norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

だれにも朝はかならずやってくる

2010年07月30日 | Weblog
柴田トヨさんの詩を もう少し・・・

    あなたにⅠ

 出来ないからって
 いじけていてはダメ
 わたしだって 九十六年間
 出来なかった事は
 山ほどある
 父母への孝行
 子供の教育
 数々の習いごと
 
 でも 努力はしたのよ
 精いっぱい
 ねえ それが
 大事じゃないかしら

 さあ 立ちあがって
 何かをつかむのよ
 悔いを
 残さないために


同じような事を言われて 
「わかってるわよ いじけたくっていじけてるわけじゃない」と
反抗したくなったことも あると思うんですが
なぜか トヨさんの言葉には 妙に説得力があって
「そうよね 悔いを残さないように がんばらなくっちゃ」と
素直に 思えます


この詩集のあとがきを
トヨさんは こう結んでおられます

        ~~~~~~~~~~~~~~
        
 この年齢になって 毎朝起きるのは 本当は辛いです
それでも私は ベッドからヨイショと起き上がり バターかジャムを塗ったパンと紅茶で朝食をとります 
そしてその日 ヘルパーさんにやってもらう掃除や洗濯などのお手伝いや買い物のリスト作り 
さらには公共料金の支払いなどを含めた家計や通院スケジュールなどを考えます 結構頭を使い 忙しいんです
 だからどんなにひとりぼっちでさびしくても考えるようにしています
「人生  いつだってこれから だれにも朝はかならずやってくる」って
 一人暮らし20年 私しっかり生きてます

         ~~~~~~~~~~~~~~       

いくつになっても 「ここまで」ということは ないんですよね
「ここまで」と思ってしまうのも
「これから」と思うのも自分
やっぱり いつも「これから」と思う自分でいたいな と 思います

柴田トヨさん

2010年07月28日 | Weblog



先日 朝のニュースの中で紹介されていた 詩集です
ずっと 気になっていて・・・
読みたいと思っていたところ
昨日 本屋さんに 山積みになっているのを見つけました

「この本は 著者が詩を書き始めた平成15年から平成22年までの作品を集めた処女詩集です。
 産経新聞「朝の詩」に掲載された35点と下野新聞に掲載された3作品や未発表4作品の計42作品を収録しました」
と 本の扉のページに書かれてあります

処女詩集
この詩集の作者である 柴田トヨさんは 98歳

まさに帯紙にある
「人生いつだってこれから。 何をはじめるにも遅すぎることはないと元気がでてきます」の 言葉そのもの

ニュースの中で紹介されていた詩

      自分に
         柴田トヨ
 ぽたぽたと
 蛇口から落ちる涙は
 止まらない

 どんなに辛く
 悲しいことがあっても
 いつまで
 くよくよしていては
 だめ

 思いきり
 蛇口をひねって
 一気に涙を
 流してしまうの
 
 さあ 新しいカップで
 コーヒーのみましょう


トヨさんは きっと 100年に近い歳月を生きてきた中で
たくさんの涙を流して来られたことでしょう
だからこそ コーヒーのみましょう の 言葉は
あたたかい・・・
もうひとつ わたしの気に入った詩をご紹介します

      先生に
         柴田トヨ

 私を
 おばあちゃん と
 呼ばないで
 「今日は何曜日?」
 「9+9はいくつ?」
 そんな バカな質問も
 しないでほしい

 「柴田さん
  西条八十の詩は
  好きですか?
  小泉内閣を
  どう思います?」
 こんな質問なら
 うれしいわ

かつて 100歳の双子のキンさんギンさんが活躍しておられたとき
「稼いだお金をどうされますか?」という 問に
「もちろん老後の為に使います」と 答えられた話を聞きました

いつまでも たくましくありたいと 思います


大繁盛

2010年07月27日 | Weblog


庭 と言うよりは 家の前の駐車場のフェンスの処に
なぜか 植えもしていないのに 山椒の木があって
はじめは そんなに大きくもなかったのですが
年々成長し 今ではフェンスと同じ高さくらいまでになりました
アスファルトと地面とのほんの小さなすき間から
どうしてこんなに 大きくなれるのか
だいたい この山椒の元の種は どこから来たのか
まさに サスペンス

まあ それは ともかく
何度かご紹介している
この サスペンスに満ちた山椒レストランは
連日 アゲハチョウの子どもさんで大繁盛
料理をお出しするのも 難しくなってくるのではないかと
少々 不安になってまいりました

とりあえず 写真を・・・と 何気なく撮ったら
その枠の中にも たくさんのイモムシが・・・

ウォーリーを探せ(ありましたね

じゃなくって~

イモムシを探せ




 


花の杯

2010年07月26日 | Weblog



上向きに咲く 朝顔は
おろしたての まっさらな
花の 杯
あなたの朝に 乾杯


        朝
         工藤直子

 新聞のように折り畳まれて朝がきた
 あくびして朝をひろげ
 今日なにが起きるか みる

 友よ
 あなたの朝は あたらしいか


               今日も暑くなりそうです
               でも
               今日という一日は
               新しい
               がんばりましょう


アオスジアゲハ

2010年07月23日 | Weblog


ランタナレストランは連日 様々な蝶々で 賑わっています
まさしく 花から花へ~と 飛び回っている様は 美しいです

これは ご存じ アオスジアゲハ
昔 息子が採ってきたドングリが 庭の片隅で芽を出し
50センチくらいの 苗木に育ったとき
アオスジアゲハが その小さな苗木をどうやって見つけたのか
しっかりと 卵を産み付けたようで
ある日 幼虫が一匹ついておりました
「なんの幼虫かしら」 
普段なら「イモムシなんてきら~い捨てちゃおうっと」と思うのですが
そのころ 我が息子達は幼稚園児
「この 教育にふさわしいチャンスを 逃す手はないわ」と
がらにもなく 教育ママ魂に 火がつきました
それから 毎日が観察の日々
それまで ほとんどじっくり見たこともない幼虫を
間近に 観察すると・・・
 結構可愛いじゃないの ヘアバンドつけちゃって
と 愛着も湧き「いったいどんな蝶々になるんだろう」とわくわく
蛹になったとき 箱の中に入れ 羽化を待ちました
そして 出てきたのが
アオスジアゲハ 
一番 喜んだのは わたくし でした

そんなわけで アオスジアゲハは 私にとっては特別な蝶々
出会うと うれしくなってしまうのです
               (幼虫のお写真は他サイトからお借りしました


そうとうほんきの 助数詞マンボ

2010年07月22日 | Weblog

めんたま ひらく こうちょうは そうとうほんき
きりん かんさつ だいとうりょう やかんちょうだい

はてはて~?これは なんのまじないでしょう
先ほど テレビを見ていたら
NHKの教育テレビで「にほんごであそぼ」という番組がやっていまして
わたしは この番組が結構気に入っていて
マイブログでも この番組は何度か取り上げたことあるのですが
今日は この面白い歌をご紹介することにしました

この まじないを 漢字で書きます

面玉 片句 口丁 羽 艘頭 本基
機輪 貫冊 台棟両 夜管 丁台

さてさて このまじないは 何をあらわしているのでしょうか?
ここで わかった方は にほんご 得意ですね
もう少し ヒントを・・・
鏡 キャベツ 花びら 俳句・・・おわかりになりましたか?
そう 

鏡は一面 キャベツは一玉 花びら一片 お釜一口 豆腐一丁 うさぎ一羽 
ボート一艘 蝶々一頭 ポスト一本 ブランコ一基

飛行機は一機 お花は一輪 お寿司一貫 本一冊 自動車一台 ビル一棟
車両一両 夜一夜 笛一管(いっかん) 三味線一丁 ピアノ一台

いろいろ 数え方はあるようで これが絶対正しいというわけではありませんが
こうして 並べると 楽しいですね
意外だな~と思うのもあるし・・・
youtubeにあればいいのですが なかったので
にほんごであそぼのサイトで 一部紹介していますので
よかったら お聴きください
歌詞は全文載っています 若干 説明もされています

 そうとうほんきの 助数詞マンボよかったらクリックしてね


逆立ちトンボ

2010年07月21日 | Weblog

 今日 玄関先においてある
オリヅルランの細い葉の上で
トンボが・・・
あらよっ

 
                              逆立ちしてました

最近 トンボネタが多いんですけど
あんまり 上手に 逆立ちしてたんで
つい シャッターを押してしまいました

なんというトンボなのか ちょっとわからないのですが
身体はオレンジ色っぽかったんですけど
アキアカネも羽化してすぐは オレンジらしくて
アキアカネかな~と思ったり

でも るるるさんの赤とんぼの記事によれば
アキアカネは 羽根を身体より下にして止まるのが特徴だそうですので
違うかも・・・

もし トンボに詳しい方がいらっしゃったら

この逆立ちトンボの名前
教えてくださいませ


海への 憧れ

2010年07月19日 | Weblog
   海のはじまり
      工藤直子

  ひとはみな 
  心のなかに海をひとつ もっている
  その 濃いみどりの海のうえに
  ときどき ちいさな魚がはねて
  ときどき ちいさなしぶきがたつ
  ひとの心のなかに
  いつ 海はうまれたか

  おそらく むかし
  ―なにが悲しいのか 
   わからないほど ちいさく
   なにがつらかったか
   忘れてしまうほど むかし
  ひとはみな
  はじめてまるい口をあかえて泣いた
  あのときの涙の粒が 海の はじまり

  泣くたびに流れた塩からい涙は
  だれも知られぬ場所に
  あふれあふれ
  ―それはたしかに 悲しみの波
   それはたしかに つらさのうねり
  それはたしかに そうなのだが
  ごらん いつのまにか
  涙の海に 生まれてそだった
  泳ぐものたち
  笑い 歌い そして遊ぶ 泳ぐものたち

  ひとはみな いつだって
  塩からくて にぎやかな
  海を 抱いて いるのだ


人と海とは 切っても切れない関係にあるようです



  海よ 僕らの使ふ文字では お前の中に母がいる 
  そして母よ 仏蘭西人の言葉ではあなたの中に海がある

これは 三好達治の短い詩 「郷愁」です
海をうたった詩は 好きなのですが
悲しいかな 私の住んでいる奈良県には海がなく
海に対するイメージが弱くて
詩を読もうとしても 心の中に浮かんでくる海は
夢の中のよう・・・
でも 奈良の人の 海に対する憧れは とても強いんです

旅先で 電車や車の窓から 海が見えようものなら
「海や!」「見て見て!ほらほら!」とおおさわぎ
誰かに 伝えたくてたまらなくなってしまうのです

今日は 海の日なので
それにちなんで 海の詩をご紹介することが出来ました

そういえば 1年以上海を眺めていませんねえ




 

ハグロトンボと 赤とんぼ

2010年07月17日 | Weblog

毎日 書くことに一生懸命だったときは
何とか ネタを探さなければと がんばっておりましたが
一度 お休みしてからは 
「う~ん 今日はないやまたあしたにしようっと」なんて
すっかり お気楽モード
だけど 今日は週末だし なんか書かなくっちゃな~と
ネタ~ ネタ~と 思いながらふと 裏庭を眺めていると
ネタが 向こうから 飛んできました
黒い羽根が 渋くて素敵 
写真ではうまく再生出来なかったけれど
細い身体は 濃いブルーに光っていてとてもきれい
調べてみると これは ハグロトンボの雄だそうです
止まるとき羽根を閉じていて 飛ぶとき羽根をバタバタさせます
なかなか ダンディな トンボさんです

やれやれ これで記事が書けるわと思っていたら
もう一つ 出会いが・・・
出先から 帰ってきてふと見ると・・・
ほらっ 色鮮やかな 赤とんぼ
                早速 携帯でパチリ
赤とんぼは 21種類もあるので 私には なんというトンボかはわかりません

学生時代に聴いた講義で 三木露風の赤とんぼに出てくる
「負われて見たのは いつの日か」の一節を
延々半年かけて 「いったい誰の背中に負われていたのか」の謎をといていくのがありました
「本人に聞かなければ 実際のところわからないのでは」と思いつつ
学問というものは こういうものなのかと
しみじみ感じ入ったものです

ちょっと珍しいトンボ 2・・・え~っと 頭(とう)かな?
匹でもいけるみたいですけど 日本語は難しいですね
とにかく トンボ 2頭に出会えて うれしいnorinroimiffyでした


蓮を見に行きました

2010年07月14日 | Weblog

ザンザンザンと 降っています
この空のどこに これだけの水があるのだろうと思います
水不足の時もあるのに・・・
世の中 ままならないこと いろいろありますね

先日の日曜日
長男が早く出かけたので
自然 親の私たちも早起きしました
せっかく早く起きたので ではなく
でもなく
を 見に行って参りました
ここは 去年見つけたスポットで
場所は 藤原京跡の中 たくさんの蓮が植えられています
早朝にも拘わらず たくさんの方々が 見に来られていました
これは

6月18日付けのマイブログ「大賀蓮」でご紹介した大賀蓮
可憐に咲いておりました

近くには もう秋の花
ご存じ 
桔梗です
もうひとつ これはご存じですか?
そう 女郎花(オミナエシ)

思いがけなく 秋の七草にも出会えて
ごきげんなnorinorimiffyでした