ミクロのんき法案

もちろん＾＾のんき法案の続きです。

本当の民主主義でお話した、大切にすべき「地域」のお話です。

のんきたちの地元では、10月に「秋祭り」があるのですが、これはのんきたちの地
元、愛媛県中予地方（松山市、松前町、伊予市、東温市）を構成する「町」単位で、
それぞれの土地神様をお祭りする神社に奉納されてあるお神輿を担いで、地域を練
り歩くお祭りなのですが、市議さんが主張していたのは、そういった最小単位での
「地域」を大切にしようと、いうことでした。

一聞すると、「ああ、なるほど。確かに…」と思ってしまうような話です。
最近の子どもたちは、地元に愛着心を持たず、地元の文化を大切にしようとしな
い。だから今こそ・・・というような…。

だけど、この考え方には大きな欠点があります。

金曜日。。。でちょっとだけ示しましたね。のんきの両親は、実は熊本県の出身です。

のんきが生まれる前、父の仕事の都合で、両親は松山にやってきました。のんきと
のんきの姉は、その松山で誕生しました。

小学校に上がった時、例えば海外にホームステイをする、だとか、何か学校単位で
「選ばれた児童」のみが参加できるようなイベントごとがあったとき、条件として
付いてきたものがありました。こういったイベントに立候補できるのは、その地域
に「15年以上」在住している家庭の子どもだったんです。

当然、のんきには最初っから参加する権利すらなかったわけです。

地域を大切にする、と言いますが、じゃあ、その地域に馴染めない子どもはどうす
ればいいの？　っていうことが、完全に忘れ去られちゃっているわけです。

のんきが考える地域とは、そんなせせこましい、小さすぎる地域ではなく、松山市
だったら松山市。それくらい大きなリージョンの話です。

そんな閉鎖的な、限定的な地域にとらわれていたのでは、価値観も狭められ、ちっ
ぽけな子どもが出来上がってしまいます。地域をもっと大きな単位で捉え、小学校
の頃から、他の地域との交流を重視し、自分達の地域にはない価値観や考え方を交
え、お互いの考え方を発展させあう。そうしてこそ初めてお互いの地域の価値も深
まるのでは、とそう思うのです。

まず松山市としてどのような方向性でやっていくのか。その上で各地域ありきだと
思うわけです。のんき法案の内容とはまるっきり逆行するような内容ですが、そうです。

「市町村」をまず一番大切にし、「市町村」主導の政治を国が行うこと。これこそ
が今の日本の不況や政治不安から脱却する最良の方法だと思うんです。

政治は「市町村」が行う。ですが、走りすぎてもよろしくないですから、近隣の市
町村同士でお互いを監視しあい、行過ぎていないかどうかを「都道府県」という単
位で確認しあう。その上で各市町村が活動する上で必要不可欠な予算や法案を都道
府県の代表が「国会」という場所で勝ち取る。

どうでしょう。そんな日本って



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天に昇る龍

これは昨日のお話です

本当は昨日の記事にしようと思っていたのですが、ちょっとしんどくって、既に一つ
記事を投稿していたので、今日に譲って見ました

昨日は日曜日。土曜日に知人から見込みの話の紹介をいただいたので、今日はそのお
客さまにお会いする予定で、そのご紹介者さまのお仕事場へ顔を出しに行きました。

当初のお話では、そのお客さまもそこへ来ている予定だとお伺いしていたのです
が、あいにく来ていないということで…　お会いすることが出来ずにその場
を後にしました。

で、たまたま、クラウドカフェのすぐ近くだったので、のんきは車を少しだけ移動して、
クラウドカフェに顔を出しました。

昨日はまるで冬が舞い戻ってきたかのように異常な寒さで、空もどんよりとうす
曇。カフェに入って少しホッとしましたね。１時間ちょっと時間をつぶした後、お
店の外に出ると、雨がぱらついた様子。空は雲ってはいるのですが、雲が一部割れ
て、そこから日差しが差し込んでいました。

「変な天気やな～」

思わずつぶやいたのんき。テクテクと車を停めている場所へ歩いていく途中、のん
きの目の前に、予想もしなかった光景が広がりました。


わかりますか。きっとこちらの方がわかりやすいですね。


そうです。まるで天に昇るかのようにして、地上から虹がスッと上空へ伸びていた
のです。（ちなみにこちらの記事で虹の秘密をちょっとだけご紹介しています）

この間は夢で虹をみたのんきですが、今度は現実に、しかも地上から空へ伸びる
虹を見ることが出来たのんき。前途洋々…だといいなぁ…。



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バイオテロ…？

色んな情報を見る機会があると、そんなことを考えてしまいます。

「え～そんなことやっちゃダメだよ～！！」

ひよこさん　のんきがやるわけじゃありません。今回の、メキシコのインフ
ルエンザ騒動です。なんか、そんなシナリオが既にあって、ばら撒かれたんじゃない
か、って。

のんきの妄想…基。想像では、多分このインフルエンザウイルスは、既に何年
も前から「開発」もしくは「培養」されていたのではないか、と思うんです。

何時からって、豚にそのウイルスが発見された、なんてことが話題になって、テレ
ビでその話題を頻繁に見るようになって、危機感が半分意図的に煽ってるのか、と
思しきほどに話題にされ始めたころ…もしくはその1年か2年前くらい。

出るぞ、出るぞと煽っておいて中々でない。で、狼少年みたいに、「なんだよ、出
る出る言ってぜんぜんでないじゃんか～」と、みんなが思い始めて、大したことな
いな～、なんてみんなが思い始めた頃に…、ポンっと。

80名以上もなくなったみたいでしょう？　あんな、降って湧いたかのようにウイル
スが登場するのも不自然ですし、大体、なんでいきなりメキシコなんだよ～って感じ
でしょう？

どんな研究がなされていたのかは知れませんが、余りに話が都合よく進みすぎなよ
うな気がして…。

「だれがそんなトンでもないことするんだよ～」
ひよこさん。そんなことはのんきにはわかりません。そもそも全てのんきの妄想で
すから。

でも、ない話じゃない、とも思うでしょう？　皆さんはどのように思われるでしょうか



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のんき法案

それでは、お約束どおりのんき法案です。

今の日本って、大枠に国が定める法律があって、国が地方の予算を決めて、その枠
内で地方政治が運営されているところってあるでしょう？

で、地方政治に関心のない国会議員たちが法律を決めて、「国」という大きな枠の
中で、一律にすべての法案を適用させてしまう…。だけど、勿論地域によって差が
あるし、必ずしも国が定めたものがすべての地域で有効に働くわけがない。

そこで、政治の流れとして、まずa.第1に、市町村単位で、「国」ではなく、地方に
必要な法（条例）案を定める。b.第２に、都道府県単位に、a.で決められた法案を
提出し、市町村単位の代表同士が話し合いをして、都道府県単位での政策を決定す
る。

c,都道府県は、b.で決定した政策に基づいて予算枠組みの編成を行い、先に現在の
地方財源枠内で実行可能な、優先順位の高い法案を条例として決定し、優先的に予
算を配分する。

で、都道府県の代表の役割は、c.の枠内では実行不可能な予算に関して国から新た
な予算枠を取得することと、さらに都道府県単位ではどうすることも出来ない問題
に対して、他の都道府県の代表と話し合い、国単位での法案として国会に提出する
こと。

国の役割は、都道府県から提出された予算の金額に基づいて、その総額国民に提示
し、現在の国家予算枠で足りるのか足りないのか。足りないのであれば、その不足
分をどこから補填するのか、などということを決めていくことと、都道府県の代表
の総会で決められた法案を再度検討し、法律として確定させること（後者では現在
の参議院的な役割ですよね）です。

最後に、国の代表の役割として、国際的に果たさなければならない役割を果たして
いくということ。

そして、参議院は廃止し、代わりに都道府県の代表の総会を現在の衆議院と同じポ
ジション（上院）に据え、現在の衆議院を現在の参議院と同じポジション（下院）
とする。

こうすれば国民は政治をより身近に感じ、国に対して文句ばっかり言って政治には
参加しようとしない、無責任なことはしなくなると思いますし、国自体の権力、権
能が弱められるわけですから、国会が本来の「公僕」としての役割を果たしていく
ようになると思うのですが…。

いかがでしょう。こののんき法案は

これは一応、マクロ的のんき法案なので、次はミクロのんき法案といきましょうか



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事件・・・

少し時間が遅くなって、頭が回転しないので、のんき法案は先送りにします^^

で、代わりに…というわけではないのですが、いろんな方がブログの記事として挙
げられている、ＳＭＡＰの草なぎさんのことです。

のんきも朝、Ｙａｈｏｏニュースを見てとても驚きました。ビックリです。

よく、「好きな芸能人はだれか」と問われて、のんきはあまり芸能界には詳しくな
いのですが、その候補の一人として挙げられるのはやはり彼であったからです。

きっと、そう思われる方は多いと思うんですよね。明るくて、朗らかで、だけどど
こか不器用で、何となく親近感を覚えてしまう…。そんな人だと思うんです。

例えば、彼が麻薬をやっている、とか誰かを殴って傷つけた、とか、そんなことで
あれば確かに彼は責められる対象となるのでしょうが、泥酔して、酩酊して、全裸
で奇声を上げていた…。

年齢なんかを鑑みると、お世辞にもほめられた行為ではないかもしれませんが、鳩
山総務大臣にあんなことを言われる筋合いのあるものでもないような気がします。

多分暫くは表舞台から遠ざかってしまうのでしょうが、のんきとしては早く復活し
てもらいたい。そう心から願っています。



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本当の民主政治

う～む。ひょっとすると過去にほぼ同一のテーマを取り扱っているような気もする
のですが…

多分大丈夫

今日、のんきはまた、クラウドカフェで師匠にあっていました。話せば話すほど、師匠の
すごさにビックリですね。日本の治安機関のトップにけられた情報を、アメリカの
某機関にキャッチされていて、ネット上のやり取りがその機関に監視されているの
だとか…ゾゾゾゾゾ～。

少し話はそれるのですが、2年ほど前のことでしょうか。のんきはある松山市の市
議さんと松山の政治のあり方について、熱く議論を交わしたことがあります。

のんきはブログで、時々現在の日本の政治のあり方を批判（※goo辞書によります
と、批判とは、「物事の可否に検討を加え、評価・判定すること」であり、本来
無機的で、ネガティブな意味合いではないことにご注意ください）することがあり
ますが、もしただいっぺん通りに批判するだけであれば、何の対案も出さず、ただ
「自民党の政策はおかしい」とばかり言っている民主党と変わりませんよね。

実は、のんきはのんきなりに政策運営に対する案を持っていて、政治論議を交わす
時は、よくその案を持ち出します。

問題は、おそらく今の日本の政治が、国民主導型ではなく、似非民主主義であるこ
とに原因があるんです。

では、どのような政治がよいのか…。それは、政治をより直接民主主義に近づける
ことに他ならないと思うのです。

「え～無理だよ～　そんなの～。だって国民は1億2千万人以上もい
るんだよ～」


ひよこさん。そうでもないですよ。実現が可能かどうかは結局政治家たちが判断す
ることなので、事実上は無理、といってもいいかもしれませんが…。

実は、そのヒントは図らずものんきの批判の矢面に立つこともあるアメリカの政治
にあるんです。

これは着目点の違いですよね。

つまり、国民が良くしたいのは、「国の政治」なのか、それとも「地方の政治」な
のかってこと。おそらく、これは後者であると思うのです。皆さんはどうでしょう

つまり、国が地域に政権移譲すれば日本の政治はよくなるんじゃないか、ってこ
と。言いすぎでしょうか。ちと長くなりそうなので、この「のんき法案」の詳細は
次回の記事に譲ることとしましょう。

で、その市議さんに、そういう話をしたとき、その市議さんも、「地域を大切にす
ることが大切だ」とは言っていたんです。だけど、のんきの考え方とはちょっと違
ってたんですよね…。

では、どんな風に違っていたのか。これもまた、次回の記事に譲ることとします。

で、かなり端折りましたが、さすが師匠ですね。実は師匠もこののんき法案と同じ
ようなことを考えていたわけです。

お互いに熱く語り合い、とても充実した議論を尽くしてカフェを後にしました。

さて。次回の記事のタイトルは「のんき法案」お楽しみに～



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指導と接客

さてさて。規制緩和でちょっとだけ話題にしたことがありますね

のんきの地元には、牛丼屋さんの大手として、吉野家、すき家、なか卯がその勢い
を伸ばしています。

そんな中でも、のんきはなか卯が好きです。吉野家は・・・何だか昔に比べると味が落
ちた気がします。

で、マナーの話。一年ほど前になりますが、仕事が終わった後、のんきは牛丼を食
べようと思って、とある吉野家に入りました。

ところが…。何時まで待っても店員が出てきません。それどころか、のんきの後に
入ってきたお客のところに先に接客に行って、のんきのところには来ないんです。
要は気付かれてなかっただけなんですけどね

まあ、それだけならない話ではないかも知れません。だけどのんきが気になったの
は、のんきの接客は無視して、奥でおそらくその時間帯のリーダーの人だと思うん
ですが、他の店員を叱っているんです。

いや、叱るくらいの実力があるんならのんきが座っていることくらい気付いたら～

そうですね。恐らく、そんなリーダーの人がいるから、５分も待っていてお客さん
がきていることにすら気付かないようなことが起こるんですよ、きっと。
結局のんきはそこで牛丼を食べることはなく、店を後にしました。勿論、それから
二度とその吉野家には行っていません。

・・・で、なぜこんなことを書こうと思ったかというと…。

実は、最近のんきが良く通る道沿いで、しかものんきの家のすぐ近くになか卯がで
きたんです。のんきはと～ってもうれしかったんです。

今日は２回目。なか卯に行きました。券売機があって、そこで最初メニューを選ぶ
ことになっているんですが、…ないんです。表の看板に書かれている、「牛丼＆冷
やし小担担うどん」が。で、注文する時に店員さんに聞きます。

「牛丼＆冷やし小担担うどんが食べたいんですが、券売機にメニューがないのです
が」

誤解のないように言っておきますが、その店員さんは、確かに低姿勢で、誠実な対
応をされていたとは思っているんです。ですが・・・

「別々に注文していただければ、値段は変わらないと思うんですが」
・・・違いますね。本来なら、まずは、「申し訳ありません」から始まると思うんで
す。しかも、本来メニューに書かれてあるものが選べなかったわけですから、

「申し訳ありません。ご注文はこちらでうかがいますから」
などとおっしゃるのが普通だと思うんですよね…。

いや、それもそれだけだったら何も思わなかったと思うんです。ですが…。

吉野家の件と同じなんです。その人が、奥で従業員を叱っているんです。お客さま
スペースと調理スペースに境はないわけですから、当然その様子は筒抜けです。

せっかくおいしくメニューをいただいているのに、

「何時になったらわかるんぞ!!」とか、弱冠その人の人格を傷つけるような言い方
までしていました。幻滅です。何かメニューの味までおいしくなくなったような気
がしました。

大きな勘違いなんですよね。上司だからって偉いわけじゃないんです。お客さまの
ことが見えてない上司なんて、上司としての資格はないと思いますね。

なか卯は好きだから、多分また行くとは思うんです…。だけど、次からは食べ物の
味に、別の味わいがプラスされてしまいそうで、ちょっとショックでしたね。大好
きなお店だけに・・・



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厚み

２日も更新を怠ると…さすがに閲覧数なんかがへっちゃいますね
用事とか、頼まれごととかで、中々更新に時間が避けませなんだ

で、一昨日の話。もともとはMacky&Hiroからのお誘いで参加したのですが、とある異業種
交流会へ顔を出していました。

場所は、一兆。

「写真は～」
ごめんなさい、ひよこさん。また忘れました食べたりお話したりするのに夢中で。
海鮮料理を使った創作料理が中心で、味もなかなかおいしかったですな。
のんきはグルメではないので、気の利いた説明のしかたは出来ませんが

しかし、のんきも考えてみれば、いろんな人の後押しもあり、随分顔が広がったも
のだと思います。数年前までののんきからは考えられませんでしたからな。

斜に構えたところもあり、世間知らずで、何でも人任せ。愚痴と不平不満のオンパ
レード。そりゃ当然声を掛けてくれる人も多くはありませんな。

あとはこれが売り上げにつながってくるのを待つのみ！！
「待ってたんじゃいかんよ～」
ひよこさん。確かにその通りですね。もっと積極的にとりにゆかねば～

それでは。今から風呂に入って、出勤しま～す。



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なぜなに－１×（－１）＝＋１

カタカナで書こうと思ったのですが、全く同じタイトルを別の記事に使っていたの
で、こんな表現にしてみました。

（－１）×（－１）がどうして＋１になるのか。
実は、のんきは先週の金曜日、こんな宿題を与えられました。

勿論。犯人は素心居の少年です

実際、のんきも同じ命題に対して疑問を持ったことがあって、立ち読みをしている
時に証明式を見た記憶があるのですが、かなり読み飛ばしたので、空で記せ、なん
て言われてものんきにはわかりません。

で、のんきは早速紀伊国屋書店に行ってのんきが見た（つもりの）書籍を探しに、
コーナーへ行ってみました。早速見つかります。

「数の理論―マイナス×マイナスはなぜプラスになるのか」

開いてみてみました。ですが、余りに複雑すぎて、のんき自身に理解できません
し、ということは＝まだ中学３年になったばかりの彼に理解できるわけがありませ
ん。ということでこの証明方法は却下。

そこで、コーナーを変えて、数学関連の書籍のみがおかれているコーナーへ移動し
ました。

数と量の出会い 数学入門 (大人のための数学 1) 志賀 浩二 紀伊國屋書店 このアイテムの詳細を見る

さすが～と、のんきは自分で自分をほめてみました。発見しました。
この本に、証明の仕方がとてもわかりやすく載っていたのです。

－１×０＝０
－１×（１－１）＝０
－１×{１＋（－１）}＝０
－１×１＋（－１）×（－1）＝０
－１＋（－１）×（－１）＝０
（－１）×（－１）＝＋１

どうでしょう。わかりやすいでしょう？

結構、このマイナス×マイナスがプラスになるっていう考え方って、子どもたち
がつまずきやすい命題らしいんです。何故って、どうしてそうなるかが理解できな
いから。

のんきは、上記の証明方法を、展開の仕方とか、移項の仕方とかを必死で説明しな
がら、とにかく理解してもらいました。で、次に

「移項って何なん。どうしてそうなるん」

これは意外と簡単ですね。

a＋ｂ＝２
a＋ｂ－２＝２－２
a＋ｂ－２＝０

「両辺から同じ数を引いたらイコールになるのはわかるよね」
なんて言って、必死にのんきに抗おうとする彼を言いくるめました。で、漸く理解
してもらったあと、

「じゃあ、マイナスって何なん。本当は存在せんのやろ」
そうです。その通りです。マイナスは自然界には存在しません。

マイナスは、０という基準を人間（正確にはインド人）が考え出したために生まれ
た発想です。水が凍りつく温度を０℃と決めてしまった以上、それ以下の温度はマ
イナスで言い表すより他、方法がないんです。

ってなことを必死に説明して、彼を説得しました。そうなんです。彼は頭が良すぎ
るんです。だから、一つ一つの事象に裏づけとなる理由を求めてしまい、このこと
が結果的に彼が基本を理解することができない理由となっているんです。

教師職の皆さま。ぜひ彼のような生徒から逃げ出さず、きちんと正面から向かい
合ってみてください。って…生徒はたくさんいますからねぇ。彼のようなタイプの
生徒一人だけに時間を費やすわけにはいかないってのもあるんでしょうね。



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お買い物

のんきの収入のほとんどは、実は食費と交際費にほとんど消え去ります。

そのためにお金は置いておきたいので、実は、のんきは余りお買い物をしません。
買うものといえば、コンビニでパンを買ったり、エクレアを買ったり、おむすびを
買ったり、はちみつ黒酢を買ったり…。ほとんど食べ物ばかり…

だけど…、そうですね。1年も履き続けていると、靴もぼろぼろになっちゃいます。
ベルトにいたっては、３年近くも同じベルトを使いっぱなし。ワイシャツなんかは
６年とか、７年とか着続けているものまであります。

で、この間漸く重い腰を上げて、革靴を買いなおしました。実際、前回履いていた
ヤツは、擦り切れて、靴底にも穴があきかけて、かなりみすぼらしかったので、早
く買いなおしたい、と思っていましたから。

で、一昨日のこと。ベルトがかなり悲惨な状態になってしまい、辛うじて切れては
いないものの、切れるのも時間の問題のような状態になってしまいました。

そこで、のんきはついに重い腰を上げて、洋服の青山へ向かいました。

誰が接客に来るかな～と思いつつおもむろに店内をうろついてみたのですが、近づ
いてきたのは一人の若い店員。

「ベルトはどこですか」

彼は、とても低姿勢で、のんきをベルトのところまで案内してれました。で、色々
な価格帯のベルトがあることを教えてくれます。で、のんきは

「値段によって、持ちがいいとか悪いとかあるんですか？」
と、わかりきったことを聞いてみました。

「はい。それは、やっぱり価格が高いほうが持ちはいいですね」
「そうだよね。ある程度は出したほうがいいよね…」
すると、彼はスッとこんな台詞を口にします。

「でしたらお客さま、こんな提案があるんですが」

彼が提案したのは、5250円までの商品であれば、ベルト、ワイシャツ、ネクタイ3点
で10500円で買える、というキャンペーンの紹介でした。

「そうやね。今日はワイシャツも買おうと思っていたから、利用させてもらおうか
な」
実際、予算で15000円は使おうと思っていましたから。

「のんきは肩が華奢なので、ワイシャツを買うと、いつもダラッとなってだらしな
く見えてしまうんだけど…」
すると、すばやく彼は、

「大丈夫です。お任せください」
彼自身も体格が同じような体格なので、と、彼は自信を持って商品を提案してくれ
ました。

「後は色やね」
パーソナルカラー診断で、のんきは春色が似合う、と診断してもらったので、前々
からそういう色合いの服をそろえたい、と思っていました。

で、その旨を伝えると、彼はピンクのラインが入ったシャツを提案してくれまし
た。

「ピンクか～。まあ、いろんな人からピンクを試してみたら、とは言われてるんだ
けどね～。苦手なんだよな・・・」
「いえ、お似合いですよ」

そして、暫く色んなシャツを一緒に見て回ったのですが、売れてしまったようなも
のも多い、とのことで、中々のんきがぴんと来るような色合いが見つかりません。

ですが、彼は必死にシャツを探してくれ、彼のお勧めを強く推してくれました。

「じゃあ、せっかく勧めてもらったから、店員さんのお勧めのものにしようか」
苦手だったピンクですが、のんきはついにピンク色のシャツを買うことに決めまし
た。もう一色、ホワイトですが、襟元と袖口の裏地に同じくピンクのラインが入っ
たシャツを勧めてもらい、その２つのシャツに似合ったネクタイも提案してもらっ
て、のんきはお買い物を済ませました。

購入した後、店の外まで荷物を持って出てくれました。で、彼がふとのんきに話し
てくれたのが、

「実は僕はまだ新入社員で、まだスーツの１着も売ったことがないんですよ」

だけど、のんきの印象は真逆です。びしびしと彼の誠意がのんきに伝わってきたん
ですよね。新入社員とは思いませんでした。

「もっと勉強して、今度はスーツもお買い上げいただけるように頑張ります」

のんきは心の中で思いました。勉強なんていらない。彼のその誠意で充分。お金が
溜まったら、今度は彼からスーツを買おう、と。

…だけど、多いんです。彼のように、人間性で商品を勧めてくれる、そんな社員さ
んが、会社に切られるケースって。

のんきが次スーツを買いに来るそのときまで、彼が社員さんとして生き残っていて
くれることを心から願います。



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