NHKの 朝ドラ 主婦らしくはまっております
我が家の朝は 早いので
BSの7時半から始まるのを 見ています
今 やっている カーネーションは 元気なヒロインに 好感がもてます
でも 今日 記事にしたいのは カーネーション では なくて・・・
その 次にやっている 番組です
今週から はじまった 瀬戸内寂聴さんの 青空説法
今回のシリーズは 東北各地を巡っての 説法です
詳しくは 番組HPを 参考にしていただいて・・・ きらり!東北の秋
今日の 説法の中で 紹介されていた 写真集のお話をしたいと思います
東北大震災の 写真集といえば 今 巷にあるのは その惨状を伝えるものがほとんどですが・・・
この写真集は 震災前の陸前高田を 中心にまとめたものです
地元の印刷屋さんが出版し 地元で売ったところ
初版の2000部が 1週間で 完売したとのこと
今日のお話では 内容の写真を見ることができませんでしが そこに載っている詩が紹介されました
あとで 調べて わかったのですが この詩は 出版した印刷会社の 社長さんが書かれたものだそうです
お国の言葉で 書かれていたので 寂聴さんのたってのお願いで 説法を聞きに来ていた地元の方が 読んでくださいました
おらぁやっぱりこごがいい
大津波で全部なぐなっても
地震でぼっこっされでも
やっぱこの街が好ぎだ
やっぱこごに居だい
こごぁ一番だ
二度と同じけしぎぁ見れねぁども
二度と同じ建物ぁただねぁべども
おらどの目にぁしっかり焼ぎついでいる
わっせるごどねぁ あの景色
おらどの街
やっぱりこごがいい
先日 故郷に帰った夫が 何もかも流されてしまった現実に ショックを受けながらも
「やっぱり いいところだ」と 帰ってから ふと洩らした言葉を 思い出しました(9月6日の記事)
何もかも失って 絶望した 悲しみの言葉では ありませんが
この詩が 夫の言葉が 私の胸に 迫ってきました
寂聴さんは おっしゃっていました
「見えないものが 人の心を動かすのです」
この詩には 見える現実が書いてあるわけでは ありません
社長さんの心の中に 生き続ける風景
そこで 生活していた人々の思いの中に ある風景
それは みんな それぞれ違うかもしれない
でも その見えない風景が 私の心に響いてきます
この本を出版した印刷屋さんは 20年以上撮り続けた 陸前高田の何千点ものイベントや風景の写真のデータを
震災で会社ごと一瞬にして 失いました
市民の方々から 写真の提供を受け 出来上がった写真集
未来へ伝えたい 陸前高田よかったら クリックしてね