忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

狙われる「日本」!! 後編

2010-03-31 13:15:25 | のんき的経済問題
難しい記事が続くと、コメントしづらかったりするみたいなんで、なるべく軽い記事もつくろ
う、とは思っているのですが・・・

何しろ今ののんきは経済問題に取り付かれています。
いや~しかし、のんきが経済問題に関心を持つようになるとは…。いやはや。ありゃりゃ。

ってなことで、狙われる「日本」!! 前編の続きです。

一応、前回の要点をまとめておきます。

・日本の家計の資産の合計は1400兆円あり、アメリカに次ぐ世界第二位だが、このうち最も
流動性の高い「現金」の預金額は803兆円で、アメリカを200兆円近く引き離す、ダントツの
世界一である。

・アメリカの純対外債務債務(多分、債務から債権を差し引いた金額だと思います)は306
兆円であり(2007年次。ロイター記事参照)、同債権を200兆も有する日本とは雲泥の差
である。

・しかし、アメリカドルは世界の基軸通貨であり、アメリカの中央銀行であるFRBはアメ
リカドルを発行し、国債を買い取る権限を有しているので、アメリカドルの信用をコント
ロールすることができる。

・しかし、日本と同じような供給過多の状態にはなく、国債の増刷はインフレを起こすリス
クを秘めている。

・イギリスの通貨はポンドであり、日米同様に国債を買い取る能力を有する中央銀行があ
る。

・しかし、イギリスでは既に国債が札割れ(同一年度内に売り切れない状態)を起こしてお
り、中央銀行が政府から直接国債を買い取らなければならない状態に陥っている。

とまあ、こんなところでしょうか。恐らく、イギリスでは国民が銀行に預けている現金の総
額が、国が単年度に発行する国債の総額を上回っているか、それに近い状態にまで既にきて
いる、と言うことなのだと思います。

ここまでが前回のおさらい。テーマは『狙われる「日本」!!』でしたね。

前回の記事の中で、「イギリスを除くヨーロッパ各国が受けた今回のサブプライムショック
によるダメージは実際のところ、かなり深刻な問題」だったのではないか、とお伝えしまし
たね

賢明な方はもう既にお気づきかもしれません。では、「イギリス」とその他のヨーロッパ各
国はどこがどう違うのか。

答えは1つ。「ユーロに加盟しているかいないか」です。ねぇ。未だに加盟していなかった
んですね、イギリスは。

確かに札割れこそ起こしているかも知れません。しかし、それでもイギリス国内に、同国の
国債を買い取れる能力を持った「中央銀行(イングランド銀行)」があるだけまし、なんで
す。

前回の日記で、アメリカのサブプライムローンなどに関する商品を最も多く有していたのは
ヨーロッパ各国だとお伝えしました。このうち、最も多くの金融化商品を有していたのがイ
ギリス。

ですが、実は日本も総額では上位(イギリス、ベルギー、ルクセンブルク、アイルランドに
次ぐ第5位)にランクインします(サブプライムローン商品)。しかし、これを国民一人当
たりに換算すると、日本では一人頭32000円程度。この金額が多いのか少ないのか。

上位に含まれる国々の人口を考えてみると、これらの国々が抱える問題の深刻さは、それぞ
れに違った側面を持っていることが分かります。

イギリス:6100万人,ベルギー:1000万人,ルクセンブルク:48万人,アイルランド・4500万人,そして日本が12700万人。

このうち、イギリスはカリブ諸島にイギリス領国家を有しており、この地域が保有する金融
化商品の金額は、何とイギリス本国の2倍以上に上ります。半端じゃないですよね。

また、このうち、最も国民の人口の少ないルクセンブルクの証券化商品の購入額を国民一人
当たりに換算してみると、何と12万8000ドル。日本円に換算して1164万円

日本が国民一人頭32000円ほどですから、その異常さが見て取れますよね。

ルクセンブルクのGDPが495億ドル。購入金額の総額は何と600億ドル。たかが証券化商品
の購入額が国家当たりのGDPを上回ってしまっているんです。

ちなみにその原資に充てられたのは、日本を初めとする金利の低い国々から借りた「借金」。

ルクセンブルクの借金をGDP比に換算すると、何と1976%。(当然それらは全
て「外債」であり、相手は外国の国です。日本が国民を対象に発行している国債とは分けが
違います。)この間破綻したアイスランドが506%ですから、その規模の異常さが思い知ら
れます。

ちなみに続いてアイルランド(876%)、前記したアイスランド(506%)、イギリス(402%)、
ベルギー(321%)、オランダ(309%)、スイス(290%)、フランス(179%)、ドイツ
(148%)、ノルウェー(123%)、と続きます。ちなみに日本は42%。アメリカ(96%)、
カナダ(54%)についで、主要国中では最も対外借金の少ない国、ということになります。

ちなみにこれらのデータは三橋さんが「ジパング再来」に記されている2008年IMFデータ
を参考にしています。とってもためになるから読んでみてね~。

で、これらの主にヨーロッパの各国。

イギリスには中央銀行があります。ですが、それ以外の欧州国の財布の紐を握っているのは
「欧州中央銀行」。どんなに国内の経済が大変な状態になったとしても、一国では国債を回
収する能力すらないんです。

つまり、イギリス以外のヨーロッパ国でGDPを上回るような国債を発行したとしても、国
内経済にこの国債を買い取る能力を持った金融機関が存在しなければ、必ず国債は札割れを
起こします。つまり、政策のために必要な資金を収集することが、事実上不可能になるので
す。

今、本当に危ないのは日本なんかじゃありません。間違いなくヨーロッパ地方です。

だいぶ収束に向かったかとは思いますが、最近、何だか無茶苦茶酷かったですよね。「日本
たたき」。トヨタリコール問題、クロマグロ問題、イルカ漁問題etc・・・。

日本には純然たる資産。現金で803兆円もの資産が埋もれています。米英が保有しているよ
うな、価格の変動が激しい、時として紙くず化してしまう恐れすらある「証券」などという
危うい価値のあるものではない、「現金」。

先述したように、今回のサブプライムショックを発端とする金融危機の中、最も最小の被害
で済ますことのできた日本って、本当にすごいと思うんです。世界各国では、次々と銀行が
倒産していますが、リーマンショック以降で倒産した日本の銀行は1社たりとも存在しませ
ん。

実際に政府の売った手が早かったということは言えると思います。

ですが、本当に日本の経済を守ったのは、日本の「神様」じゃないかと思うんです。

「そんなことしたら罰が当たるよ」
「たたりがあるかもしれんけん、そんなとこ行かれん」
「お金は大切にせなあかんよ」
「お金を踏んだりせられん」

どれもこれも、古来日本の風習を踏襲してきた「神道」の考え方に基づくものです。

日本人って、信仰がない、信仰がない、って言われるでしょう?
だけど、決してそんなことないと思うんです。

「支払う」「市場」無償の価値

この3つの記事に、なぜお金を「支払う」と言うのか。そんなことがかかれてあります。
日本を守ったのは、そんな日本人のお金に対する「価値観」。

3月16日の記事で、こんなことをのんきは記しました。

小泉=竹中路線が巨額の郵政資金を海外に流出させようとしていたこと。これに尽き
ると思います。現在の国民の家計の総資産が1400兆円。当事の郵政資金が400兆ですから、
彼らがしようとしていたことが、どれほどに恐ろしいことだったかが分かります。


日本経済の被害が最小で済んだのも、国内に純然たる資産が1400兆円存在するからこそ可能
だった話です。もし、ユダヤのハイエナたちにこの400兆円が渡っていたら、と思うと…。
ぞっとします。

まあ、どちらにせよ株式の公開は2011年であったわけですから、リーマンによる禍災は防げ
ていたかも知れませんが。

そして、これからも連中は手を替え、品を替え、様々な方法で日本の市場を狙ってくるで
しょう。そのときに、いかにして毅然とした「ブレない」対応を日本が国外に対して示して
いくのか。それが大切になると思います。

日本の国の首相だと言い張っている人がこんなことを言っていますよね。

東アジア共同体構想

将来的には通貨の統合まで考えているんだそうです。

もうわかりますよね。今日の記事を読んでくださった方々には、この人の考え方がいかに危
険であるか。

日本には日本の国として、諸外国に対してブレないスタンスが必要なんです。
アメリカがどう、とか、中韓がどう、とかではなく、日本が日本と言う国としてどうあるべ
きなのか。そのことが今、本当に問われているのではないか、と思います。


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今年の春って何か変。

2010-03-30 16:53:31 | のんきワールド
カテゴリーをどこにしようか迷ったんですが、「 のんきワールド」にしてみます。

今年の春って何か変。「三寒四温」って言葉もあるけど、寒い日が続く日数が多いし、その
寒さが半端じゃない。

昨日の関東地方では雪まで降っていたようで・・・
「地球温暖化」はどこへ行った~って感じです。

この間、こんなニュースを見かけました。

チリ大地震で地軸にズレ

記事が消えてしまうと悲しいので、主要な部分をコピペしておきます。
 2010年2月27日にチリで大地震が発生した。そのすさまじい破壊力によって地球の軸が移動し、
1日の長さが短くなった可能性があるとNASAが発表した。
今回の地震マグニチュードは、アメリカ地質調査所(USGS)の発表によると観測史上5番目
の規模となる8.8だった。この地震によって地球の自転速度が早まり、1日が”100万分の
1.26秒”短縮したという。カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所の地球物理学者
リチャード・グロス氏が最新のコンピューター・モデルで算出した数値である。

なお、2004年12月に発生したマグニチュード9のスマトラ沖地震では、同じモデルで1日が
100万分の6.8秒短くなったと確認されたという。


ちなみに、こんなことも書かれてありました。

またグロス氏によると、チリ大地震による地球の形状軸のずれはおよそ8センチだという。
形状軸とは、地球の不均一な質量分布でバランスをとる際に、その中心となる仮想線を指
す。地球は南北を結ぶ軸を中心に自転しているが、形状軸はその軸から約10メートルずれて
いる。


難しくて意味不明ですね。 この記事、3月3日にyahooニュースで掲載された、ナシ
ョナルジオグラフィックというところのニュースです。

簡単に言うと、2010年2月27日にチリで発生した大地震の影響で、1日の
長さが100万分の 1.26秒ほど短くなった
可能性がある、ということとみたいです。

で、北極点と南極点を結んだ軸は、地球の回転軸から10メートルほどずれているのだそうで
すが、約8センチほど回転軸にその軸が近づいたのだ、と言うことらしいです。

で、その分地球の形状が若干スマートになり、回転のスピードが速まった、と。

たかが100万分の1.26秒ですが、軸のずれで言うと、約8センチも動いたみたい
なのです。
軸のずれは8センチですが・・・、地球の赤道面の直径は1.275万km(地軸
面で1.271万㎞)
もあります。ちなみに赤道面での地球の外周が4万㎞にもなりますから…。

半径を赤道面、地軸面共に約0.64万㎞と考えて、北極点、南極点から赤道までの距離を考え
ると、約0.9万キロ(9000㎞)。軸のずれは約8㎝で、赤道までの距離の112500分の1になります・

つまり、極地方から最も離れた地域にこの軸(形状軸)の及ぼす影響は、軸その
もののずれの
実に11万2千倍の影響を及ぼすと考えられるわけです。

で、最初に戻ります。

今年の春って何か変だと思いませんか。

まあ、所詮は素人の浅はかな考え。きっとこんなことを昔の中国の人は、「杞憂」と呼んだ
のでしょうね。

※杞憂
〔周代、杞の国の人が、天が落ちて来はしまいかと心配したという「列子(天瑞)」の故事
による〕あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。


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狙われる「日本」!! 前編

2010-03-29 09:35:28 | のんき的経済問題
矛盾する経済政策の続きです。

実は、全く同じタイトルを23日の記事で用いていたのですが、内容が追いつかなかったので、タイ
トルを変更し、改めて本日、このタイトルで記事を作ってみたいと思います。

ひめぶろぐさんでも掲載してもらってるんですが、・・・
変更前のタイトルのままになってるので、修正してもらえたりしたら嬉しかったりします。

日本と「インフレーション」の文末で用いた表現から引用しています。

改めまして、
「インフレ」と「デフレ」
日本と「インフレーション」
偉大なる国民 偉大なる日本銀行
矛盾する経済政策

の四つの記事の中で述べてきたことを、整理してみます。

・日本の国債の95%以上は日本国内で流通している。

・日本は借金大国だといわれているが、日本国の債務は=日本国民の債権である。

・日本の対外債務は300兆円あるが、同時に日本は500兆円の対外債権を保有している(債権
の額は世界最多である)。

・日本の経済はは外需に依存しているといわれるが、日本の「純輸出率(総輸出額《=
15%》から総輸入額を差し引いたもの)」は4%を上回ったことがない(2008年にいたって
は0.14%である)。つまり、日本のGDPの殆どは内需から生み出されたものである。

・日本国民の家計にストックされているマネーの総額は1400兆ある。
※参考 <金融資産>家計残高、株価回復で増加 10~12月期(3/23 毎日新聞)
 日銀が23日発表した09年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、12月末
の家計の金融資産残高は前年末比2.5%増の1456兆3740億円だった。残高が増え
たのは、年末ベースでは3年ぶり、四半期ベースでは9四半期ぶり。金融危機直後の株価急
落が響き、減少が続いていたが、昨年から株価が回復し増加に転じた。

 項目別では、現金・預金が前年末比1.5%増の803兆5149億円となり、比較可能
な97年末以降で過去最高を更新した。消費者の節約志向が残高を押し上げた。株式は1
6.2%増の96兆6933億円、投資信託は10.8%増の53兆435億円。

このうち、現金・預金金額のストックは世界最多である。

・日本は供給過多にあり、本来有している供給能力はGDP(需要総額)を35~45兆円も上
回っている。(デフレギャップ)

・日本の造幣局=日本銀行は日本銀行券を増刷して国債を買い取る能力を有している。

・以上の理由から、日本の国債は国際的に見て世界最低金利で運用されており、これは日本
の国債は非常にリスクの少ない証券であることを意味している。

くらいでしょうか。若干上記記事には含めなかった内容も混ぜてますが。

で、今の日本が行うことは、国債を増刷してでも財布支出を増やし、GDPの総額を拡大す
ることである、と。(ただし、国債をするのであれば、これが確実に消費へ回されるような
支出である必要があります。そうではなく、また恒久的に支給されるようなものであれば、
やはり裏づけとなる財源を示す必要がある、とのんきは考えています。)

さて。タイトル名は「狙われる『日本』!!」
なぜ「狙われる」のか。そのヒントは上記項目中に記されていたりします。

現在の世界的な不況の発端ともなった「リーマンショック」。また「サブプライムローン」
問題。

これらの問題の、一体何が問題なのでしょう。


こちらは、三橋貴明さんが様々なところで示されているグラフです。

1400兆円という日本の家計の総額は全世界的に見るとアメリカに次ぐ第二位。しかし、現金
で保有しているマネーのストックは、圧倒的に日本が上。上記ニュース記事によれば、最新
のデータでは803兆円。アメリカの貯蓄を200兆円以上も引き離しています。

グラフの中で問題なのは、このうちアメリカで保有されている「家計・貯蓄」以外の部分。

アメリカには、「CDS」なる金融商品があるのだそうです。これは、「債権に掛ける保
険」のようなものらしいです。リーマンブラザーズの破綻により、様々な債権が債務不履行
にいたりましたが、AIGはこのリーマンブラザーズの債権に対する「CDS」を保有して
いたのだそうです。

アメリカの中央銀行は、リーマンに続く巨大金融機関の破綻を防ぐため、AIGに対して巨
額(1730億ドル)な資本注入を行いましたが、このうち1000億ドル近くの金額がゴールドマ
ンサックスを初めとする、リーマンのCDSを保有していた金融機関に横滑りしたのだそう
です。

ビックリです。あまりにえげつない話ですよね。

そもそもこのリーマンの破綻の直接的な原因となったのは「サブプライムローン」なのです
が、この不動産に関する金融商品を一番多く有していたのは主に「ヨーロッパ」。

実際のところ、今回のサブプライムショックによる一番の被害を受けたのはヨーロッパなん
ですって。

イギリスを除くヨーロッパ各国が受けた今回のサブプライムショックによるダメージは実際
のところ、かなり深刻な問題なのだとか。

例えば、「アメリカの経済は破綻しないのか」。
アメリカでは現在も不動産価格の下落が続いており、サブプライムショックが底を打つ見通
しすら立っていません。また、日本とは違って、対外債務の最も多い国でもあります。けれ
ども、実際のところ、アメリカの経済は「破綻しない」。

というのも、アメリカには禁断の「裏わざ」が存在するからです。アメリカの通貨であるア
メリカドルは世界の基軸通貨。そしてアメリカの中央銀行である「FRB」は、アメリカの
ドル紙幣を増刷する権限を有しています。

つまり、アメリカは米ドル流通圏全体から資金を調達することが出来ますし、また国債の金
利上昇を防ぐため、FRBによる全米ドル経済圏からの国債の買取という裏技が使えるので
す。恐ろしい話です。

ですが、アメリカは日本とは異なり、「供給過多」ではありませんから、インフレに対する
リスクは避けられないと思います。

イギリスもまた、国内に造幣局を有しており、アメリカや日本と同じ手法が使えます。ただ
し、イギリスの国債は既に札割れ(国債を発行しても売り切れない状況)を起こしており、
日米に比べるとその状況は「危機的」といえるのかもしれません。

さて。 では、なぜ「イギリスを除くヨーロッパ各国が受けた今回のサブプライムショ
ックによるダメージは実際のところ、かなり深刻な問題」なのか。

そして、なぜ「日本」は狙われるのか。次回記事に乞うご期待。


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三津の朝市

2010-03-28 09:21:05 | のんきの日記
太陽ってすごいよね。

だって、あんなに離れているのに、こんなにも暖かいんだもん。


「三津の朝市」
名前こそ、何度か耳にしたことはあったのですが、実際に行ってみるのは初めて。
金曜の晩にメールで Macky&Hiroから突然のお誘いを受けて、顔を出していました。


Macky&Hiroです。ご夫婦で高齢者施設や障害者施設の慰問ボランティア演奏を続けているお
二人です。

眠い目をこすりつつ、9時からのコンサートに間に合うように朝市へ出向きました。




みかんを売りに来たみかんちゃんです。


たまごを売りに来た鶏です。卵をうりにきた・・・









 にわとりです。




かわいらしいようで、意外とブラックなにわとりくんです。

何だかこのイベント、三津の町全体で始めた町おこしのためのイベントらしく、のんきが赴
いた港地域だけでなく、三津町全体でイベント行事が開催されていたようです。


こちらは、1000円のイベントチケットの購入に行列をつくる皆さん。

なんでも1000円チケットがあれば、三津の名物料理や商品を格安で購入したり、無料でも
らったりすることができるんだそうです。残念ながら、のんきたちは購入することが出来ま
せんでした。


行列の皆さんをあきさせないように、ということでしょうか。訪れていた「ちんどん屋さ
ん」。一番左側の人が、クラリネットで春の歌を演奏し、残りの皆さんが伴奏をするスタイ
ル。

途中、のんきたちのグループに、見知らぬ男の人と女の人が急に混じってきて、写真を撮影
されたので、「何者だ!?」と聞いてみると、何でも地元TV曲のアナウンサーのお二人
だったようで。だめですね、TV番組から離れていると、地元アナウンサーの顔すら分かり
ません。

安く購入することはできませんでしたが、のんきたちも折角だから食事を三津で摂ろうと、
地元の「三津浜焼き」屋さんを探すことにしました。


これが三津浜焼き。まあ、要はお好み焼きなんですが、「野菜の入っていない広島風お好み
焼き」っていうような感じでした。皮に粘りもあって、たまごのふわふわ感に外側のカラっ
と揚がった感じのそばと内側のぷちぷちしたそばの感じが、絶妙にマッチしたような、とっ
ても美味しい「三津浜焼き」。

のんきたちが食べたのは、みよし三津店。地元ではまあまあ有名な三津浜焼きのお店なんだ
そうです。

こちらのサイトでは三津浜焼きのお店がたくさん紹介されていますね。

のんきたちが食べていると、突然読売新聞社の記者さんが取材に。

図ったかのように表情がぶれてますね。 撮影返しです。

のんきたちの写真が、ひょっとすると新聞に載るかも、しれません。

記者さんの話では、このイベント自体が、この「三津浜焼き」を広めるためのイベントでも
あるんだそうです。へぇ~。

で、駐車場に戻ってみると、こんな光景が。


Mackyさんは車椅子です。ですから、基本車椅子駐車場を利用します。

この写真の意味、わかりますでしょうか。

車椅子への移乗のために設定されている斜線スペースへ、熊本ナンバーの車が駐車していま
す。そのため、ドアの開閉が出来ず、自動車を通路スペースまで下げて車へ移乗している光
景なんです。

ただ単純に「車椅子駐車スペース」っていうでしょう?

平気で車椅子駐車スペースに駐車する車椅子を利用しない方、っていますよね。
せめてこのブログを見てくださっている方だけにでもきちんとご理解いただきたいんです。
車椅子スペースをつぶしてしまう、っていうことの本当の問題点を。

のんきも何度か同じ体験をしたことがあります。車椅子の方を乗せていたとき、やはり車か
ら降りて車椅子へ乗り移る際、ドアが開閉できるスペース、っていうのが必要なんです。

でないと、写真にあるように通路スペースをつぶして、まるで悪いことをしているかのよう
な後ろめたい気持ちを覚えながら、移乗をしなければならなくなってしまいます。

のんきが体験したときは、「車椅子スペースに駐車しているあの車に文句を言ってくれ」と
いう表情をして通路を通ろうとしている車には待っていただきましたが。戻ってきた運転手
が、バツの悪そうな表情をして車を移動している光景にも出会いました。

と。最後にちょっとミソをつけちゃいましたが。

なんとも楽しい三津の朝市でございました。


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ごちそうになりました。!o(⌒囗⌒)oΨ

2010-03-26 23:43:49 | アトリエ素心居
ごちそうになりました。!o(⌒囗⌒)oΨ


こちらは前菜です。

「って、だれにご馳走になったんだよ~

カテゴリーアトリエ素心居です。

ってことで、過去の記事から想像してもらえたら嬉しかったりします。

場所は松山全日空ホテル雲海という、日本料理のお店でした。


焼きあがる前のステーキ。


焼きあがる前のお野菜たち。

野菜は一品ずつ順番に焼かれて皿に盛り付けられます。


続きましてサラダ。


そして。


メインの


ステ~~キ~~~


うまかったよ~~。ほんまにうまかった。


こちらはガーリックライス。ガーリック、っていう枕詞がついていたので、こってりしたラ
イスを想像していると、意外とあっさりした味わいのガーリックライスで、ステーキを食べ
たあとのお腹にはとても優しい逸品でした。


赤だし。


そしてしめのデザート。

ヤバイです。やばいです。

何だかこんなにご馳走になってよいものかと。

とっても幸せなのんきでした。


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矛盾する経済政策

2010-03-25 00:15:06 | のんき的経済問題
昨日は愛媛県伊予市上吾川にございます、「ケアサポート吾川」というところまで慰問演奏
に行っておりました。

って、例によってのんきが演奏していたわけではないんですが・・・
そちらの模様は、こちらの日記にてお楽しみください。

ってことで、昨日の日記の続きです。
昨日の日記を少し整理してみましょう。

・日本には供給過多である。
・需要と供給の差額は35~40兆円で、これをデフレギャップと言う。
・日本の国民は1400兆もの資産を保有しており、国家の負債である870兆円は国民の資産とし
てここに含まれている。
・日本銀行は日本唯一の造幣局であり、市場にあふれる国債を買い取る能力がある。(国債
を買い取るために必要な紙幣を発行することが出来る)


と、こんなところでしょうか。

日本の国債は、95%近くが全て国内で、しかも日本円で運用されています。ですから日本の
国債の金利が異常に上昇することはまずないでしょう。だって自国民が自分たちの生活を苦
しくするために、わざわざ国債の金利が上昇することを望むことなどありえないからです。

それと、もう1つあります。これは、「日本の外需依存度」。

日本って、「外需に依存した国である」と言うイメージがありますよね。

知人に、こんな質問をしてみたことがあります。

「日本のGDPで最も大きな部分を占めている産業って何だと思います?」
それに対して、

「やっぱり輸出産業じゃないですか?」
こんな答えが返ってきました。

「じゃあ、輸出産業の割合はどのくらいだと思います?」

「やっぱり95%くらい・・・」

そう。のんきもそんなイメージがありました。日本は「外需依存」の国だと思ってたんで
す。

「ってことは・・・

ええ、ひよこさん。 その考え方は大きな間違いだって事です。
日本の輸出総額は「GDPのうち15%(2007年次)」。さらにここから輸入額を差し引い
た「純輸出額」は「4%」。2008年次になると、これが「0.14%」にまで低下するんだそう
です。そう。実は日本って、圧倒的に内需で支えられている国なんです。

それでも、2007年次の輸出総額は80兆円。つまり、日本って、それくらいGDPの値が異常
なほど大きな国なんです。なんてったって世界第二位ですからね。

つまり、「国債を大量発行しても国債が破綻する可能性はない」ということです。もし、ま
かり間違って国債の金利が上昇したとも、日本の経済は殆ど国内の経済のみで支えられてい
るわけですから、海外への信用を考慮する必要もないし、そもそも日本の国債はほぼ国内の
みで、日本円で運用されているわけだから、国債金利が上昇する可能性すらない、というこ
とです。

で、です。ここまで記した上で、ではのんきが何が言いたいのか。「インフレ」と「デフレ」
の記事まで遡ってみましょう。

そう。菅さんが「デフレ宣言を行った」ということです。

行ったということは即ち「デフレ」が問題だと認識しているということを意味している、と
そうのんきは記しました。IMFからの指摘を受けたことは理由にならない、と。

麻生政権では行いませんでしたよ。そんな日本経済にダメを押すようなことは。

デフレだと認識しているのなら、それ相応の政策を打たなければならないということです。

のんきは国債を発行することが必要だ、と記しましたが、何の策略もなく、むやみやたらに
発行すりゃあいい、って問題でもありません。

「発行した国債以上の経済効果を生む政策」が必要なんです。

定額給付金。覚えてますよね。始動したのが「2009年3月4日」。同時に「エコカー減税」、
「エコカー補助金」、「エコポイント」制度が始動しました。

その結果、2009年6月のGDP成長率は同3月比で、実に6%。9月は6月比で0.6%落としま
したが、12月で9月比の3.8%成長。9ヶ月で実に9%近くの経済成長を実現したわけです。

ちなみにアメリカが7.4%、ユーロ圏が1.4%、英国がマイナス2.4%、中国は4半期別では
データが出てきませんが、2009年の年率で6.3%。って、どの数値も一応、「年率」なんで
すが。

閑話休題。日本に話を戻します。
GDP総額がおよそ500兆円ですから金額にして45兆円近くの経済成長を果たしたことにな
ります。鳩山内閣が生誕したのが同9月、初めて臨時国会を開いたのが11月ですから、鳩山
内閣の果たした役割など微塵もないこともご理解いただけると思います。

だってその間の混乱した時期のみ、経済成長率を落としてるんですから。

そう。菅さんがデフレ宣言を行ったのは、そのような経済成長(厳密には経済回復と呼ぶべ
きでしょうか)が進んでいる真っ只中。いかに実体経済を民主党が見ていないのか、という
ことがよく分かります。

で、デフレ宣言をしたらしたなりで、それに見合った経済政策を打つべきでしょう?

だけど、民主党の政策を見ると、明らかな「財政健全化政策」。事業仕分けとかやってる段
階でそうです。悪いこととは言いませんが。

で、財政を締め付けた上で、方や子ども手当てなどのばら撒きを行い、行ったら行いっぱな
し。子ども手当てがきちんと消費に回されるような手を一切打っていないんです。

GDPは消費に回されてこそ、初めて形を成します。銀行に貯蓄され、将来のためのたくわ
えとしてじっと眠っていたんでは、何時までたってもデフレギャップは解消しませんし、何
時まで立っても景気経済が回復したことを、国民が実感することなどできないのです。

当然給与所得が上昇することもありませんし、デフレはますます進行します。

以前にも言いましたが、「デフレ」とは「貨幣の価値が高まっている状態」のことを意味し
ます。にもかかわらず、物が売れない。

今の日本は、こんな奇妙な状況にある、ということです。

「矛盾する経済政策」

何が言いたいかはお解りいただけたでしょうか。

それでは、次回は「狙われる日本」。どんだけ日本経済がすごいか、って話を最後にしてみ
たいと思います。


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帰りしにクリックを・・・

偉大なる国民 偉大なる日本銀行

2010-03-23 11:43:09 | のんき的経済問題
今日はお昼から近郊の高齢者施設へ、慰問に行ってきたりします。
そちらは、このブログの記事にはしませんが、多分。→こちらにUPされると思いますので、
お楽しみにね。

ってことで、日本と「インフレーション」の続きです。

多分、問題点とかが見えにくくなっていると思うので、一度整理してみますね。

・今の日本経済は「デフレ」だといわれている。

・デフレを解消するには「GDP」を拡大させる必要がある。

・GDPを拡大させるには政府支出を増大(国債の増刷)させる必要があるが、「インフ
レ」が起こることを理由に政府は支出増大を渋っている。


・過去の日本経済でも、「インフレ」の起こった時期はあった。しかし、それは決してネガ
ティブな結果のみをもたらしていたわけではない。


と。こんなところでしょうか。

それでは、改めて日本の景況感を振り返ってみましょう。

ちなみに、皆さんの手元に自由に使えるお金はどのくらいありますか?

今の日本のことを「不況だ」と言う人もいます。確かにそうかもしれません。
給与水準も低下している・・・かもしれません。
住む家のない人も、いるでしょう。餓死する人も、確かにいます。職につけない人も・・・
たくさんいるでしょう。

ちょっとトゲのある言い方に聞こえますね?

のんきは、これらの現象について、少し疑問を持っているんです。何故でしょう。

「いつの時代と比べているのか」
「どんな職を探している人の職がないのか」
「どんな人が餓死しているのか」
「どんな環境で暮らす人たちの住む家がないのか」

どこに基準を置くかが明確ではないから、なんです。そして、

「果たしてそれが全体の何%程度なのか」

だけど、マスコミ報道を見ていると、そんな背景など全く報道しようとしないですよね。
だから、事実どのような状態に国民が置かれているのかがいまいち国民の下には伝わってこ
ないんです。

マイノリティに目を向けることも必要でしょう。ですが、あたかもマイノリティがマジョリ
ティであると錯覚してしまうような報道をしてしまうことには素直に頷くことは出来ませ
ん。

と・・・。これはマスコミを批判するための記事ではありませんでしたね。閑話休題。

物価は「デフレ状況下にある」と菅さんが宣言しました。なぜ宣言したのか。IMFから指
摘されたから?

いいえ。「デフレ状況」が「社会問題」である、と今の政府が考えているからです。
(公式に発表するんですから、そういうことです。菅さんが何の酌量もせず、ただIMFか
ら通告されたから発表したんだ、なんて子どものような道理は通用しませんからね)

デフレ状況が問題なのであれば、価格を正常に戻そう、と考えるのが普通ですよね。

デフレ下にある価格を正常に戻すんですから、それは「インフレ」とは言いませんよね。い
え、確かに「デフレ時における」価格に比べれば「インフレ」なのでしょうが、デフレが発
生する前の状況に戻すのであれば、問題はないはずです。

「デフレを解消するにはGDPを拡大させることが必要だ」と前記しました。

今の日本の状況は「供給過多」。政府発表によると、GDPのおよそ7%。金額にして約35
兆円~40兆円ほど供給量が需要を上回っている状態なのだそうです。これを、「デフレギャ
ップ」と呼びます。

ちなみに日本の家計の総額は1400兆であり、政府の債務残高が870兆(地方と併せると970
兆)です。ちなみに政府の資産が457兆。家計の負債が375兆です。(単位:円)

政府の債務を国民の家計が返還しなければならないのか、というとそんなバカなことはあり
ません。だって家計の総額1400兆の中にはそっくり国の債務「870兆」が含まれているんで
すから。

日本の国債は、世界でも最も低金利で運用される、(国内で運用する限りでは)世界で一番
安全な債権なのですから。

「税収を超える国債(赤字国債)の発行」が非常に問題視されているようですが、国債の最
大の保有者は「銀行」です。しかも、恐らく単独の銀行で考える限り、最も多くの国債を保
有しているのは、「日本銀行」。

日本の紙幣を発行する権限を持つ日本唯一の機関です。もしも銀行に現金が足りなくなっ
て、国債を一斉に現金化しようとしたとしましょう。日本の国債発行残高は通年の国家予算
の8倍以上にも上るわけですからそれこそとんでもないことになります。

まあ、まずそんなことは絶対にありませんが、そこまでではないにせよ、まあ、一斉にまと
まった額の請求があったのなら。これを政府が返済するのではなく、日本銀行が買い取れば
済むだけの話です。だって日本紙幣を発行する権限をもってるんですから。

さらに赤字国債を発行しても、これを誰も買い取ってくれなくなったら。やっぱり日本銀行
に買い取ってもらえば済む話なんです。だって、日本銀行は、・・・って、っもうお解りで
すね。

ちなみに、これらの操作のことを、「買いオペ」っていうんだそうです。

で、あまりに日本紙幣を発行しすぎると、日本の長期金利が上がり、日本の国債が信用を失
う、みたいなことを言う人がいるようですが。日本の国債を保有しているのは誰か。

くり返しますが、「日本の金融機関」です。日本の金融機関はどこから資金を調達してきて
いるのか。我々日本国民です。ねぇ。 前記しましたね。国民の家計には、実に
1400兆もの資産があります。負債を省いても、実に1000兆円を上回る、純然たる資産がある
んです。

まさかそんなに莫大なお金を現生で手元においている国民など存在しません。金融機関に預
けているはずです。その金額をもって、日本の行政は動いている、と言うわけなんですよ。

まだまだ書き表したいこともあるんですが、文字ばっかりの羅列って読むほうも疲れますよ
ね~

なので、今日はこのあたりで。ぺんぺん。

続きはまた今度~。


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日本と「インフレーション」

2010-03-23 10:10:32 | のんき的経済問題
「昨日あんなに素敵な記事だったのに、また小難しい記事に戻っちゃうんだ~
ひ、ひ~よこさん。のんきも思うんだよ、しばらく放置しとこうかな~ってさ~ぁ。
あまりにきれいにまとめすぎた・・・。
いや、そんくらい素敵な体験だったんだって。

「ま~いいけどさ~ぁ

・・・

なんて後ろめたさを感じつつ、「インフレ」と「デフレ」の続きです。

「インフレーション」。皆さまの中には、どんなイメージがあるでしょうか。
戦後ドイツの光景で、リアカーに大量の紙幣を山積みして、それでも物が買えないような、
そんなイメージがあるかもしれません。

インフレーション=経済にとってよくないことだと。

では、日本では、この「インフレーション」が起こったことはなかったのでしょうか。
って、のんきも経済学者ではありませんから、そんなことは記憶していません
(一応、戦後に物価が9倍近くまで高騰するインフレは体験しているようです)。が、こ
れってひょっとして一種のインフレだったんじゃないの?っていう状況なら「記憶して」い
ます。

のんきの年齢は一応非公表ですから、ばらしちゃうことはしませんが、歴史を語れるほど長
く生きているわけでもありません。そんなのんきが「記憶して」いるくらいですから…。
それほど昔の話ではないことがご想像いただけるでしょうか。

覚えてますよね。一時期「原油価格の高騰」がTVや新聞紙上でさかんにニュースネタとさ
れていた時期。消費税が内税表示にされたときと機を連動させるようにして原油価格が高騰
し始めました。

最近民主党が自動車税や揮発油税が「暫定税率」であることを理由に廃止してしまおう、な
んてことをマニフェストで謳っておきながら「廃止はしますが環境税を同税率課します」な
んて正しく国民を欺くような真似を平気で行いましたが、民主党が念頭においていたのはこ
の「原油価格」が高騰した時期をイメージしてのことだと思います。(それをまたボーダー
レスで全てに当てはめようなんて考えるからおかしなことになるんです)

原油価格に連動されるようにして穀物などの先物取引に関係するアイテムの価格も高騰し始
めていたことを皆さんご記憶のことだと思います。そんなに昔のことじゃありませんしね。

この時期流行したのが「スタグフレーション」と言う言葉。

「スタグフレーションとは、国民の給与水準が下落する中で物価が高騰する現象」だと、T
Vでも盛んに訴えていました。つまり、経済的な不況下で起こるインフレをスタグフレー
ションと呼びます。

このとき物価が高騰した理由は何か。貿易センタービルの崩壊、アフガン・イラン戦争。こ
れらの「外的な要因」が理由で、原油の産油量をほぼ100%海外に依存する日本が自国ではコ
ントロール出来なかったためにおこった高騰です。

決して日本政府が国債を増刷したことが原因ではありませんよね。

そう。インフレが悪いイメージで用いられるときとは、即ち「国民の給与水準が上昇しない
中で起きるインフレ」なんですよね。

だけど、実は日本って、この時期以外にも「インフレ」を体験してるんですよ。もちろん、
そのときに「インフレ」なんて言葉は用いられていませんでした。なんていわれていたか。

 お気づきでしょうか。

「バブル経済」って呼ばれていたんです。こうしてみると、世界中、色んなところでインフ
レがたびたび起こってることも見えてきますよね。「土地バブル」「不動産バブル」「株価
バブル」「先物バブル」。

全部「バブル」っていう言葉をインフレに置き換えればいいだけの話です。もちろん、バブ
ル経済は破綻する危険性を秘めてますから、良いもの扱いも出来ないでしょうが、決して
「悪者」扱いも出来ないことがおわかりでしょうか。

まあ、多分こんなにピンポイントでインフレを濫用したりすることはないんでしょうけど
ね。

では、今の日本の経済状況はどうか。どうでしょう。
日本は本当に「不況」なのでしょうか。最近の報道を見ていると、あたかも日本の経済は
破綻するようなイメージですが、本当にそんな危機的な状況に日本はあるのでしょうか。

世界の中における日本の価値とは。トヨタリコール問題、シーシェパードの問題や
クロマグロの捕獲禁止問題・・・。なぜこうも日本が標的とされるのか。

「日本は狙われている!?」 なんて過激な表現をしてみたりしながら・・・。

記事は次回へと移ってゆきます。


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千年の森

2010-03-22 11:35:39 | ボランティア
同じタイトルでこちらブログでも記事を作っていますので、見てみてね~

昨日、のんきはねっこの会のメンバーと一緒に、「千年の森」オカリナコンサート
のお手伝いに出向いていました。

 
こちらは、出発前。集合場所近くの公園で撮影した桜の様子です。前の日の晩が大嵐だった
ので、天候を心配していたのですが、何とも爽やかな、「快晴」。

現地こそうす曇ではありましたが、時間が経つにつれ、天候は徐々に回復へ向かい、実に
清々しい大自然の中でのコンサートとなりました。

主催者は、「えひめ千年の森をつくる会」。
現地へは愛媛県東温市川内町の麓から、「本当にこんなとこ車で上がれるのかよ~」って
言うくらい狭い山道を登っていきました。


場所は多分この辺りです。地図にも載っていないような、まるで「隠れ里」のような場所に
そこはありました。


                        

                        
「桃源郷」。
のんきたちを出迎えてくれた女性は、その場所をそのように表現していました。
一番下の写真は、植樹された桃の様子です。


足元には、土筆やクローバー、アマガエルなども発見しました。
残念ながら、四葉のクローバーは発見できませんでしたが。

それでは、しばしコンサートの様子をお楽しみくださいませ。


                        


オカリナの素朴な音色が遠くの山や広がる青空に反響し、大自然の音響設備に囲まれたた、
大自然ならではの超大ホール。

松山に戻った後も、のんきとしてはとても嬉しくなるような出来事ばかりで。
とっても幸せな一日でした。


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「インフレ」と「デフレ」

2010-03-19 10:43:56 | のんき的経済問題
お陰さまで高熱はやや治まり、現在37度代前半で落ち着いています。

もっと寝とけよ~って話ですが、まあ、寝っぱなしもつまらないので、起きてPCに向かっ
ている今日この頃です。今熱さましを飲んだので、少しよくなると思います。

ってことで、本日のテーマは、「インフレ」と「デフレ」。
16日の日記で、最近少し経済のことを勉強している、とお伝えしましたね。

のんきは、色んな問題に対して、随分捉え間違いをしていたんだな、と改めて実感していま
す。

ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本
三橋 貴明
講談社

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高校生でもわかる日本経済のすごさ
三橋 貴明
彩図社

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今のんきが読んでいるのは、この2冊。他の経済学者とは、経済問題に対する捉え方が大き
く異なっているので、読んでいてとっても面白いんです。

「経済問題」って聞くと、何だかとても小難しくて、思わず目を背けたくなるような、そん
なイメージありますよね。政治問題もそうだと思うんですが、「難しい」ことを、より「難
しく」表現しているもんだから、つい目を背けたくなってしまい、TV等でキーワード的な
もののみを切り取って報道されている内容を見て、そしてそれに対してコメントを行う経済
学者たちの話を聞いて、これに疑問を持つことをせず、つい頷いてしまう。

「正しい」と信じ込んでしまうんでしょうね。

著者である三橋貴明さんの考え方を知ったことが、のんきを経済問題へと引き込ませてし
まった、最大の理由です。

ちなみに、のんきがこの方の考え方に出会ったのは、
このブログ↓をたまたま発見したことが原因です。
Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理

経済問題以外にも、のんきがブログ中で考え方の参考にさせていただいた記事も幾つか存在
します。考え方として異なる部分もあるかも知れないし、丸写しでないにせよ、考え方を拝
借させていただいてかまわないのかな、などと罪悪感も覚えつつ・・・

とても勉強になるので、ぜひ皆さんもFunny Restaurantの記事を見てみてくださいね。

さて。今日は「インフレ」と「デフレ」でしたね。

なぜこの二つをテーマにしたかと言うと、これ、実は現在の日本の経済状況や財政状況を考
える上で、とても重要な考え方の複線となるキーワードでもあるから、なのです。


今の日本の経済状況は、「デフレだ」と言われますよね。IMFから指摘され、菅さんが何
の考察もなく、「日本はデフレに突入した」と昨年11月に宣言したのはご記憶されている方
も多いのではないか、と思います。

デフレ。Wikiによると、「物価が持続的に下落していく経済現象を指す。 」のだそうで
す。のんきがスーパーに勤めていた時代でも、この現象は、顕著に見えていました。

「均一祭」ということで、普段であれば2000円~3000円で販売されているようなフライパン
を500~1000円で販売する。安いからお客さんは飛びつくのですが、長い間続けていると、
500円や1000円でも売れなくなってしまいます。店舗の供給量に需要が追いつかなくなってし
まうんですね。

だけど、この「デフレ」という言葉。実は、もう1つ、別の側面を持っているんです。この
ことは、Wikiにも書かれています。

「物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味する。同じ金額の貨幣でより多くのものを買え
るようになるからである。」

お客さんは、実は3000円~5000円くらいのフライパンがほしいのに、店には500円や1000円の
フライパンしか置いていなかったら、お客さんは3000円~5000円のフライパンが置いてある
店舗へ逃げてしまいます。

Wikiの説明中では、「同じ金額でより多くのものが買える」と記されていますが、こう
解釈することもできます。「同じ金額で、より高価値のものが買える」。日本の経済の衰退
は、物価の異常な下落が起こったときに、更に安いものを売りつけようと考える経営者が多
すぎたせいであるといえるかもしれません。

その結果起こったのが「デフレギャップ」。日本の未来は明るい d(>_< )Good!! の続き
中の動画で、三橋さんが解説してくださっています。要は、日本の「需要」と「供給」の総
量の解離。市場が要求する需要の総量を、供給が大幅に上回ってしまった状態のことです。

「需要の総量」。つまりGDPのことです。

この問題を解決しようとしたとき、何が必要かといえば、「GDPの総額を上げること」。
今の日本の国内の状況って、貨幣の価値が異常に高い状態にあるんですよね。

って書かれると、何だか「デフレ」の状態が、今TV等で報道されているのとはまた別の問
題に見えてくるでしょう?

で、そのデフレ状態から脱却するためには何が必要か。
              
一番簡単なのはGDPの総額を上げること。GDPの総額を上げるとはどういうことか。
市場に流通しているお金の総額を上昇させると言うことです。

もっとも手っ取り早いのは、「政府支出を増大させること」。

政府支出は、当たり前のことですが、政府内にとどまっていたりすることはなく、必ず市場
に流出するはずです。と言うことは、当然GDPの値は上昇し、やがて「デフレギャップ」
は収束するはずです。

需要と供給の釣り合いが取れた状態となり、いわゆる「デフレ」と呼ばれる状態は収束する
はずなのです。

政府支出を増大させること=国債を増刷することを意味しています。

日本の未来は明るい d(>_< )Good!!でもお伝えしましたが、政府の負債とは、=国民の
資産です。

では、国債を多発すると何が問題なのでしょうか。これに関しては、のんきの記憶に残って
いる限り、自民党政権時代、舛添厚生労働大臣(当事)が言っていたことを思い出します。

「ハイパーインフレを起こさないように注意しなければならない」。

ここなんです。では、「インフレ」って、一体何なんでしょうか。そして、インフレは、本
当に日本国民にとって危険性のあるものなのでしょうか。そもそも、本当に国債を増刷すれ
ば、インフレが起こるのでしょうか。

次回のんきの日記では、「インフレ」と「デフレ」のうち、この「インフレ」の問題に特に
着目して記事を勧めてみたいと思います。


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