忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

第6回 のんきのメンタルクリニック

2012-05-27 08:56:05 | こころの問題
「のんきのメンタルクリニック」。

前回の記事で、「のんきが学んだこと」を、体系化する、という風にお伝えしましたね。

また、同じ記事の中で、

「自己啓発系」のお話を考えるとき、なるべく感情や事柄的な要素が侵入する余裕を削って、より多くの人が、自分自身の問題としてとらえることが出来ることが大事なんじゃないか、って思っています。

ですので、このとき「誰々がこのように言っていた」とか、「誰々の考え方によると」という表現が、ものすごく邪魔になるのです。


というようにお伝えしています。ですが、やはり人間って、何かを学ぶとき、必ず誰かから学んだこと、もしくはそこから発展させたことが発想の源流になっています。
大事なのは、他者の考え方を、「他者の考え方」のまま放置しておくことをせず、きちんと検証して、自分自身の意見として取り入れてしまうこと。

源流は誰かから教わったことだとしても、裏付けを行って、きちんと自分自身の言葉として言葉に出して伝えられる状態にまで加工しておくこと。

さて。 のんきの考え方も、やはりその源流となっているのは、「誰かから教わったこと」です。時系列的には前後するのですが、つまり、「教わった順番」としては「一番最初に教わったこと」ではないのですが、物事を考える順番として、その源流にある考え方。これは、「原始脳」のお話。

っていうと難しいよね。

誰から教わったか、っていうと、のんきの記事でも過去に記したことがあるのですが、「かっこちゃん(山元加津子さん)」です。
最近ですと、血液型のお話で話題にしています。

記事中にも記していますが、詳しくは→こちらをご覧ください。

さて、話を戻します。「原始脳」のお話。
山元加津子さん。石川県で、児童養護施設の先生をなされている人なのですが、その児童養護施設では、たとえば「ダウン症」であったり、「自閉症」であったり、先天的に、脳に何らかの障害がある子供たちを受け入れている施設です。

リンク先の記事に登場しているお名前は、その施設にいた子供たちのお名前です。

こういった、「先天的に脳に障害を持っている子供たち」。遺伝子に何らかの傷があることが原因で、血液型のお話に登場する、「鎌状赤血球」のお話も、そんな障害の一つです。

ところが、こういった「先天的に脳に障害を持っている子供たち」って、まあまあすごいんです。
「サヴァン症候群」っていうんですけど、そのすごさ、って、どちらかというと、「超能力」に近い能力・・・。

Wikiから引っ張ってくると、

特定の日の曜日を言える(カレンダー計算)。ただし通常の計算は、1桁の掛け算でも出来ない場合がある。
航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起すことができる(映像記憶)。
書籍や電話帳、円周率、周期律表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
並外れた暗算をすることができる。

この他にも様々な能力(特に記憶に関するもの)がみられるが、対象物が変わると全く出来なくなってしまうケースがある(航空写真なら描き起こすことができるが、風景だとできない、など)。


という風に記されています。たとえば、電車の中の時刻表を一瞬見ただけで、「映像」としてすべてを記憶し、細かい時間まですべて言えたり、池の畔からみた光景を、あたかも空の上から撮影したように書き起こしたり・・・。

んで、彼ら、彼女らになぜそのような能力があるのか、というときにベースとなる考え方が、「原始脳」のお話なのです。

のんきたち人間は、基本的に「大脳新皮質」というところで物事を考えています。
Wikiによりますと、

大脳新皮質とは、大脳の部位のうち、表面を占める皮質構造のうち進化的に新しい部分である。合理的で分析的な思考や、言語機能をつかさどる。いわゆる下等生物では小さく、高等生物は大きい傾向がある。

と記されています。つまり、人間が合理的で分析的に物事を考えられたり、言葉をうまく操れたりするのは、この「大脳新皮質」のおかげ。
そして、さらにこの大脳新皮質の内側に、「大脳辺縁系」と呼ばれる脳があります。ここでは、主に感情が生まれたり、記憶が生まれたり、また自律神経などに影響しているのもこの「大脳辺縁系」。

大脳新皮質を「人間の脳」と呼ぶなら、「大脳辺縁系」とは、さしづめ「哺乳類の脳」というところでしょうか。

つまり感情の起伏が激しく、よく怒っていたりする人は、大脳新皮質の働きで大脳辺縁系の働きをうまくコントロールできない人・・・ということになるのでしょうか。
偏見が生まれそうなのでこのあたりでやめます。

さて。この「大脳新皮質」と「大脳辺縁系」を総称して、「大脳皮質」と呼びます。

で、Wikiでこの「大脳皮質」のことを調べると・・・
大脳皮質とは、「知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る。」と記されています。

たとえば、お年寄りが老化が原因でこの大脳皮質の機能が退化したり、また脳出血や脳に対する衝撃が原因でこれらの機能が欠落することを「高次脳機能障害」と呼びますね。

ですが、確かにこれらの機能が退化したり、欠落したりすることで歩くことがままならなくなったり、ものを食べようとしなくなったり、認知能力が大幅に欠落したりしますが、だからと言ってこの障害を持つにいたった人が、生命活動を停止するわけではありませんね。

思考しているのかどうかはまた別問題として、ご飯を口の中に入れればきちんと咀嚼し、トイレに行けば排泄をし、目を閉じれば眠って、朝はきちんと目を覚ますのです。

前記した「サヴァン症候群」の人たちは、こういった脳の高次機能の一部に対して、先天的に何らかの障害を持って生まれてくるのです。
彼ら、彼女らは「大脳皮質」の発達が大幅に遅れるため、必然的に、「大脳」ではなく、「原始脳」で物事を考えることになります。

「原始脳」とは、すなわち「脳幹」のこと。「間脳(視床+視床下部)」、「中脳」、「橋」、「延髄」の4つの部分から構成されているんだそうですよ。

原始脳って、別名「爬虫類の脳」と呼ばれてるんだそうです。つまり、人間が生命活動を行っていくうえで欠かせない、その根幹的な働きをしているのがこの「原始脳」なのです。

爬虫類にはこの原始脳しか存在しないらしいので、その役割は主に生命活動の維持に集約されるわけですが、哺乳類の場合は、さらに脊髄とその他の脳との連絡役、という役割もあるようです。つまり、大脳と連携すること、人間の「意識」を無意識のうちに制御したり、コントロールしたりする役割。

ですが、人間は、大脳皮質を発達させることで、却って「原始脳」の持つ、本来の能力を退化させているんじゃないか、っていうのが「原始脳」の考え方です。
大脳の働きが十分でなく、障害を持っていない人たちに比べて、原始脳の働きに頼る部分が大きいサヴァン症候群の人たちは、そうでない人たちとはまた違った能力を有しています。その能力こそが、「原始脳」の役割なんじゃないか、って。

さて。どうしてのんきがこんなお話をするのかというと・・・。

>物事を考える順番として、その源流にある考え方。これは、「原始脳」のお話

とお伝えしましたね。「何の?」って、それは次回記事でのお楽しみ。




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