さてさて。 シリーズ「雲」。
「冷たい空」と「暖かい空」の続きです。
そう。「雲」をシリーズにしている理由は、実は最終的に調べたい「雲」が存在するからなのですが、その前にそもそも「雲」ってなんだろうってことを勉強させてもらってます。
流れとして、「雲が出来るための条件」 雲の正体 飛行機雲の中に・・・ 上昇する気流 これをこの3つの記事で調べてみました。
雲が発生するためには、「大気中に雲が十分な水分があること」「大気が過冷却状態にあること」「飽和状態にある大気中の水分が付着するための『核』が存在すること」 が必要であることを記しましたね。
続きまして、「雲の種類」。雲が出来る条件はわかった。だけど大気の状態によって雲の形が変わるよね、と。では、その「雲の形」はどんな条件によって決まるの? っていうお話です。
そんな「雲」の種類の一つ、「層状雲」のでき方についてを「冷たい空」と「暖かい空」の記事の中でご説明しました。
今回のタイトルは「雲の種類~層状雲~」
同じ「層状雲」でも、条件や形によって呼び方が変わりますよ、っていうお話です。 「層状雲」の呼び名は、主にその層状雲がどれくらいの高度で発生するのか、ということでその呼び名が変わるようです。
分類 | 定義・条件 | 通称・特徴 | ||
層状雲 | 上層雲 | 巻雲 | 高度6000m以上、温度-25℃以下 | すじ雲(以前は「絹雲」と称した。) |
巻積雲 | うろこ雲 、さば雲 | |||
巻層雲 | うす雲、太陽や月の暈の原因 | |||
中層雲 | 高積雲 | 高度2000~6000m | ひつじ雲 | |
高層雲 | おぼろ雲 | |||
乱層雲 | 地面付近~高度6000m | 雨雲、連続した雨や雪を伴う。 | ||
下層雲 | 層積雲 | 高度500~2000m 温度-5℃以上 | かさばり雲 くもり雲(団塊状の雲) | |
層雲 | 地面付近~高度2000m | きり雲(灰色~薄墨色の雲) 霧雨の主原因。 |
htmlタグにチャレンジしてみました。
引用元は例によってWikiです。
表を見るとわかるように、「層状雲」の名称は、雲の発生する高さによって分けられています。特に「上層雲」の場合は、その温度も決まってるんですね・・・
だけどこれ。 実は「発生する高さ」であると同時に、「発生する順番」もほぼ上から順番に並んでいます。
せっかくなので、Wikiから画像を引っ張ってきてみます。 こちらが「巻雲(けんうん)」。
Wikiによれば、「対流圏」の上部に発生するのだそうですよ。
面白そうなので、こっちも表にしてみます。
宇宙空間 | ||
外気圏(800 - 約10,000) | ||
熱圏 (50 - 80) | 電離層(50 - 500) | |
中間圏 (50 - 80) | ||
成層圏 (11 - 50) | オゾン層(10 - 50) | |
対流圏 (0 - 11) | ||
自由大気 (1 - 11) | ||
境界層 (0 - 1) |
途中に書いてある、「対流圏」の一番上の方に出来ますよ、ってことですね。 「対流圏」の中に大気はあるわけですから、大気の一番上の方に出来る雲、ってことです。
このあたりにある水分は、全て氷の結晶=氷晶からできているんですって。 「巻雲」は氷の粒の大きさがまだ小さいので雲もまだ薄いんだそうです。
「雲」とはいえ、そこに含まれている成分はやっぱり氷。重力に引っ張られて、やっぱり落下するんだそうです。 高度が低くなるにつれ、温度も高くなってくるので、少しずつ氷は溶けてゆくのですが、その溶けていく水分が「核子」となって、雲が刷毛で空を掻いたような模様になるのだそうですよ。
この氷晶の量が多くなると、雲は「巻雲」から「巻積雲」へと発達します。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c6/Enjugahama_sea_and_sky_961104_Img383.jpg/800px-Enjugahama_sea_and_sky_961104_Img383.jpg)
巻積雲です。
Wikiによれば、『温暖前線や熱帯低気圧が接近してくるとき最初にあらわれるのが巻雲である』とあります。「巻雲」から「巻積雲」に発達するわけですから、巻積雲が現れるということは、天気が下り坂に向かっていますよ、ということ。
この「巻積雲」によく似た雲に、「高積雲」という雲があります。
Wikiにも『温暖前線や熱帯低気圧の接近時には、巻雲の次に現れるため、順番にこの2つの雲がみられると天気の悪化が近づいていると言える』とあります。
「巻積雲」とは、「うろこ雲」とか「いわし雲」などと呼ばれており、秋の風物詩なんですね。
この「巻積雲」によく似た雲に、「高積雲」という雲があります。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4f/Altocumulus1.jpg)
高積雲です。
そのままWikiから引用しますが、巻積雲と高積雲の違いは、
・雲のできる高さ(巻積雲の方が高い所にできる)
・一つ一つの雲の大きさ(巻積雲の方が小さい。おおむね、天空上での見かけの大きさ(視角度)が1度より小さいものを巻積雲とする)
・雲の薄さ、光の透過具合(巻積雲の方が薄く、太陽の光が透けるので、影ができない)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
巻積雲が氷晶で構成されているのに対して、高積雲は水滴である場合も多いのだそうです。
お話が少し長くなりましたので、続きは次回記事に譲りたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](http://www.dw-f.jp/teotsunago07_image.jpg)
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