norinorimiffyの日記

きょう
だれかに ちょっと聞いて欲しいお話
お届けします  

表札

2009年03月31日 | Weblog
     表札
       石垣りん

 自分のすむところは 
 自分で表札を出すにかぎる

 自分で寝泊まりする場所に
 他人がかけてくれる表札は
 いつもろくなことはない

 病院に入院したら
 病室には石垣りん様と
 様がついた

 旅館に泊まっても
 部屋の外に名前はないが
 やがて焼き場のかまどにはいると
 閉じた扉のうえに
 石垣りん様と札が下がるだろう
 その時わたしがこばめるか

 様も
 殿も
 ついてはいけない
 自分の住んでいるところには
 自分で表札をかけるにかぎる
 精神の在り場所も
 ハタから表札をかけられてはいけない
 石垣りん
 それでよい

 石垣りんさんの詩は 女性 しかも主婦の視点から書かれているものが多く わたしにはわかるわかると頷けるものがたくさんあって好きです 特に最後の連の 精神の在り場所に自分で表札をかける・・・そうありたいと思います

はる

2009年03月30日 | Weblog
     はる
       谷川俊太郎

 はなをこえて
 しろいくもが
 くもをこえて
 ふかいそらが

 はなをこえ
 くもをこえ
 そらをこえ
 わたしはいつまでものぼっていける

 はるのひととき
 わたしはかみさまと
 しずかにはなしをした

 谷川俊太郎が21歳の時に出した 初めての詩集20億光年の孤独の中にある詩です 今日は「は」と思ったときなぜかひらがなだけのこの詩が 急に頭に浮かびました 心のどこかに引っ掛かっていたんでしょうね
ひらがなは 開いた感じがして優しくて好きです かみさまとしずかにはなしができそうな春の日ってありますよね

のはらうた

2009年03月29日 | Weblog
     こんにちは
         ひまわりあけみ
 
 こんにちは あり
 こんにちは ちょう
 こんにちは かぜ
 こんにちは みつばち
 こんにちは とんぼ
 こんにちは ことり

 きょうも たくさんの
 こんにちはの ひでした
 ね おひさま

 工藤直子さんの のはらうたの中には たくさんの動物や虫たちの愛らしい詩がたくさんあります うさぎふたご あげはゆりこ かたつむりでんきち等々・・・ 名前を並べただけでも楽しいでしょ これは 名前からすると夏の詩のようですが 春のあたたかい一日にぴったりなような気がしてご紹介しました

ねこふんじゃった

2009年03月28日 | Weblog
     ねこふんじゃった
          阪田寛夫作詞 作曲者不詳

 ねこふんじゃった ねこふんじゃった
 ねこびっくりしてひっかいた
 ねこひっかいた ねこひっかいた
 ねこびっくりしてひっかいた
 わるいねこめ つめをきれ
 やねをおりて ひげをそれ
 ねこにゃーご にゃーご ねこかぶり
 ねこなでごえで あまえてる
 ねこごめんなさい ねこごめんなさい
 ねこおどかしちゃってごめんなさい
 ねこよっといで ねこよっといで
 ねこかつぶしやるから よっといで

 ご存じ ねこふんじゃったです ピアノを弾く人も弾かない人もどこかで耳にしたり 弾いてみたりしたことがあると思います ドイツでは蚤のワルツ イギリスやアメリカではお箸 ロシアでは犬のワルツなど 世界中で約26種類の曲名がついているそうです 楽譜で見ると これが猫踏んじゃった~と思うほど難しそうなんですが 友達同志で教え合った記憶をもつかたも多いはず
ねこが含まれている曲名は 日本 台湾 韓国 ルーマニア ブルガリアとかです 誰が作った曲かもよく分からないのに 世界中にある猫踏んじゃった 何とも不思議な曲です 

命どぅ宝(ぬちどぅたから)

2009年03月27日 | Weblog
[ぬ」で始まる詩や歌はなかなか思いつかなくていろいろ記憶の糸をたぐっていると ふとこの言葉に巡り会いました 調べてみると これは沖縄のことわざで 意味は「命は宝物であり 最も尊いもの」です わたしの好きな歌手の新垣 勉さんが このことわざを題名にしたCDアルバムを2007年に出しておられるようです よく知られているところでは 涙そうそう 千の風になって てぃんさぐの花などの 歌が入っています こんな素敵なアルバムが出ているとは知らなかったので 是非買いたいなあと 思っています

虹の向こうに

2009年03月26日 | Weblog
     虹の向こうに
         坂田 修作詞・作曲

 雨が上がったよ お日様が出てきたよ
 青い空の向こうには 虹がかかったよ

 探しに行こう 僕らの夢を
 虹の向こうに 何があるんだろう
 
 手と手をつなげば 元気が出るのさ
 魔法みたいだね 何処でも行けるさ

 この指にとまれ オーイ
 出発だぞ 集まれ オーイ

 つないだ手と手に 伝わるよあったかい
 ぽっかぽかのお日様と 同じにおいがする

 まだ息子達が小さかった頃 おかあさんといっしょのお兄さんは 坂田修さんでした 作詞作曲どちらもされていて オリジナルの曲もよく歌っておられました これは その中の一曲です 坂田さんの歌は 悲しくても辛くても 楽しい日が来るよ 仲間が集まれば元気が出るよ そんな歌が多いです 子どもの歌でも胸に響いて元気づけられます 悲しいことや辛いことの内容は確かに 大人と子どもでは違うと思いますが 子どもなりに小さな胸を痛めることはあるのでしょう 坂田さんの歌は 私の関わっている 少年少女合唱団では 人気があります

なぜ 花はいつも

2009年03月25日 | Weblog
      なぜ花はいつも
           岸田衿子

 なぜ 花はいつも
 こたえの形をしているのだろう
 なぜ 問ばかり
 天から ふりそそぐのだろう

 皆さんのブログに おじゃますると 本当にたくさんの美しい花々に出会います 季節が春へと移り変わるにつれ 花の数も増えて早咲きの桜 クロッカス オオイヌノフグリ チューリップ等々・・・花を眺めていると こちらの気持ちも洗われてくるようです 例外もありますが ほとんどの花は 光や雨を受け止める形をしています 天から降り注ぐ問に 答えるかのように・・・

ドキドキドン!一年生

2009年03月24日 | Weblog
    ドキドキドン!一年生
         伊藤アキラ作詞 桜井 順作曲

 サクラ咲いたら 一年生 一人で行けるかな
 隣に座る子いい子かな 友達になれるかな
 誰でも最初は一年生
 ドキドキするけど ドンと行け
 ドキドキドン!一年生

 チョウチョ飛んだら 一年生 カバンは重いかな
 眠たくなったらどうしよう 給食はうまいかな
 みんなもおんなじ一年生
 ドキドキするけど ドンと行け
 ドキドキドン!一年生

 ヒバリないたら 一年生 帽子はにあうかな
 雨の日風の日平気かな 勉強もするのかな
 心臓おさえて一年生 
 ドキドキするけど ドンと行け
 ドキドキドン!一年生

 もう少しすると 巷に一年生があふれます 大きい一年生も小さい一年生もいます 一年生の歌はたくさんありますが この歌は一年生のウキウキと不安が入り交じっていてしかもその不安が何だか幼くてかわいらしくて 好きな歌です
 新学期は9月はじまりの説もあって 私もそっちの方がいいかな?と思うときもありますが 一年生にはサクラが似合っているし 9月にはそれに代わる花が思いつかないので やはりこの国の一年生は4月でしょうか・・・

手紙

2009年03月23日 | Weblog
     手紙
      アンジェラアキ作詞 作曲

 拝啓 この手紙 読んでるあなたは どこで何をしているのだろう
 十五の僕には 誰にも話せない 悩みの種があるのです
 
 未来の自分に 宛てて書く手紙なら 
 きっと素直に 打ち明けられるだろう

 今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
 誰の言葉を 信じ歩けばいいの?
 一つしかない この胸が 何度もバラバラに割れて
 苦しい中で 今を生きている
 今を生きている

 (中略)

 あぁ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
 自分の声を信じ歩けばいいの
 いつの時代も 悲しみを避けては通れないけれど
 笑顔を見せて 今を生きていこう
 今を生きていこう

 昨年度 NHK学校音楽コンクール 中学校の部の課題曲です
 15才の僕が 未来の自分に向けて手紙を書き 未来の自分が15才の僕に手紙を書くという設定です 中略よりあとは 未来の僕から自分への手紙です この詩と同じように 今の自分から未来の自分に 未来の自分から今の自分に宛てた手紙も募集したようですが たくさんの応募があったと聞きます ちょっと心憎い設定だなと思います 今の私は何歳の私に手紙を書きましょうか・・・



つくしのムック

2009年03月22日 | Weblog
     つくしのムック
         井出隆夫作詞 福田和禾子作曲

 つくしのムック 地面の中で
 誰かが呼ぶ声 うとうと聞いた
 ムック ムック さあ起きろ
 春が来るよ 春が来るよ

 (中略)
 
 つくしのムック 冬を突き抜け
 お日様めがけ ぐんぐんのびる
 ムック ムック ほら君が
 春なんだよ 春なんだよ

 息子達が小さいとき おかあさんといっしょで この歌をやっていました とてもかわいらしい歌だと思いました いっしょに流れる中村都夢さんの写真が素敵でした 2番は省略しましたが 3番がスキです