忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

素敵な魔法

2008-07-31 23:38:07 | こころの問題
彼等、彼女等のかもし出す雰囲気には、いつも不思議な魅力を
感じます。

僕も、世間一般では、「障がい者」と呼ばれています。
ですが、僕の障がいは後天的なもので、現在は完治しています。
そして日常生活を行う上ではそれほど不自由だと感じることは
ありません。

このような中で、先天的に障がいを持っている方たちに関しては、
どうしても気持ちの中で、「かわいそう」と思ってしまいます。

たくさんの皆さんと関わりあう中で、少しだけ、その気持ちを
薄めることはできました。
今は、僕の中にそういう気持ちがあるんだ、ということをしっかり
受け止めた上で、その気持ちとうまく付き合っていこうと思って
います。

もう1ヶ月ほど前になるでしょうか。

閉ざされた・・・でもご紹介しました、「1/4の奇跡」。

このドキュメント映画の主人公(本当の主人公は、彼女が勤める養護
学校の生徒さんたちなのでしょうね)の方のお話をお聞きしたとき、
少し僕の中にあるわだかまりに答えを与えてもらったような気がしました。

これは、彼女のホームページです。

今日から少しの間、僕が彼女のメッセージに対して感じたことを
伝えていこうかな、と思います。

↓そんな彼女が記した一つの物語です。
僕たちにも魔法が使えるんだ。そんな印象を持たせてくれる物語。
あなたにも伝わるでしょうか・・・(^_^)/
魔法の使い方が。

魔女・モナの物語
山元 加津子
青心社

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やっと・・・伝えることができました。

人が複数いるということ。

2008-07-30 23:43:39 | のんきの日記
たくさんの人がいる、ということではありません。

「人が複数いる」ということなんです。

それぞれ考え方が違います。
同じ考え方をしている人など、皆無かもしれません。

でも、相手の考え方を想像することはできますよね。

僕は、自分自身のことは、あまり重要には考えない人
です。
だからこそ、人の感情が激しく揺れ動いている様子には
ひどく辛い思いをします。

勿論、そのことに自分自身が揺らされないような工夫は
しています。

だけど、ずっと気になるんです。

「傷ついたままになっていないか・・・」

言葉にして、直接気遣うことはとても苦手です。
こちらが気遣っていることをわからないように、普通に接触
して、相手の感情を想像することしかできません。

相手のこころが開いていると感じたときに、初めて声を
かけます。

でも、尊敬している人が、僕の見たくない姿を見せているとき
は・・・。

やっぱり辛いです。

知らないからこそ・・・

2008-07-29 23:32:59 | のんきワールド
知っていると出来ないことって、たくさんありますよね。

初めのころはあんなにできていたのに・・・
社会人になりたてのころはあんなにできていたのに・・・
社会人になる前はあんなにできていたのに・・・
学生のころはあんなにできていたのに・・・
子どものころはあんなにできていたのに・・・

知っているからこそ出来ないことって、たくさんあるんです。
知らないからこそ出来ることって、たくさんあるんです。

考えてみると、子どもってとっても素敵ですよね。
だって、僕たちができないことが、あんなにできるんですから。

経験をつめばつむほど、年を取れば取るほど、経験したこと
しかできなくなるんです。

でも本当は、出来ないんじゃなくて、恥かしいだけなんですよね(^^)

今日は仕事で、少しショックに思うことがありました。
大したことじゃないんです。僕が頭にイメージしていた通りに
スケジュールが進まず、結局、一日何をしていたんだろう、と。
少なくともエレガントではなかったです。

だけど、知らなかったからこそ、またいろいろなことを体験し、覚える
ことができました。

↓この漫画に登場する女の子は、まさに「知らないからこそ」できる
ことを思いっきり実践する無敵の少女です。

よつばと! (1)
あずま きよひこ
メディアワークス

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1巻から順に呼んでいくと、思わず噴出してしまう笑いが、いつの間にか
一人で大爆笑。癒されたいあなたにとってもお似合いの一冊です(7巻まで
出ているから、7冊ですね。もうすぐ8巻が登場します)

「価値観」

2008-07-28 23:59:46 | ボランティア
昔から僕のまわりに人がいたわけではありません。
いつの頃からか、僕の周りには人がいるようになりました。

とても羨ましかったんです。一人じゃない人たちが。
だけど、「自分は一人がすきなんだ」

そう思い込ませることによって、僕はあえて溶け込もうとしません
でした。

ひょっとすると、僕が気づいていなかっただけなのかも知れません。
「ここに君の居場所があるよ」

でも、ずっと思っていたんです。

「僕は拒まれているんだ」

多分その気持ちは間違っていなかったと思います。
僕が思っていること、僕が考えていること、見てほしいこと、
いろんなことが、みんなと違っていたんだと思います。

でも、本当は、拒んでいたのは

「僕」自身。

拒むことをやめてから、少しだけ変わりました。

今日もおじゃましていました
半分はお仕事なんですけどね。

ここで、僕たちはこんな活動をしています。

年に1度、12月の第1日曜日に、地域で音楽活動をする皆さんに集まって
もらって、チャリティコンサートを開催しよう!! という集まりです。

音楽が出来る人も、出来ない人も、みんなWelcomeです。

お近くの人は、ぜひ顔を出してみてください

僕は今でもまだ、少しだけこころの中に残っています。
「ひょっとして・・・」

いろんな人に囲まれて、でも少しだけ、考えずに済むようになりました。

―追伸―
そうそう。「ねっこ日記」もよろしくね!!

裁判員制度

2008-07-27 23:18:07 | のんき的時事問題
Q.E.D.-証明終了- 27 (27) (月刊マガジンコミックス)
加藤 元浩
講談社

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数学的、物理学的視点から世の中を検証する推理漫画ですが、この巻では間もなく施行される、「裁判員制度」がテーマとされています。

1巻から読むことをお勧めしますが、「裁判員制度」とは何か、関心がある方には単独で読むこともお勧めの1冊です。(「視点」で登場した本です)

「時間」

2008-07-27 22:35:45 | のんきワールド
僕たちは毎日、勉強をしたり、学校に通ったり、出勤して
仕事をしたり、ご飯を食べたり、眠ったり、歩いたり、
車を運転したり、本を読んだり、テレビを見たり、新聞を
読んだり、音楽を聴いたり、演奏したり、パソコンを
利用したり、お風呂に入ったり・・・しています。

みんな、いろんなことをしています。

でも・・・僕たちが存在したということは、いつか誰かの
記憶の片隅にしか残らなくなり、やがて・・・だれの記憶
にも存在しなくなってしまいます。

僕たちが生まれたときには親がいて、親が生まれたときには
おじいちゃんやおばあちゃんがいて・・・。

確かにこの国でも存在したはずなんです。

「戦争」

今はまだ、かつてこの国に存在した戦争を知っている人がこの国
に存在しています。

だけど、今この国で中心となっている人たちは、徐々に戦争を
知らない人たちへと移り変わってきています。

やがてこの国には、かつてこの国にも存在した戦争を知る人は誰も
いなくなってしまいます。

そのとき、この国はどんな国になっているのでしょうか。

今日、ある少年に誘われて、松山市の中心にある、ある施設へと、
将棋を指しに行っていました。
プロの棋士が来るらしく、本当はそこへ行く予定だったのですが、この
施設のベンチで少年と対局し、結局そのイベントに参加することなく、
そのままこの施設を後にしました。

帰りしな、ふと通りかかった同じ施設内のロビーで、あるイベントが開催
されていました。

戦争の悲惨さと平和への訴えを行うイベントでした。

展示されていた、過去に行われた戦争の資料や、現在行われている
戦争の犠牲者たちの写真をみていると・・・。

ふっとそんな感覚に陥りました。

二度とあってはならない戦争だと思うし、世界で繰り広げられている
紛争も、このまま放っておいてよいものでもないと思います。

然し・・・。何も考えることもなく、何も心配することのない「今」。

このことがとてつもない社会不安をこの国に生み出してしまってい
ます。少し、考えさせられてしまいました。

ちょっと暗い話題を続けてしまいましたね。次回は少し明るいテー
マをお持ちしようと思います。


ことば

2008-07-26 23:00:14 | のんきの日記
とってもやわらかくて温かいのに、時として簡単に人を傷つけたり、
悲しませたりしてしまう・・・「ことば」

本当はそんなつもりないのに・・・そういうつもりで言ったんじゃ
ないのに・・・

受け止める側の事情で、簡単に姿を変えてしまいます。

だからせめて、僕たちが放つことばは・・・やわらかく、そして
温かくありたいと思っています。

今日は、ある活動の「養成講座」がありました。

一応、主催者側なのですが、講師役を担う人によって、やはり同じ
講座でも、がらりと姿を変えてしまいます。
受け止める側が感じることも、姿を変えてしまいます。

人間って、生きていくためには、本当は人のことばに振り回されるこ
となく、常に自分の価値観、スタンスに従って判断することの出来る
強さが必要なんです。

そして、人を傷つけないためには、相手が受け止めやすいように、形
を変えて放り投げる柔軟性が必要です。

だけど、だれもがその強さや柔軟性を身に付けているわけではありま
せん。

そして、身に付けていないということにすら、気づけていない人も
たくさんいます。

ことばには生命が宿っています。かれらつらい思いをさせないように
やわらかく放り投げるやわらかさを、僕たちは身に付けていきたいと
思います。

閉ざされた・・・?

2008-07-26 00:25:38 | こころの問題
普段何気なく生きていると、触れることの出来ないものがあります。

見えていても目に入らないのか、あえて見ようとしないのか・・・
関わり方がよくわからないのかもしれません。

僕自身、いろいろな人たちと関わってきたつもりです。

だけど、どうしても関わることの出来ない存在があります。

「自閉症」

鍵がかけられ、閉ざされた空間の中に彼等はいました。
以前訪れたとき、彼は僕のことを見ようとしませんでした。

関心がないのか、何か別の理由があるのか。

一月ほど前、あるドキュメント映画を見に行く機会がありました。

初め、この映画の存在を知ったのが、
アトリエ素心居

障がい者のための陶芸教室です。ここで、初めこの映画のことを
知ったのですが、このときはまさか自分がこの映画を見に行くこ
とになるとは思っていませんでした。

ところが、このアトリエ素心居から、地元にある某スーパーマーケット
で開かれる、障がい者たちの作品の即売会を案内してもらいます。

これが、ユニバーサルクリエイトという団体が主催する、えんむすび
プロジェクト
というイベントでした。

ここで紹介されていたのが、映画1/4の奇跡

偶然(というか、必然というか(^^;)以前のブログでもご紹介した、
ぶうしすてむもこのイベントに参加していました。

このぶうしすてむからチケットを頂いたこと(勿論有料ですが)が、
この映画を見に行くきっかけとなりました。

当日はこの映画の主人公でもある、かっこちゃん(山元加津子さん)
の講演も行われました。とても素敵な「視点」を見せていただきました。

映画の中で、かっこちゃんは、この自閉症の子どもたちに対して、
こんなことを語っていました。http://itijikurin.web.fc2.com/daisuke/tyuugakkou.htm

それまで、僕は、「関心がないんだ」と思っていたのです。
そこで、今日は、彼が「関心があるもの」に注意を払ってみようと
思いました。

彼が「関心があるもの」。それは、僕が車検の入れ替えのために乗っ
てきた、一台の車でした。

一枚のガラス越しではありました、僕は彼の視線の先に、指を伸ばして、
改めて彼の表情を見てみました。彼は、少しだけ、こちらを見てくれ
ました。

帰りし、車検を受ける車の運転席から、彼に向けて手を振ってみました。
彼は手を振り返してくれました。

とてもうれしかったです。

ああ。やっとこっちを向いてくれたな・・・って。


ぼーる

2008-07-24 22:59:22 | こころの問題
みんな持っているはずなんです。
おなかの、真ん中辺りに・・・
大きくなったり、小さくなったりする、

「ぼーる」

このぼーるは、とてもデリケートで、簡単に傷ついてしまいます。

時々大きくなりすぎて、「ぱーん」とはじけてしまうことがあります。
とってもかんたんに・・・

自分の中にあるぼーるを大きくしたくないから、その気持ちを思いっきり
他人にぶつけてしまう人がいます。

その言葉が、相手のぼーるを、とっても、とっても傷つけてしまうのだと
気づかずに。
本当は、そんな人たちに気づいてほしいんです。

「その言葉が大切なぼーるをこわしてしまうんだよ」って。

だけど、それはとてもむずかしい。
だから、僕たちにできることは、傷ついたボールが、大きくなりすぎない
ように、その気持ちを外に出してもらうことだけ・・・。

・・・これだけは、本当に悩みました。
テーマが深刻であることはもちろんなのですが、それ以上に、ある人たちが、
僕自身へ

「先入観」

を持ってしまうことを恐れるからです。

今日、保健所へあることを提案に行ってみました。

僕たちの住む県では、年間400名超の方が、毎年この問題で命を閉じています。
(H16年409 H17年416 H18年440 H19年427)

その内、1/4が、僕が今住んでいる地元。

その気持ちを、こころの内にとどめてしまっていることが、あなたの問題を、
より大きなものとしてしまいます。

言葉に出して、誰かに話してみるだけで、少しだけ、こころが軽くなりますよ

どんな悩みでも大丈夫です。一度、ご連絡くださいね。

つながるということ

2008-07-23 22:48:18 | のんきの日記
昔はこう思っていました。
「10人いたとしたら、10人全員に好かれる必要はない」

今はこう思っています。
「でも、10人全員に嫌われる必要はないよね」

昔はこう言っていました。
「自分でやります」

だけど、気づいたんです。苦手なことまで自分でする必要はないって。

松山市役所の前には、真っ赤な鳥居の、「八股神社」もしくは「お袖
大明神」「お榎(えのき)さん」などと呼ばれる、神社があります。

ここです

今はご高齢のため、現役を退かれましたが、ここの神社を立ち上げた、一人の
女性がいらっしゃいます。

この方に、こんなことを言われました。
「人のほどこしは受けなさい」

なぜか、フッと自分の中に落ちてきたのを覚えています。

考えてみるとこれからかも知れません。素直に人の助けを借りられる
ようになりました。

「変な事件が増えた」と感じるようになってから、どれくらいのときが
過ぎたでしょう。現在の日本には、人の力を借りることがあまり上手で
はない人が多すぎるのかもしれません。

苦手なこと、あまり得意ではないこと。よくあたりを見回してみると、
やりたがっている人がいることに気づきます。

今なら素直に言えます。
「お願いします」

今日は知人から依頼があり、ホームページの作成をしてくれる団体

を、知人の知り合いの方に紹介していました。

障がい者の就労支援事業を根幹とするNPOで、障がい者の皆さんが、将来
的に独り立ちできるよう、IT技術を教えている団体です。

金額面で折り合いがつかず、結局破談には終わったのですが、おかげで
また、一人、新しい人と知り合うことができました。

ヒトとヒトとがつながるということ。

本当はとても大切なことなんだと思います。