我が家の 夕刊は 早く届けられるので
届いた夕刊の一面を ふと見たら
松谷みよ子さん死去 89歳「いないいないばあ」の記事が・・・
本の宣伝のサイトから拝借いたしました
我が子達も お世話になった「いないいないばあ」 大好きだった絵本です。
わたし自身も 松谷みよ子さんには思い出があって
幼いころ 日本の昔話を集めた3巻ほどの本を持っていて
それが 確か松谷みよ子さんの文章だったと思います。
「とんとむかし」ではじまり とか 「とっぺんぱらりのぷう」でおわりとか
面白い言葉が たくさん出ていて とてもお気に入りでした。
挿絵も どなたの挿絵だったのか覚えていないのですが
カラフルでユニークで 一番覚えているのは 「かえるの京まいり」というお話の最後の挿絵
京へ参ったかえるが もう少しで京都という山の上で
まずは 高い所から 京都の街並みを見ようと立ち上がって見たら
「あれ? 京はすばらしいところと聞いているけれど なんだ 自分が住んでいる村と何にも変わりがないじゃないか」と
しごくがっかりするお話。
なぜなら カエルは立ち上がると 視線が後ろにいってしまうため(意味わかるかな~)
前方の京の街を見たつもりが 後ろにある自分の村を見てしまったのです。
その ちょっと とんまなかえるの姿が とってもユーモラスに描かれてありました。
もう随分昔の本で ネットであちこち検索したのですが 巡り合えませんでした
松谷みよ子さんは もう20年以上前に 講演もお聴きしたことがあります。
日本の昔話(ちょっと怖い話だったと記憶しています)を やさしい語り口で話してくださいました。
幼いころのことも あれこれ思い出しました。
ご冥福を お祈りいたします。
合掌