夕方 ならナビという 奈良のNHKニュースを見ていたら
お水取りの 「花ごしらえ」という儀式の紹介をしていました。
東大寺二月堂の修二会(お水取り)は 3月1日から本行入りしますが
今日23日 前行に入っている練行衆が清浄なテシマ(ござ)の上で和紙を貼り合わせる作業をします。
黄色い雄しべに紅白の花びらの造花を約400個作ります。
そしてそれを 本尊の十一面観音菩薩像(大観音・小観音の2体あると言われていますが見た人がいない秘仏です)に供えます。
本業入りは3月1日で 14日まで毎晩お松明が 二月堂正面の舞台を巡ります。
1日から15日未明の満行までの間 深夜にかけて法会や様々な儀式が執り行われるのです。
行は 公開されないものがほとんどですので 私たちがお水取りを見に行くといえば
この松明が舞台を走り抜けるのを見に行くことをさします。
12日の松明が一番大きく その日は見物人もたくさんになります。
お水取りについては 調べれば調べるほど 興味深い話がたくさん出てきますが
今日行われた 花ごしらえの様子が youtubeにありましたので ご紹介します。
映像は 2010年のものですが 約1300年間 同じように続けられてきた儀式ですので
今日見たニュースの映像とは 何ら変わりがありません。
人々の幸福を願って 繰り返されてきたお水取り。その一端を味わっていただければうれしいです。
お水取りへ 花ごしらえ 奈良・東大寺