norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

逆の方向から眺めると 違った世界が見えてくる

2009年11月30日 | Weblog

昨日と同様 名取芳彦著「般若心経 心の大そうじ」に さだまさしの甲子園という曲について書いてありました 
さだまさしの好きな私
なのにこの歌は知りませんでした
早速 歌詞を検索・・・後半をご紹介します

      甲子園
          さだまさし

 青春のドラマですねと解説者
 文字だけのニュース解説が海辺の事故を伝えている
 君は女はいつも男が演じるドラマを
 手に汗握り見つめるだけなんて 割りにあわないわとため息
 4000幾つの参加チームの中で
 たった一度も負けないチームは一つだけ
 でも多分君は知っている 敗れて消えたチームも
 負けた回数はたった一度だけだってことをね
 「あと一人」と突然テレビが叫ぶ
 背番号14の白いユニフォームが
 彼の青春の最初で
 最後の打席に入ったところ


名取さんはこの歌詞の中の 四千を超える高校野球のチームの中で 優勝したチームは一度も負けなかった一校 しかし他のすべてのチームも負けた回数はたった一回という所に注目しています
確かにわたしも 優勝したチームは一回も負けなかったんだ すごい
とは 思いますが 
それ以外の チームも実は一回しか負けていない
という 事実に 今 気づいたばかり
どうしても きらびやかな方に目が行ってしまいますが

逆の方向から ながめると また違った世界が広がるんですね

さだまさし「甲子園」よかったら クリックしてね


土門拳 写真を撮るときに 一番気をつけていること

2009年11月29日 | Weblog

密蔵院住職の名取芳彦(なとりほうげん)さん著「般若心経 心の大そうじ」に載っていた話です

写真家の土門拳さんが記者会見を受けたとき 記者からこんな質問が・・・
「土門さんが写真を撮るときに 一番気をつけていることは何ですか?」
「一番気をつけていることですか・・・」
そういうと土門さんは 黙って下を向いて考え始めてしまいました 誠実な人柄で 写真に対する真摯な思い入れをみせるその態度に 会場は静まりかえりました
そしてゆっくりと顔を上げた土門さんは 真面目なこ顔でこう言いました

「それはですね・・・ それは カメラのレンズキャップをはずすということです」

傍にいた 村上正行アナウンサー(平成17年6月逝去)は このひとことが土門さんの人柄の全てを表していると 感じたそうです


土門拳の写真にに わたしが初めてであったのは 学生時代 授業の中で先生が「映像は人を惹きつける」という例に挙げた時でした 
ものすごく 印象的で こんな写真をとる人が日本にいたのか・・・という感覚でした ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが 興味のある方は酒田市に土門拳記念館がありますので そこのホームページクリックしてね を御覧下さい

質問をした記者は おそらくこんな答を求めていたのではないと思いますが
名取さんは この話の後 こんなことを書いておられます

美味しいお茶を飲むには まず湯を沸かすことです
花を咲かせるには まず種をまくことです
仕事をするには 元気でいることです
生きるためには 呼吸をすることです
笑って死んでいくためには 笑って生きることです
私たちは この当たり前のことをつい忘れてしまいがちです

大切なのは この当たり前のこと
まっすぐな 土門さんの答は
私が 最近忘れかけていることを
思い出させてくれました


ヴァイオリンのコンサート

2009年11月28日 | Weblog

今日は 知り合いが ヴァイオリンのコンサートを 近くの小さなホールで開きました
私は ちょっと用事があって 2時から始まるのに
会場に着いたのは 3時過ぎ ミニコンサートなので プログラムも終盤
最後の1曲 ムーンリバーでした

わたしは 彼の小4時代に 少し関わっていて
そこから再会したときは 30才になったばかりのヴァイオリニスト
聞くと 高校に入ってからヴァイオリンを始め 花が咲いてヴァイオリニストになっているという
この世界では 非常に稀な存在 
正直 幼い頃の彼を知っている私には意外でした

ムーンリバーは 月光のように透明な音色
アンコールの 川の流れのようにでは 
今年亡くなった方々を思い出す一方で 小4の彼の姿も思いだし
胸に迫るものが ありました

残念 もう少し早く来る事が出来たら
プログラムのこの曲を聴くことが出来たのに・・・と思う曲がありました
そうしたら 私の気持ちを見透かしたように 司会の方が
「もし リクエストがあったら もう一度2曲ほど弾いていただけますか?」と言ってくださいました
「やった でも遅れてきたのにリクエストなんて言いづらいなあ」と思っていたら
どなたかが「ムーンリバー」
そのあと もう一人の方が・・・・

「タイスの瞑想曲」

やった~ これが聴きたかったの

念願かなって 聴いた「タイスの瞑想曲」高音の得意な彼にピッタリ
期待通りでした うれしかったです

まだまだ 若いヴァイオリニスト
がんばれ

 タイスの瞑想曲よかったらお聴きください


  

 


自分と向き合う

2009年11月26日 | Weblog
今日の毎日新聞朝刊で 「Mainichi Active Lady」(スポーツを楽しむ女性へ)という特集を組んでいました
その中に マラソンの高橋尚子さんのお話しが載っていました

「情報社会の今 私たちの周りにはいつもテレビやパソコン 携帯電話などがあって情報や刺激にあふれている 自分自身に目を向ける時間がなかなかないですよね でも 走っているときは自分の体の状態を感じ取ったり 自分を励ましたりして 自然と自分の心や体と向き合うことになります」

これを読んで ハッとしました
自分と向き合うこと 私は出来ているかしら?・・・
自分の 体の声を聴く 心の声を聴く
走るのは と~っても苦手なので 明日から走ろうの宣言は難しいですが

意識して 自分と向き合う時間を 持とうと思います  

1111

2009年11月25日 | Weblog
今日 スーパーでお買い物をしました
レジに持って行って 計算をしてもらいました
合計金額・・・

1111円

心の中で やったー
な~んか うれしいなあ

レジの係の方が 「1111円でございます」
そして 「おめでとうございます」と言ってくださいました

なんだかレジの方とわたし ふたりで うれしくなって
「なんだか いいことありそう」

そして 今日はこのことをブログに書こうと
楽しみに それからの時間を 過ごすことができました

ちょっと 夢を与えてくれた
今日の お買い物



中宮寺の 観世音菩薩

2009年11月24日 | Weblog

夕方 何気なくテレビを見ていたら
「奈良の国宝」を紹介していて
今日は 中宮寺の「本尊如意輪観世音菩薩半跏像」でした
興味のある方は 中宮寺クリックしてね

奈良に住んでいながら この仏像を見たのは2年ほど前の今頃
それまでは 写真などで拝見しては 「なんて優しいお顔なんでしょう」と思っていました

コスモスに囲まれたお堂の中
初めて 向かい合って座ったとき 優しいのはお顔だけでなく
全身から 伝わってくる あたたかさなのだと 気付きました
もし わたし一人なら 何もかもぶちまけてしまっていたでしょう
それでも きっと その全てを 受け止めてくださるに違いないと思いました

この 美しい微笑は エジプトのスフィンクス ダヴィンチのモナリザと並んで
「世界の三大微笑像」と言われていることを知ったのも 実は今日

久しぶりに テレビの中でお会いして
また 行きたくなりました
中宮寺は 秋が 似合います


一本の「お気に入りの傘」が憂鬱な心をとり払う

2009年11月23日 | Weblog
元結(もっとい)不動密蔵院(東京の江戸川区にあるそうです)の住職
名取 芳彦(なとりほうげん)さんの書いた「般若心経、心の大掃除」という本を買いました
般若心経は うちに毎月お参りにきてくださる住職さんが読んでくださるので
何となく興味を持ち 訳した本を いろいろ読んでみましたが
なかなか その意味を理解することが出来ず
あちこちから アタックしております
でも そうして出会った本はそれぞれに面白く
それが 般若心経の奥深さなのかしら・・・と
まだ この本は読みかけたばかりなので
皆さんには もう少し読み込んでからご紹介を・・・と思ったのですが
ひとつ 心に残った話がありましたので引用します


一本の「お気に入りの傘」が憂鬱な心をとり払う

東京で三代続く傘職人さんのインタビューをテレビで見ていたときのことです。
これから どんな仕事をしていきたいですかという質問に対する職人さんの答を聞いて、わたしは心がほのぼのしました。
「わたしの傘を買ったお客様が 雨の日が待ち遠しくなるような傘づくりをしていきたいのです」


いい答だなあと 思いました
雨の日は憂鬱 でもお気に入りの傘があれば それも楽しみになる
そんな傘を つくりたい
なんて 素敵な答なのでしょう

わたしも そんな傘なら 買いたい
傘なんて 安くて丈夫ならいいわと思っていた私ですが
思わず そんな気持になったのでした

雪月花

2009年11月22日 | Weblog

ユーミンが作詞・作曲した「雪月花」という歌がありますクリックしてね

「NHKテレビ50年 あの人に会いたい」という番組のテーマソングで2003年の2月にリリースされました
番組の中で この曲を聴いて 心惹かれ 毎年 冬が近づくと 思い出します
雪月花は 雪・月・花という自然の美しい景物を表す言葉で宝塚歌劇団の 花・月・雪の組み分けもここから来ているそうです
 
雪月花 歌詞の後半の部分をご紹介します

春が来て
緑が萌えて
今日の景色も幻になる
そしてまた冬が来るとき
今日の瞳に励まされる
ああ そんなに優しい目でみつめないで
なつかしくて なつかしくて涙が止まらなくなるの
満ちてくる 日の光に
雪解けの音が聞こえる
やがて哀しみにも時は流れ
海へと注いで行く
哀しみにも時は流れ
海へと注いで行く
喜びなら 分かち合って
いっしょに 運んでいこう

皆さんの ブログでも 
チラチラと 雪の便りが 聞かれるようになりました
今日は 小雪(しょうせつ) 


かずは・・・

2009年11月21日 | Weblog
   かず
      まどみちお

 かずは 一から はじまって
 いくつまで つづくのだろう
 たしかめたく なるのは
 だれにも たしかめられないからか

 ぼくには かずが
 じぶんで じぶんを
 かぞえているように おもわれる
 うちゅうが はじまった その日に
 一から かぞえはじめて
 いまでも ずうっと
 まだ まだ これからだと 思って

 だれも いない
 なんにも ない
 うちゅうの まん中に すわって


数の単位は 大きくなると不思議な言葉になってきますね
10の60乗が那由他 64乗が不可思議 68乗が無量大数
無量大数なんて もう宇宙の彼方・・・という感じ
那由他の時なんていう焼酎もあって
意味を知ると 宇宙の味がします

これからも かずは じぶんで じぶんをかぞえていくんでしょう
そう思うと なんだか生きていくのも 心強く思えたりして

ミイラの動脈硬化

2009年11月20日 | Weblog
毎日新聞20日付け 朝刊余録に 面白い話が載っていましたのでご紹介します

 「死者は生涯、一度もわれらを悪く扱ったことはなかった。われらは毎日、酔うまで飲んだ。心の望みのままにガチョウや魚を食べた・・・よく飲み、よく眠り、人間にふさわしい食物を自由にでき、こうして地上で老いた」
 古代エジプトのパピルスに書かれた葬祭文だが、こう語っているのは誰あろう死者の内臓に宿っている精霊たちだという。


亡くなった方は い~ぱいご馳走を食べたんだな~と思いますが
古代エジプトではよく食べ よく飲む人が健康とされていたそうです
ところで 米国で古代エジプトのミイラ22体にCTスキャンをかけたところ
うち9体に動脈硬化の症状が見られたのだとか
まず何千年もの時を経たミイラをCTにかけること自体
私には もうすでによくわからない世界に入っているのですが
それが動脈硬化を発見したともなると
何千年という年月が 一気にすっ飛ばされたような気がして

「ミイラと現代の患者の症状がよく似ているのにびっくりした」
「ファーストフードや運動不足など今日の動脈硬化の要因とは異なる生活習慣が分かるかもしれない」などといわれているそうですが
エジプトの方もよもや未来で自分の身体が診察を受けるとは
思わなかったでしょうね