忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

第4回 のんきのメンタルクリニック (*´∀`*)

2010-10-28 23:27:22 | こころの問題
戯れに初めて見た、のんきのメンタルクリニック。とりあえず、この第4回が最終回です。

よければ、第1回から順番に見てみてくださいね。

第1回 のんきのメンタルクリニック (*´∀`*)
第2回 のんきのメンタルクリニック (*´∀`*)
第3回 のんきのメンタルクリニック(*´∀`*)

第1回が、「こころの問題と経済問題の類似点」
第2回が、「感情のブレイクダウン」と「『対象』からみる腹を立てない方法」
第3回が、「『感情』からみる腹を立てない方法」
となっています。

最終回となる今回は、「思考」から見る「腹を立てない方法」がテーマです。

「対象」からみると、この対象そのものを「ブレイクダウン」すること。問題を分析することで腹を立てずに済むことができるとお伝えしました。
「感情」からみると、「無意識」を意識的に行うこと。このことによって、無意識に沸き起こってくる怒りの感情に気づくことができる、とお伝えしました。

それでは、最後。「思考」からみると、一体どのような方法を用いれば腹を立てずに済むことができるのでしょう。

では、少しさかのぼって、そもそも「腹を立てる」ことは悪いことなのかどうか。
第2回でお伝えしましたね。「この選択肢は自分にとってメリットがないばかりか、却って双方の感情を傷つけあってしまい、逆にデメリットしかない、そんな選択肢と言える」と。

ですが、第3回でこのようにもお伝えしました。

「実は、『感情』って、人間の根源から沸き起こる、意識的にとめることができない、無意識の感覚のことを言うのです。
つまり、人間が『腹を立てる』という感覚を持つことをとめることは、すなわち『不可能』だということになります。」

と。そして、「感情が、『無意識』のうちに沸き起こらないようにすればよい」と。だけど、本当はそこまでできる人って、「悟り」のレベルまで達した人だとのんきは思うのです。
そう。「沸き起こってくる」ことは仕方がないのです。本当に大切なのは、自分の中に起こる「怒り」の感情に、より早い段階で気づくこと。

そして、本当に問題なのは、怒りの感情が沸き起こっていることに気づかず、これを継続していることにあるのです。
中には、怒りの感情が沸き起こっていることに気づいていながら、腹を立て続けている人もいます。

そう。「思考」の側面からみる「腹を立てない方法」とは、怒りの感情に気づいた時点で、「自らの意思」で腹を立てるのをやめることなのです。

実は、よくも悪くも、また無意識であるか意識的であるかは兎も角として、「腹が立つ」ということは、結局自ら「腹を立てる」ということを決めていることになるのです。

人はパニックになると、自分の考え方を整理して判断することができなくなり、ごちゃごちゃになって、冷静な判断を行うことができなくなってしまいます。

パニックから自らを解き放つもっとも楽な方法は、これを言葉に出して誰かに伝えること。言葉にしている段階で、自らその音を聞いていますから、言葉にすることで、自ら気づいて
いない、意外な事実に気づくこともよくあります。

何より、「言葉にする」ということは、自らの考え方を整理している、ということに他なりません。とくに、これを自分以外の第三者(第二者=腹を立てる対象ではありません)に伝える
ということは、おのずと「わかりやすく」伝えようとしますから、問題ごとを、きちんと自分の頭で考えて整理しようとします。


さて。この、「思考」からみる「腹を立てない方法」。
実は段階が3段階あります。

第1段階は、怒りの感情に気づいた時点で腹を立てることを、「自らの意思」でやめる。
ですが、どんな冷静な人間でも、100%これを行うことは実際不可能でしょう。

そこで、第2段階として自分の考え方を第三者に伝えることで、「自ら考え方を整理する」。
「対象」は客観的にみることができますから、自らの意思で「ブレイクダウン」することはそれほど難しいことではありません。ところが、我が事となると、そう簡単にはいきません。
だからこそ、「言葉に出す」ことが必要なのです。

ですが、言葉にしたからと言って、これが簡単に整理できるか、というと、これにもやはり限界があるのです。
そこで、第3段階として、「第三者に自らの考えを整理してもらう」。

この、第3段階の役割を担う人がいわゆる「カウンセラー」に相当します。必ずしもカウンセラーである必要はないのですが、のんきも、この第3段階に相当する活動を行っています。
この、「第三者」の役割を行える人間の資質は、「のんきのメンタルクリニック」で登場した、「感情のブレイクダウン」「対象のブレイクダウン」「無意識の意識化」を、自らに対して
ある程度のレベルまで行えることが条件だとのんきは思います。

この資質を持った人が、「第三者」の役割を担うと、自らが有していない「無意識」や「対象」、「感情」に頻繁に向き合うこととなります。第三者役を頻繁に担っていると、やがて
「自ら」を「対象」としたブレイクダウンが、自らに対して行えるようになります。

つまり、自分の考え方を自分自身で整理整頓することができるようになるのです。
いわゆる「自己洞察」というやつですね。


とはいえ。やはり「第三者」にいてもらうことは、そうはいってもとても楽になれます。やっぱり第三者に対いて自分自身の問題を開示すると、不意に忘れていたことを思い出したり、
自ら気づいていないことに気づくことができたり・・・。感情の整理をするうえでは、本当に役にたちます。

今回は、「怒り」の感情についてお話をしてみましたが、これらのことは、「怒り」だけでなく、「悲しみ」や「苦しみ」など、さまざまなネガティブな感情に対して応用できるはずです。
ぜひ、感情が迷路に迷い込んだときは、この方法をおためしあれ。

































まあ、黙ってじっと話を聞いてくれる人がいることが条件になるんだけどね。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね。 (ぎりす)
2010-10-29 06:33:48
普通の人の場合、のんきさんの
方法でいいかもしれませんね(*゜▽゜)ノ
しかし、鬱病の人に関しては
やはり、プロのセラピストが
必要でしょう。
毎回ネガティブな感情がぐるぐる
と回っているので、何回も、
根気よく、付き合わないといけません。
普通の人だと、又、同じ不安を言っている、
と、さじを投げてしまうでしょう。
のんきさんの今回のブログは普通の人へ
の対象ですので、ちょっと重症の方の
話しになってしまって申し訳ありません。
のんきさんのしている自殺防止の
ボランティアは、セラピストと
似ていると思いますが、それで
沢山の鬱病の患者が救われるといいですね(*^^*)
しかし、薬が必要ですから、やはり、愛媛に
きちんとした薬を出してくれるお医者さん
(人によっては古い薬をブレンドして
効く方もいらっしゃいます。ssriやsnri は
副作用が顕著なので、そこであきらめてしまう
患者も少なくありません。
私も、そのブレンドで飲んでいます
が、松山の医者では出来なかった
劇的な変化があり、今は到って
元気です。(パートに出るほどは
無理なんですが(T_T))
愛媛の心療内科、精神科のレベルが
上がる事を、のぞんでいます。
ところで、のんきさんが、精神科
セカンドオピニオンの先生は
ssriやsnriのお薬を出す事だけしか
できないので(安定剤しか出さない
医者よりましですが)お勧めできません。
この先生の治し方の文章を私の
先生に見せたところ
「何、偉そうな事言ってるんだ」と
一蹴されました。(^▽^;)
返信する
ぎりすさま (のんき)
2010-10-29 10:42:24
うつ病って、精神が崩壊していく一連の流れにお
けるプロセスなんじゃないか、とのんきは考えて
います。

実際に、脳内のホルモンの分泌のバランスが崩れ
るほどの強い衝撃って、よほど衝撃的な出来事に
向かい合うか、もしくは断続的に、継続してスト
レスを受け続けるか、そのどちらかだと思いま
す。

のんきたちが大切だと考えているのは、その
「うつ」を発症するまでの段階。
・・・そうですね。では、のんきなりのその
「うつ」の捕らえ方を記事にしてみましょう。

次回はその内容で。

ちなみに、味酒の笠先生は現在膠原病が原因で
左目の視力を失い、目下療養中です。

ご自身のお仕事以上に、ボランティアでセカン
ドオピニオンの掲示板を運営し、また要望があ
れば都合を付けてでも訪問診療を行うような、
そんな先生でしたよ。

精神的な疾患をお持ちの方々ですから、当然病
院まで出てくることができない人もいます。
また、自身が「精神的な疾患ではない」と思い
込んで診療に出てこようとしない患者さんもい
ます。

医師によっては、直接本人に会うことをせず、
症状を聞いただけで病名を診断し、勝手に薬を
処方する医師もいます。

たとえ県外であっても、ご自身が直接訪問し、
診療する。そんな先生でした。

相方の精神保健福祉士の方とお話をする機械が
よくあるのですが、そのことが彼の身体を痛め
つけたのだ、とおっしゃっていました。

彼はうつに関しては専門ではないのだと思いま
すが、今でも味酒で診療される方の多くが笠先
生が復活することを信じて、今でも代理の先生
の受診をし続けています。
返信する
統合失調症 (そうですね)
2010-10-31 09:56:57
先生は、私の症状は無理だったんだと
思います。鬱はSSRI,SNRIを処方しただけでは
無理な患者さんがいます。
ですが、先生のホームページでは
SSRI,SNRIを処方していれば
鬱は治る、と書いてあります。
その事を多くの患者さんが信じて
しまうと思うので、その点で
千葉のお医者さんは、それは違う
とおっしゃったのだと思います。
先生の得意な分野はどちらかと
いえば、統合失調症だと思います。

右目の病気になられて大変ですね。
ご多幸をお祈りします。
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