・

虹・・・

虹を見ると なんだかうれしくなって テンションが上がりますね

 

何人かの人が 携帯を空にかざして いました

わたしも 負けずに 撮りましたよ

虹といえば いつも ご紹介している詩

 

石垣 りん

 

虹が出ると

みんなおしえたがるよ

とても大きくて

とても美しくて

すぐに消えてしまうから

ためておけないから

虹をとりこにして

ひとつ金もうけしようなんて

だれも考えないから

知らない人にまで

大急ぎで教えたがるよ

虹だ!

虹が出てるよ

にんげんて

そういうものなんだ

虹が出ないかな

まいにち

虹のようなものが

出ないかな

空に。

 

とても 美しいもの

それを 知らない人にまで 大急ぎで教えたくなる

それが 人間

うれしいこと 楽しいことは 共有したい

本当は みんな そう思っている

そんな 気持ちが素直に言える

そんな 世界にならないかしら

 

台風も来ているみたいですが

そろそろ雨も 遠ざかって

各地で虹が見える

そんな日が はやく来てほしいものです

 


コスモスと大和三山

2013年10月15日 | Weblog

昨日は 体育の日

今日は雨だけど 昨日は本当にいいお天気で

そうそう そろそろいっぱい咲いてるかな~ と 思い ちょっとお出かけ

行先は 藤原京跡

春には菜の花 初夏には蓮 

そして 秋には・・・

  そう コスモスが咲きます

 

奈良には 大和三山 という 3つの山がありますが

ここ 藤原京跡では この3つの山すべてを 眺めることが出来ます

 

大和三山といえば 万葉集のこの歌を 思い出される方もいらっしゃるかもしれません

「香具山は 畝火(うねび)ををしと 耳成(みみなし)と 相あらそひき 神代より かくにあるらし 古昔(いにしへ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)をあらそふらしき」(中大兄皇子 巻1-13)

大和三山(の神)が神代に恋争いをしたという歌である。この歌の「畝火ををし」を「畝火雄々し」と解釈し畝傍山の神は男神であるという説と、「畝火を愛し」と解釈して畝傍山は女神であるという説とがある。この歌は、中大兄皇子と弟の大海人皇子の額田王をめぐっての恋争いを大和三山に託したものという説もある。(Wikipediaより)

というわけで 三角関係を秘めた3つのお山です

 

まず その物語の中心

 畝傍山です

男神か女神かといわれていますが わたしはなんとなく 男っぽく感じます

 

そして これが・・・

 耳成山

最後に 

 香具山

香具山 といえば

百人一首にある

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 という 持統天皇のお歌がありますね

歌意は 

いつの間にか春が過ぎて夏が来たらしい どうりで夏になると白い衣を干すという言い伝えのある天の香具山の麓に目にも鮮やかな真っ白な衣が干してあるのが見えるよ(小倉百人一首講座 時雨殿のサイトより)

香具山には よく天の・・・ というように よく天という言葉がつくし 万葉集でも 9首歌われているので

三山の中では 一番高い感じがしますが このように ぺちゃっとした形をしています

耳成や畝傍山は 単独峰ですが 香具山だけは 山地の端っこにあるため こんな感じになっています

 

奈良を語るなら どうしてもはずせない 大和三山

今日は 大好きなコスモスと一緒に お伝えいたしました


 

 


10月 鉄写同好会

2013年10月14日 | Weblog

遅ればせながら 鉄写同好会です

今日は 長年見たいと思ってなかなか見ることができなかった ある駅の一室をご紹介します

 

先日 ふと 奈良県橿原市にある 畝傍駅の前を車で通りかかると

「貴賓室 公開」の看板が・・・

前から この駅には貴賓室があるという話は聞いていたのですが

普段は閉鎖されていて なかなか目にする機会に恵まれませんでした

それが 公開されていると いうのですから

これは 是非 見なくては

 

畝傍駅は かつて 橿原神宮や神武天皇陵の最寄りの駅であったため

参拝する 皇族の方々のために貴賓室が設けられています

1940年には 昭和天皇が 1959年には結婚されたばかりの皇太子ご夫妻(今上天皇 皇后)が利用されたそうです(Wikipediaより)

 

さて 扉の向こうは・・・

カーテンなども かなり古びていますが こういうお部屋が駅にあるのって ちょっと不思議な感じですね

天井の明かりも なんだか雰囲気があるでしょ

建物もしっかりしている駅です

私は 高校生の時 毎日この駅を利用していました

そのころは 駅長さんはもちろん 駅員さんも何人かいましたが

今では 無人駅

赤字路線の悲しさ 国鉄民営化でこの状態になってしまいました

 

時代の流れとはいえ 寂しさを感じます