忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

「君がいたから」

2014-10-12 19:10:51 | 歩み続けること
さて。再開後、記事第一号です。


テーマは「君がいたから」

最初に種明かしをしておくと、このタイトルは「FIELD OF VIEW」というグループの曲の名前です。
過去に二度ほど、同じ曲を紹介したことがあります。

見えないもの、だからこそ・・・
あしあと・・・

どちらも、掲載している動画は・・・リンク切れになってますね。

ただ、それでもこの曲を聴くたびに、この曲の持つ歌詞の「意味」に、深く感じることがあるので、その事を少し記事にしたいと思います。


のんきが行っている活動の一つに、人の「いのち」に関わる活動があります。
いろいろと弊害があるので、活動名はオブラートに包んでおきます 
(ちなみに、「オブラート」って、「日本ではデンプンから作られる水に溶けやすい半透明の薄い膜のことを指す。薬品や菓子などを包み、そのまま体内に摂取することができる(Wikiより)」いう意味なのだそうですよ。)


まあ、この世の中には様々な事情があって、「自ら命を閉じたい」と考える人がいるわけです。
直接表現すると、「自殺をしたい」と考える人たちの事です。


こういった人たちの気持ちって、はっきり言ってそれを理解することはとても難しいんです。
たとえば、人から「死にたいんだけど」って相談されたとき、大体の人はびっくりして取り乱して、ついつい自分たちが持っている解決策を相手に提供しようとします。


だけど、「そんなこと、言われなくたってわかってる」んですよね。


こういった問題が表に出てきた。当然にして存在する問題なんだと多くの人が認識し始めたことは評価できると思います。

TVやラジオでも取り上げることが多くなっていますね。

で、最近よく耳にするようになったのが、「あなたもゲートキーパーになってみませんか?」って言葉。

内閣府が積極的に現在広めています。

のんきが住んでいる松山でも、「ゲートキーパー研修」なるものが時折開催されております。
たった1回の公演を聞きに行って、「ゲートキーパー手帳」なるものを受け取って、「今日からあなたもゲートキーパーです」と。


だけど・・・

「ゲートキーパー」って、そんなに簡単になれるものじゃありません。
間違った知識や思い込みで「ゲートキーパー」になったつもりになっていると、かえって希死念慮者を追い込んでしまう結果になりかねませんよ、と声を大きくして言いたいですね。


おっと・・・。話が脱線してしまいました。

改めて、「君がいたから」。

既に亡くなってこの世にいない、ZARDの坂井泉水さんの作詞です。


もちろん「希死念慮者」のことを思って作った歌詞ではないんでしょうけど、のんきは、きっと「死にたい」と思う人の気持ちってこんな感じなんじゃないかと、そう感じられてならないんですよね。

FIELD OF VIEW ~君がいたから~


抑えきれない想いや 人が泣いたり 悩んだりする事は 生きてる証拠だね

笑いたい奴らには 笑わせておけばいいさ

僕らは風に吹かれよう


感じ合えば すべてがわかる 言葉はなくても

何度もくじけそうになって ここまで 来たんだ

oh 今僕らの心はひとつになる

振り向けば いつも君がいたから



ドアを開けて中に入ろうとしても 入口が見つからなくて誰かを傷つけた・・・

そんな時 友達(ひと)が自分より偉く見えたよ

僕はちっぽけな存在(やつ)だった


まるで鳥になったみたいに自由にはばたくよ

何が正しい・・・何が間違っているのかなんて・・・

oh 大勢(なかま)の中に居ても孤独を感じていた・・・(でも)

目を閉じると そこに 君がいたから


輝く季節(とき)の中で夢は 藍く染まるだろう

失うものは何ひとつない

愛さえあれば

oh この世界に踊り続けるしかないのか・・・(でも)

心の中に君がいたから




坂井泉水さん・・・どんな思いや感覚でこの詩を作ったんでしょうね・・・。

「君」というとてもあいまいな存在が、この歌をこんなにも深くしてしまうんですね。


受け止め方も、感じ方もその人の経験や環境によって変化するものだとは思います。
相手の感覚を、受け止める側の感覚で決めつけてしまわない。そんな「感覚」が大切なのかもしれませんね。



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反貧困ネットワークえひめ Vol.2

2010-03-09 00:26:31 | 歩み続けること
キーワード第10弾でちょこっとご紹介しましたね。 第一回研修会「医療現場から見る
貧困」に顔を出してきた話。

まあ、少し気になる部分もあったので、予告どおり記事にしてみます。
反貧困ネットワークえひめVo.2。

のんきは自殺対策のための活動に参加しているので、どうしてもその視点から見てしまう、
という部分もあるのかもしれません。

「貧困」と「医療現場」の2つのキーワードが出てくると、関連付けてしまうのが「精神科
医療と貧困」の問題。だから、最初テーマを耳にしたとき、そのイメージでのんきは考えて
いました。

というのも、つい最近、自殺対策関連の研修にも参加したばかりで、そこでちょうどそう
いった内容の話を耳にしたばかりだったからです。

少しそちらのお話もご紹介してみます。

反貧困ネットワークえひめで、立ち上げの中心となったグループとして、オープンハンドin
まつやまをご紹介しましたね。 オープンハンドさんは、愛媛大学の学生さんが中心と
なったグループで、路上生活者の支援を行っています。

のんきが参加した自殺対策の研修で耳にして、意外に思ったのは、この路上生活者のうち、
実に約7割の方が精神的に何らかの疾患をお持ちだと言うこと。

話してくださったのが、自殺予防総合対策センターのセンター長である竹島正さん。

さらに貧困に関わるグループの人たちが、貧困で悩む人たちの相談を受け、この貧困の悩み
を解決した瞬間に彼らが本来有する別の問題。「ギャンブル依存」や「アルコール依存」が
顕在化し、数ヵ月後に自殺した、と言う例が少なからずある、ということ。

竹島さんはこの話を、貧困に関わるグループの人と話し合いをしたときにこの問題を聞かさ
れた、とおっしゃってました。

のんきとしてもショックでしたよ。とくに二つ目の問題は。
貧困で苦しんでいる間はお金がありませんから、ギャンブルもアルコールも出来ませんが、
問題が解決した瞬間に手元に自由になるお金が出来、結果的に自殺してしまった、と言うこ
となのですから。

だから、こういった問題が当然話し合われるんだろう、と思って参加したんです。

確かに、一番初めにお話をされた方は、実はのんきの直接の知り合いで、信頼もしている方
で、のんきが期待していたような講演を行ってくださいました。

続いて、国民健康保険の周知状況、利用状況に関して行われたアンケート調査結果。

そして、最後にお話をされたのが岡山県から招待された講師の方で、話の内容は貧困で苦し
む方のために設立された「シェルター」のお話でした。

住む家を失い、食べるものもない。そういった方が臨時的に居住できるスペース=シェル
ターです。設立したのが現地の医療機関で、実際に貧困で苦しむ方たちを目の当たりにした
からこそ、設立されたシェルターだったのでしょう。

つまり、この研修会が開かれた目的には、松山にもこういったシェルターを作ろう、と言う
ことを提案する意図があったわけです。

だけど、のんきは思います。

貧困=ホームレスというイメージが強すぎませんか?と。

ホームレス支援をしている方の活動は、それはそれとしてのんきは尊敬しています。とくに
松山では、社会人でなく、学生さんが中心となって行っている活動なんですから。

だけど、ホームレスの方は目に見えやすいからサポートしやすいんだと思うんです。
しかし、ホームレスの方は=出口なんです。

のんきたちの活動で言えば、自殺=出口です。現在自殺対策の問題を学んでいる人たちの多
くは、こう考えています。「自殺をする人が生まれないようにするにはどうしたらよいか」
と。

そして、自殺を考える人の大半がうつ病を発症していることから、「うつ病対策をすればよ
いだろう」と考えました。ですが、やがて気づきます。「国民がうつ病にならないようにす
るためにはどうすればいいんだろう」と。

実は、貧困の問題とは、この、「国民がうつ病にならないようにするためにはどうすればい
いんだろう」という、そのソリューション、その手がかりとなる問題のひとつなんです。

のんきが何を言いたいか、お解りでしょうか。

貧困の問題に取り組むのであれば、「ホームレスを産まないようにするにはどうすればよい
だろう」と考えるべきではないか、と思うのです。ホームレスになる方の多くが貧困が原因
だから、「生活保護を受けさせる」ことが良い。

というのは、実はものすごく短絡的な発想だと思うんです。いや、それも大切なことだとは
思うのですが・・・。自殺問題で考えると、「うつ病対策をすればよい」と同じ程度の発想
だということです。

いや、シェルターの問題もすごく良いことをしているな、と思ったんですよ、実際。だけ
ど、それだったら「テーマが違うんじゃない?」という違和感をのんきは覚えた、と言うこ
とです。

一番最初にお話をされた方。とある心療内科の職員さんですが、この方のお話が最も今回の
テーマに即していたと思うんです。前記した、ホームレスになる方の大部分が精神的に何ら
かの疾患を有している、という問題につながりますよね。その方たちにどのようなケアを行
えばよいか、こちらの方が、特に「医療現場から見る貧困」に即していると思いませんか?

で、のんきはその方に回答をいただくつもりで、こんな質問をしてみました。

「貧困で悩む方の多くは、何らかのトラブルが原因で精神的な疾患を発症し、これが原因で
就労に就けない状態にある。そういった方たちの多くが生活保護を受けられる状態にまでは
まだなっておらず、かといって収入を得られるような状態にもなく、非常に困っている。そ
こで、お伺いしたいのだが、『精神障害年金』は、どの程度の障害にまで支給されるのか」

と。ところが、残念ながら…その職員さん、帰ってたんです。

変わりに、参加者の内から、ある作業所の代表をされている方から、「うつ病でも年金は支
給される」と言う回答をいただきました。で、実はのんきは用意していたんですよ、この質
問。そして、この回答がされることを期待していたんです。テーマは「医療現場から見る貧
困」だから、当然医療現場の方が多く参加しているだろう、と考えていたんです。

で、言いたかったのは、「なぜ医者がもっとその情報を患者に公開しないんだ」というこ
と。

実際そうなんです。わざわざ保護を受けるような手配をせずとも、ある程度の状況であれ
ば、この障害者年金で充分社会復帰できる方も多いんです。

だけど、医者からこれを教えてもらえないため、苦しみ続けている人も多いんです。
だから、本当は参加している医療機関の人にこの質問を聞いていただいて、何らかのリアク
ションを取っていただきたかったんです。

なのに・・・実際に研修会に来ていたのは、その職員さんが勤める心療内科以外には、もう
一つの医療機関だけ。のんきの狙いは、それじゃ意味がないんです。

で、恐らくのんきのこの質問は会の進行上、期待された質問ではなかったんでしょう。

司会者が、早くのんきの質問を終わらせようと、そういった類のレスポンスを行うんです。
「その質問はそれでご理解いただけましたでしょうか」と。

いや、そんな程度で終わらせてたまりますか、っていうんです。もっと活発に、みんなで意
見を言い合いませんか、って。

愛媛県下のある地域では、と、ある大手の精神科医院がその地域全体の精神科医療の覇権を
握っていて、その医院で嫌われたらその地域ではまともな医療が受けられなくなる話、とか、
そういった悩みをお持ちの方が他の地域でまともな医療を受けられるようにする方法はない
のか、とか、幾つか爆弾を落としてみました。

これに、前記した医療機関の方と、オープンハンドの代表の一人でもあり、愛媛大学の先生
でもある某先生が、きちんとご返答くださいました。

「確かに患者さんの中に、生活保護は受けられないけど、生活に困窮している人がいること
は事実です」

「ネットワーク(連携)が必要だ。これからは医療機関との連携も考えていかないといけな
い」と。

けど、どうも司会の女性がのんきにとってはなんとなく受け付けません。
「それでは、それはこれから考えていく問題だ、ということでよろしいでしょうか」と。

う~ん・・・。まあ、そりゃそうなんだけどな・・・。
本来考えるべきはオレじゃない。実際に活動してるのはあんたたちだろう、と。それをなんだか人事みたいに・・・。

で、後はのんきの質問の補足をするような質問が1つと岡山からの講師の方への質問が1つ。
で、その後が「他に質問はありますか。ないようでしたらこれで終わります」。

う~ん・・・違うんじゃないかなぁ。折角の研修会なんですから、もっといろんな人に意見
を出してもらって、先につなげていけるような会議にするべきなんじゃないかな~。
多分、もっと色んな意見をいいたい人もいたんじゃないかと思うんです。

まあ、所詮のんきは部外者ですから。


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ちょっとまじめな話

2009-11-11 10:27:37 | 歩み続けること
最近、のんきが関わる団体で、ちょっとした資料を作成する機会があったので、
ちょっとこのブログでもシェアしてみたいと思います。


まあまあ重たいテーマなんで、苦手な人は読み飛ばしてください
これは、H20年と21年の自殺者数の推移です。もともとはのんきの暮らしている愛
媛県の資料を作るために作成した資料なんで、データ的には県内のデータの方が多
いのですが、ここでは全国データからお話してみたいと思います。

別のサイトに同様の投稿を行ったので、そこから抜粋してみます。
**************************************************************
自死を考える方の大部分は「無職者」です。有職者の2倍近くに上ります。自死者の
大部分が「健康問題」を原因として自死を選んでいます。全体の1/2程度です。デー
タとしては現れませんが、おそらく健康問題の大部分が「うつ病」です。

昨年10月は、3000名を超える方が自死により命を閉じました。これはリーマン不況
による経済問題が原因であると思われます。
ですが、11月(2539名)、12月(2513名)と、その数は急速に減少しました。

今年3月に、その数は再度3000名を超えます。4月も同様の傾向が続き、やや収束す
るものの、この傾向は5月まで続きます。確かに例年に比べるとその数は(100名程
度)多いものの、3月~5月に関しては、例年同じ傾向を示しています。

男性の自死者の数は、女性の3倍近くに上ります。
ですが、電話相談機関などを利用する方の多く(9割がた)は女性です。そしてその
内容の多くは、「機能不全家族」で育った方の相談です。多くの方が、躁鬱を初め
とする、様々な精神疾患を発症しています。

パートナーからのDVで悩む方もいらっしゃいますが、その方の多くはやはり子ど
ものころにDVの家庭で育った方が多いことも事実です。

毎年3月に自死者の数が増えるのはなぜでしょう。自死者の2/3近くが無職者である
ことを考えると、3月に無職者の数が急速に増えるからだ、と考えるのが妥当である
ように思います。ですが、自死者の半数近くが健康問題でなくなるわけですから、
その方の多くが健康問題でなくなるということでしょうか。私は経済的な問題が原
因であると思います。

自死者の大部分は都市部に住んでいます。H20年に、人口が一番少ない鳥取県で亡
くなった方は212名ですが、人口の一番多い東京で亡くなった方は3047名です。

ですが、これを10万人当たりに換算すると、鳥取県では32名の方が、東京では24名
の方が亡くなっている計算になります。
***************************************************************
ここまでが抜粋です。
微妙にのんきの意見を加えてはいますが、データ的にはなるべく無機的なものにな
るようにしてみました。

男性の自死者の方が女性より圧倒的に多いのに、どこかに相談するのは女性の方が
多いんですよね…。実際、亡くなる前に誰かに相談している方は全体の3割程度。
7割近くの方は誰にも相談せずに亡くなるのだそうです。

単純計算すると、32000名の自死者の内、24000名の方が男性、8000名の方が女性。
同じく32000名の内、誰かに相談して亡くなる方が96000名、誰にも相談せずに亡く
なる方が22400名。

比較は単純にできないと思うのですが、なんとなく双方の数字がリンクしているよ
うに思うんですよね…。

「相談したくらいで何も変わるわけがない」と思っているのが男性。
「それでも誰かに話を聞いてほしい」と思うのが女性、っていうことでしょうか。

うつ病・・・。うつに至るには至るなりの理由があるんですよね。

文中にもあるんですが、「機能不全家族」の問題。これって多分ネックです。
完全な家族っていうのも稀かもしれませんが…。なんにせよ、「コミュニケーショ
ン能力のの欠落」ってやつが今の社会構造問題の本質だと思うんです。

・・・いろんな意味で。困ったときに、誰かに「助けてくれ」といえることが出来れ
ば、少し現状は変化するように思うんですが。

まあ、なんにせよ、難しい問題です。


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反貧困ネットワークえひめ

2009-10-31 10:14:09 | 歩み続けること
去る26日(月)。松山でも、オープンハンドinまつやま、たちばなの会の皆さんが
中心となって、この反貧困ネットワークえひめの立ち上げが行われました。

「反貧困ネットワーク」。

今回、民主党でも、内閣参与として、この反貧困ネットワークの湯浅誠代表が採用
されましたね。

ちなみにオープンハンドさんはホームレス支援のグループ。たちばなの会はクレ
ジット・サラ金問題の解決に当たるグループ。

んで、のんきが参加している、自殺問題に対して取り組んでいく団体としても、こ
の反貧困ネットワークえひめに団体として関わっていこう、という総意で今回この
立ち上げのイベントへ参加してきました。
************************************************************
ソリューション
ただ。どうものんきが感じた感覚としては、「生活保護を受けること」が目的と
なってしまっているように感じてしまいました。

それは、病気が原因であったり、家族の背景が原因にあったり、高齢が原因であっ
たりして、とても働こうとしても働けない現状にある家庭があることは確かに現実
でしょう。

ところが、最近生活保護を受ける世代が激増した原因。140万人ということです
が…。

焦点が当てられるようになったのは、昨年末の「派遣村」の問題があります。

これは、昨年9月のリーマンの破綻が大きな影響を及ぼしているわけですが。

つまり、派遣会社と製造業社との契約で派遣会社から製造業社へ派遣されていた派
遣社員が、輸出業の低迷により、生産量を激減せざるをえなくなったため、派遣会
社へ契約の打ち切りを伝えた、ということ。

派遣の問題は別記事でお伝えすることとして、つまり「働ける」のに雇用先がなく
なったため、働けなくなった人が増えたということです。

これ以前の問題とは、明らかにその様相が変化していると思うのですが、TV報道
などを見ていても、以前の問題と現在の問題を同列に考えているように感じられて
なりません。

ま、正確には以前の問題に加えて、別要素が乗っかってしまったということではあ
るのですが・・・。

つまり、のんきが何を言いたいかというと、「保護を受けた後のフォローが明らか
に欠落していませんか」ということ。

「自分が関わることで保護を受けさせることができた」

自慢げに話すのですが、のんきは違和感を覚えました。大切なのは保護を受けさせ
ることではなく、社会復帰させることではありませんか、ということ。

保護を受けさせることは、そのための緊急措置にすぎないと思うんです。

だって、やっぱり保護は、本来前記したように、病気で働こうにも働けない人、ま
た高齢者であったり、家族の事情で働くことが非常に難しい状況にある人たちのも
のだと思うから。
**********************************************************
システム
また、こういった社会問題に取り組むグループって、ジェンダーフリーともつなが
る人も多いと思うのです。過剰なジェンダーフリーは、やっぱり「離婚率の増加」
にもつながっていくと思います。

核家族化を後押しし、また無責任に婚姻を選ぶ人を増やし、「やっぱりやめた」で
は・・・。結果、離婚率の増加、母子家庭の増加、家計の逼迫につながり、保護を
受ける家庭を増やすことにもつながってしまいます。

現在、法案の提出が言われている「夫婦別姓」「成人年齢の引き下げ」はこれらの
問題をより深刻にしていく要素を多分に含んでいると思います。

この間の参議院での国会質問で、林芳正さんが、民主党は社会主義的である、との
発言を行っていましたが、のんきは正しくその通りだと思います。

・・・って、だめですね、どうしても政治に結びつけちゃいます

保護って、一律じゃないとだめなんでしょうかね…。例えば金額が少ない代わりに
自動車を所有できたり、全額受けられるのは一定期間で、日数を経過したら半額に
減額されるシステムとか、臨時で数か月分だけ支給されるシステムとか・・・。

たとえば減額された保護を受けながら仕事をできたり。

また、貧困問題に取り組むグループが、対極にある企業のグループと連携して就職
先を斡旋できるようなシステム作りを行ったりとか。

ま~、外野からいうだけだったら誰でもできるって話かもしれませんが


ってことで、今日はこんなお話でした。


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満を持して!!

2008-09-14 22:23:11 | 歩み続けること
前々からご紹介していました通り、今日は松山市中心にあります、高島屋
の前、坊ちゃん広場という場所で、「自殺防止週間に因んだイベントを開催
しました。

皆さんが必死にティッシュペーパーを配る後ろで、のんきはマイクパフォ
ーマンス。テレビ局や新聞社も沢山取材に来てくれていました。

家に帰ってから、NHKでその放映を見たのですが、結構大きく取り上げて
くれていて、しかも、・・・のんきは映っていませんでした

声はのんきの声を使ってくれていたんですけどね。
僕たちの活動の場合は、電話で相談活動を行うので、出来れば声と顔は一致
しないほうが良いわけです。きっと、そこへの配慮をしてくれたんですね。

最近、よく「誰でも良かった」なんて理由で簡単に人を殺してしまうような
事件をよく見かけます。色々と意見はあると思うのですが、彼らがそういう
行為に走ってしまう理由は、「(本人にとって)自分の存在に気付いてもら
えない」という気持ち。それだと思うのです。

「こっちを見て!!」その気持ちの裏返しが、彼らの取った行為だと思えて
なりません。

底に流れる、根本的な理由は、自ら命を絶つ人たちと、よく似た部分がある
ように感じるのです。

その人が、その存在に気付いてもらえないと感じるということ。
ひょっとしたら、誰か一人、その人に関心を示してくれる人がいたら、少し
だけ、何かが変わるのかもしれません。

簡単なようだけど、それが一番難しいんですよね・・・。

「今は自殺防止週間なんだな・・・」

せめてそれだけでも、心に留め置いてくださいね。



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お知らせ

2008-09-10 23:59:58 | 歩み続けること
間に合うかなぁ・・・

今日(9月10日)は、世界自殺予防デーです。

また、これに合わせて、日本では、今日から1週間(~9月16日)まで、
自殺予防週間となっています。

少しだけ、死を考えるほど辛い悩みを持つ人たちがいるってことに、
関心を持っていただけると、ありがたいです。



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自死遺族のつどい

2008-09-06 17:29:54 | 歩み続けること
今日は夜が遅くなりそうなので、こんな時間に・・・

いつもなら、内容全体のイメージをタイトルとして選択するのですが、
今日は少し具体的に。

僕が参加している松山自殺防止センターでは、電話相談活動以外
に、毎月第1土曜日、午後1時半より、「自死遺族のつどい」という
ものを開催しています。

僕が参加している活動なので、実際、自殺問題に対して関心の薄い
方もいらっしゃるでしょうが、どうしてもこういう話題が出てしまう
ことをお許しください。

死に対する思いを持っている人たちにとって、それは突然にやってき
ます。

子どものころに、親から充分な愛情を受けることが出来ずに、人の愛
し方が解らないまま、大人になった人・・・。
その「こころ」に、自分の存在する理由すら見出せなくなるほどの傷
を負ってしまった人・・・。
ある特定の人間関係の中にだけ押し込められ、その中で自分自身の存
在理由を否定され、自分自身でも否定できなくなってしまった人・・・。

彼らが生きることを諦めてしまうとき、たとえ僕たちでも、その人たち
が置かれている環境を全く考慮せず、ただその気持ちを否定する、なん
て無責任なことはできません。

ですが、結果的に彼らが「死」を選んでしまった後、そこには、残さ
れた「遺族」が存在する場合があります。遺族にとってみても、やは
りそれは突然やってきます。

・・・何の準備もできないままに。

その気持ちを、誰かにぶつけることが出来る人、言葉にして、外に出す
ことが出来た人はまだ楽かもしれません。

ですが、殊、自殺問題に関しては、未だ世間からタブー視されている、
つまり偏見の目があるということもあり、これを外に出せず、長い間、
じっと自分自身の中に溜め込んでしまう人がたくさんいらっしゃいます。

同じような悩みを持ち、外に出せない思いで苦しんでいる人同士で、
お互いの悩みをシェアしあうこと。これだけで、案外気持ちが楽に
なるようです。

探してみると、皆さんの地元にもあるかもしれません

松山自殺防止センターの情報は、現在UP中らしく、まだ載って
いません。近々掲載予定です。

次回は10月4日(土)、午後13:30潤オの予定です。
勇気を出して第一歩。少しだけ、何かが変わるかもしれませんよ。



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誰のものでもなく・・・

2008-08-25 11:56:32 | 歩み続けること
人は生きていると、時々不安になります。

いろいろなことがうまくいっている間は良いのですが、
流れが止まったり、急にうまくいかなくなったりすると、
突然自分はもうだめなんじゃないか、と考えたりします。

子どものころから、自分の生き方を否定され、考えることを
妨げられてしまうと、人の愛し方さえわからなくなってしま
います。

頑張ろうとすればするほど、何を頑張ってよいのかわからなく
なって、急に無気力になったりします。

今まで恵まれていたのに、突然生き方を否定する人に巡り合
ってしまうと、まるで自分の人生そのものが否定されたよう
な気になってしまいます。

そして・・・やっぱり一人ぼっちは淋しい・・・。

本当はいるんです。力を貸してくれる人が。少しだけ、人に力を
借りる勇気さえあれば。
****************************************************
9月10日は世界自殺予防デーです。
この時期に合わせて、日本では、9月10日から一週間が、「自殺
予防週間」として制定されました。

松山自殺防止センターでも、9月14日、松山市湊町5丁目、高島屋
前坊ちゃん広場にて、この自殺予防週間に因んだイベントを開催し
ます。

今まで自殺問題に関心がなかった人も、ぜひこの機会に、少しだけ、
関心を持ってみませんか?

生きていくために。

2008-08-20 01:07:01 | 歩み続けること
今日は、記事として著したいことが、3つほどあるのですが、
それぞれがテーマ性としてイメージが異なるので、記事を分けて
著したいと思います。

人が人らしく生きていくために、どうしても必要なものがあります。
少し露骨なようですが、それはやはりお金です。

「お金なんかなくても生きていけるよ」という方もいらっしゃるで
しょうが、それでも最低限のお金は必要です。
水や空気と同じように、特にこの日本で生きていく為には、どうして
も必要なものです。

実際にそれがないために命を絶たなければならなくなる人もいるの
ですから・・・。

今日は、僕が参加している、「難病患者と家族の会」団体の代表をし
ている人に誘われて、「反貧困全国2008キャラバンin松山」という
イベントに参加していました。

このイベントを主催していたのが、「オープンハンドまつやま」という
路上生活者を支援する為の団体。

スクランブルにもこの団体のメンバーがいるので、存在そのものは
知っていたのですが、改めてその活動を目の当たりにして、そのかっ
こよさに痺れました。

何より、発起人が愛媛大学の学生であり、運営そのものを学生が
中心となって行っているということ。そしてその規模の大きさ。
とてもかっこよいと感じました。

かっこよさを感じたのはもう1点あります。オープンハンドまつやま
中心となって活動していながら、これに巻き込まれている団体が弁護
士会、司法書士会を初め、借金で悩む人々を支援する団体他、とても
様々な団体がこのイベントに関わっているという事実。

講演をされた方が話していましたが、「同質は和、異質は積になる」
という言葉を体言しているような、そんな印象を受けました。

「横のつながり」。僕も普段から考え続けていることです。全く異なる
活動を行っている複数の団体が、立体的な形を作り上げていくこと。
これからの日本に必要な要素だと思います。

ここでテーマとされていたのが、「サラ金・ヤミ金問題からみる日本の
貧困」。本当に今のこの国では、借金を苦に命を絶つ必要は全くないん
だな、ということを感じさせられました。
どこに相談すればよいのか、ということさえ知っていれば。

松山には、「たちばなの会(リンクは全国のクレジット・サラ金相談窓口
です)」という団体があります。
もし借金で苦しまれている方がいらっしゃいましたら。こちらか、
若しくはお近くの「法テラス」への相談がお勧めです。

相談料のことを気にする必要はないようですよ。