忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

今年度のバリアフリー調査at松山^^

2010-12-25 23:27:21 | スクランブル
さてさて。のんきのB面。

NPO法人 街づくりサークルスクランブルからの記事です。

改めてって・・・知らない人も多すぎるぐらい多いと思うんですが、のんきはこの、NPO法人 街づくりサークルスクランブルというところでも活動をしています。

NPO法人 街づくりサークルスクランブルってどんな団体?っていうと、HPからのコピペですが、「誰もが安心して暮らせる街づくりを目指して、道路や公共交通機関・建物等のハード面
でのバリアフリー化と、障害を持つ人と健常者の間、異なる世代間に様々な形で存在する心のバリアを取り除くことを目指して」活動している団体です。

活動の一環として、毎年「公共施設(もしくはそれに準じる施設)のバリアフリー調査」を行っているんですが、今年は松山の中心商店街、「銀天街」と「大街道」の中で、「車いす利用者でも
利用できる飲食店」をその調査対象として活動しました。

スクランブルのホームページでもUPしないといけないので、そのベースとなる記事をここで作ってしまおうと・・・

ってことで、のんきの業務にちょっとお付き合いください。


第1回目が行われたのは、2010年、6月27日。

対象としたのは「ザ・丼」銀天街店。全国チェーン店なので、ご存知の方も多いかと思います。




車いすで出入りしますので、まずは「段差がない」ことがとても大切になります。


フラットですね。
中央商店街って、松山だけじゃなく、どこでもそうだと思うんですが、古くからある「老舗」と呼ばれるお店が多く、また、新規店舗でもその構造をそのまま利用しているところも多いので、
実際、車いすで利用できるお店って本当に少ないんです。

とくに2階だと、エレベータがなければ上に上がることすらできませんからね。
ですので、「1階にあるお店」に利用箇所が限定されがちです。

この、「ザ・丼」もやはり1階にあります。



車いすで利用するので、お店の人にお願いして、椅子をよけていただく必要があります。
バリアフリーは、お店の構造と同じくらい、お店の人の教育が大切になるんですね。



手が不自由な方も多いですから、「ストローを用意してください」って言えば、ちゃんと用意してくれる気遣いが必要です。



「海鮮丼」です。
価格帯も500円~1000円の間で、とてもお手頃な価格帯ですね。


「スプーンだったら食べられる人」もいらっしゃるので、さっとスプーンを持ってきてくださる心遣いも必要です。

おトイレのチェックをちょっと忘れちゃいました。

近くに愛媛信用金庫さんのご好意で設置していただいている障害者用のおトイレもあるので、



メンバーさんは先にそちらを利用してからお店に入りました。


ザ・丼を利用した後、次はカラオケのシダックスを訪れました。






車いすが3台、しかも2台は電動車いす、ということで、お店の方には随分御無理をお願いしたのですが、ザ・丼の店員さんも、シダックスの店員さんも、実に気のきいた対応を
してくださいました。

ハード面で対応できない面は、ソフト=人的対応でカバーする姿勢が一番のバリアフリーだと思います。

今回は、ともに車いすのメンバーさんがよく利用しているお店だったので、バリアフリー調査のデモ的な要素も強かったのですが、次回からはいよいよ新たなる飲食店の開拓です。

松山にいらっしゃる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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「世界恐慌」

2010-12-19 10:55:46 | のんきの聖書物語
さて。ずいぶん回り道をしましたが、のんきの聖書物語。いよいよ、第二次世界大戦前。「世界恐慌」に突入です。

「世界恐慌」。よく話には聞きますよね。ひょっとすると、「第二次世界大戦の原因になった」くらいの情報までは把握している人もいるかもしれません。

だけど、きっと答えられない人が多いと思うんです。

「世界恐慌って何?」

のんきもその口です。

情報を手繰り寄せてみると、「1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことを端緒として世界的な規模で各国の経済に波及した金融恐慌、および経済後退(Wikiより)」
という情報に出会うことができます。

じゃあここで疑問になるのは、「なんでニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したの?」っていうことと、「そのことがなんで世界規模で混乱をもたらしたの?」ってこと。
ですよね~。


んで、そんなことを記事にしようと思って、一生懸命情報を調べて見たのですが、調べれば調べるほどのんきの頭の中にクエスチョンマークがたくさん浮かんできます。


世界恐慌が発生した場所は、ニューヨークのウォール街。ニューヨーク証券取引所と言うところです。

なんでのんきの頭の中にクエスチョンマークが浮かぶかというと、世界恐慌のもととなったウォール街が存在する場所はニューヨーク。アメリカ合衆国です。
ウォール街で株価が大暴落するまで、アメリカはかつてないほどの高経済。好景気下にあり、とてもそんな株価の大暴落がおこるようなそぶりなど全く見せていないこと。Wikiによれば、
「永遠の繁栄」と呼ばれるほどに米国は経済好況だったのですから。

理由は、「第一次世界大戦」。戦場はヨーロッパでしたから、ヨーロッパの経済は混乱し、相対的にアメリカの経済況感は上昇します。今までヨーロッパに集まっていたお金が、アメリカへ
集中するようになっていました。世界の「金」の半分以上がアメリカへ集まっていたのだそうです。

アメリカでは空前の「投機マネーブーム」が起きて、アメリカ人は借金をしてでも株を購入する、そんな風潮が出来上がっていたのだとか。
いわゆる「暗黒の木曜日」と呼ばれる、ウォール街大暴落が発生するその日までに、6年前の5倍もの平均株価を記録するまでに至っていたのだそうです。


うん。よく似た状況をのんきは二つ知っています。

一つは日本の「バブル経済」。もう一つはリーマンブラザーズ崩壊直前の世界経済。

そう。この時、アメリカでは、「バブル経済社会」が発生していたんですね。


「暗黒の木曜日」とは、つまりそんなアメリカのバブル経済が崩壊した、ってことなんですね。
う~ん。なるほど~。

当初、GMの株価が下がり始めたのをきっかけに、木曜日、金曜日、そして月曜、火曜と、立て続けに株価が暴落し、火曜日には株価は約17%も下落した、という事件。
だけど、「なぜ株価は低下したのか」という明確な理由には、出会えませんでした。

というよりも、きっとこの株価の暴落は、世界経済に深刻な影響を与えるほどに深刻なものではなかったのだと思います。
実際、情報として見られる内容も、当時は現在ほど株価が与える経済への影響は大きなものではなく、実際に投機ブームが起きていたのはアメリカ国内だけでしたから、本来であればアメリカ
国内への悪影響だけで終わっていたという内容となっています。


じゃあ、なんで世界恐慌は発生したのか。本来であればアメリカの景気を悪くするだけで済んだであろう株価の暴落が、世界経済にまで影響したのか。

・・・難しい。 ホンマ、難しいわ・・・

そもそも、当時の世界各国が主に用いていたのは「金本位制」。前記したように、世界の半分以上の「金」がアメリカに集まっていました。
紙幣は「金」と交換する形で銀行から民間へ支給されていたわけですが、ということは「金」の量がすなわちその国の「国力」を意味していました。

「金本位制」を取っている国では、「金の価値」に対して通貨の価値が固定されていました。ですから、もし、本来「金の価値」を上昇させることができる国がそのための役割を担わなかった
としたら・・・。

つまり、「世界恐慌」が発生した原因は、そんな「金本位制」の特色がもたらした恐慌であったのです。

ウォール街大暴落が発生したとき、アメリカの大統領であった人物は、ハーバート・フーヴァー氏。アメリカの第31代大統領です。
そう。のんきが感じたように、このフーヴァー大統領も、この「暗黒の木曜日」から続く4日間の株価の下落を、「大したことはない」と考えたようです。

で、「しばらくすれば元の景気に回復する」と考えました。これを、「自由放任主義」っていうんだそうですよ。 立派な経済用語なんだそうです。
趣旨は、「政府が企業や個人の経済活動に干渉せず市場のはたらきに任せること」。フーヴァーは、国内経済が大不況に陥り、財政出動が最も重要な政策である、と考えられる中、この
「自由放任主義(レッセフェール)」に基づき、「財政の緊縮」を図ったのです。

また、大暴落が起こった以降も、金がアメリカへ流入する流れは全く変わりませんでした。金がアメリカへ入ってくる、ってことは、アメリカの民間人の手元に「金」が大量に手に入る、って
ことで、当然金塊と紙幣を交換しようとする率も高まるはずです。高まる、ってことは、金塊と交換するための紙幣の量も増える、っていうこと。

今の日本みたいに、中央銀行が発行する紙幣の量をコントロールする時代じゃありませんから、金の量が増えれば、本来であれば、「紙幣の増刷」を行うことがアメリカの中央銀行、つまり
FRBとしては当然行うべき政策でした。でした、って過去形にするってことは、つまりFRBがそういう政策をとらなかった、ってこと。金は何も対価を紙幣とせずとも、資産はほかにも
あるわけですよね。

んで、紙幣と交換されない、っていうことは、「金の価値」が上昇しない、っていうこと。アメリカにドンドン金が流入するのに、肝心のアメリカが金の価値を上げるような政策をとらない。

ヨーロッパ地域にとってはたまったものじゃありません。とくに、第一次世界大戦の敗戦国。ドイツやオーストリアにとっては、その影響は計り知れないものがあったのです。
「ドイツ」と「ハイパーインフレーション」でお伝えしましたね。
ドイツのルール地方が戦勝国に占領されたのが1923年。その後、過度のインフレ経済に陥っていくわけですから、ドイツにとってみればまさに「弱り目に祟り目」。

フランスとベルギーにルール地域を占領され、インフレ経済に苦しむ中、アメリカのせいで金の価値はドンドン低下していく。こうやってみてみると、ドイツが第二次世界大戦を引き起こす
までに至る原因は、ドイツ以外の国の責任が大きいような気さえしてきます。

そして、フーヴァー大統領は1931年6月、さらに対外的に「スムート・ホーリー法」という法律を制定します。アメリカへの輸出品に対して、記録的な高関税を課し、自国の経済のみを保護
するような政策へと走ったのです。

他国もまた、アメリカに対して報復関税を課すに至ったのですが、この法律は結果的にヨーロッパ各国のアメリカへの輸出金額は伸び悩み、第一次世界大戦でヨーロッパがアメリカに対して
作った負債は、ヨーロッパ地域へ深刻なダメージを拡大させる結果にとなりました。

ついに1931年5月、オーストリアではクレジットアンシュタルト銀行が破たん。続いてドイツ第2位の規模を誇るダナート銀行が破たん。7月に閉鎖となり、大統領命令でドイツの全銀行が
閉鎖。企業は次々と閉鎖し、ドイツの経済恐慌はドイツ・東欧だけにとどまらず、全世界へと波及するに至ります。


また、フーヴァーの財政保護政策やスムート・ホーリー法は世界各国のみならず、アメリカそのものの経済も大崩壊させるに至ります。数年の間にGDPが4割の縮小、失業率は全国で25%、
都市部の失業率は50%にも至ったのだそうです。続くフランクリン・ルーズベルト大統領の元、アメリカ経済は一時的に回復するのですが、1930年代、通貨圏ごとに形成されたブロック経済
は、やがて後に発生する第二次世界大戦の主因ともなっていくのです。


う~ん。難しかった~

「ブロック経済」。実は、世界恐慌の中、唯一日本だけは、この「保護主義貿易」に頼らずに景気を回復させていきます。

「高橋是清」の登場です。是清さんの政策は、のんきとしては勉強したかった分野でもあるだけに、ちょっと嬉しいです。

「ブロック経済」と「日本」。しかし歴史って繰り返されますよね~。今の日本の不景気だって、きっと歴史上の人物たちが振るってきた伝家の宝刀を学ぶだけで、きちんとその解決方法
も見えてくると思うのですが・・・。


次回ののんきの聖書物語はそんなお話をしてみたいと思います。


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のんきのアニソンベスト10 第3位

2010-12-14 00:49:36 | のんきワールド
う~ん 迷った。ホントに迷った。
1時間くらい迷いました。のんきのアニソンランキング第3位

破邪大星・弾劾凰


しかも、テレビサイズにするかフルバージョンにするかも迷いましたが、フルバージョンで。

「破邪大星・弾劾凰(ダンガイオー)」。
迷った原因の一つは、のんきが作品を見たことがない、ということ。そして、当初から3位にしようと考えていた作品ではなかった、ということ。

この第3位のテーマ、実は「アニソン歌手」だったのです。
アニソンの中には、「アニソンしか歌わない歌手」が歌っている主題歌がたくさんあります。

この、ダンガイオーのテーマソングもその一つ。
しかも、歌っているのはアニソンの帝王「水木一郎」さんとアニソンの女王「堀江美都子」さん。のんきが一番驚いたのは、この作品が作られたのが80年代であったという事実。
もっと新しい作品だとばかり・・・

そのくらい映像の仕上がりはすごいと思うのですが。何分本編を見たことがないだけに・・・

水木一郎さんと言えば。みなさんご存知ですね。


そう。ロボットアニメの金字塔、「マジンガーZ」の歌手です。

ちなみに、堀江美都子さんと言えば。


そう。少女アニメの金字塔、「キャンディ・キャンディ」の歌手です。

では、のんきが当初から第3位にしようと思っていたアニソンは・・・。


「戦闘メカ ザブングル」です。歌い手さんは「串田アキラ」さん。
のんきの中には、このザブングルの合体変形のイメージがとても強く残っています。大学生になってから改めて見直したアニメですが。そうか、こんなアニメを子どものころに見ていたのか、
と感慨深く思ったものです。やっぱアニソンってこうでなくっちゃ、という作品ですね。

ちなみに串田アキラさんと言えば。


そう。「キン肉マン」の歌い手さんです。のんきは一番最初の主題歌よりも、

二番目や

三番目の方が好きかな~。

ちなみに、そのほかのアニソン歌手と言えば。

たいらいさおさん。きれいにまとめてくれてますね。第10位でご紹介したトライダーG7もたいらいさおさんです。


ささきいさおさん。今話題の宇宙戦艦ヤマトの歌い手さんです。

のんきは、

銀河鉄道999の方が好きです。

ガッチャマンOP ED

子門真人さん。およげ!たいやきくんで有名ですよね。

実はこんな曲も歌ってたりします。
(戦隊22)1998年スーパー戦隊シリーズ第22作「星獣戦隊ギンガマン」OP

ギンガマンのオープニング、のんきは大好きです。


アニソンと言えば、この人を忘れちゃいけませんね。

影山ヒロノブさん。聖闘士聖矢です。

影山ヒロノブさんと言えば、やっぱりこの曲でしょうか。↓

残念ながら著作権の問題があるらしく、アニメバージョンは無いですね。
ドラゴンボールZです。



アニソンと言えば、やっぱり堂々と番組名をアニソンの中で叫ぶ!!
しかも恥ずかしがっていては歌えない!!

だから、なのでしょうか。アニソン歌手って、下手な一般の歌手よりも歌がむっちゃうまい気がするんですけど。
「うまく、きれいに歌う」っていうんじゃなくって、「腹の底から、魂の叫びを歌う」っていう感じで。

だけど、こうしてみるとアニソン歌手って、男性の方が多いですよね。

 確かに多いんですけど、ちゃんと女性のアニソン歌手も存在します。
ってことで、のんきのアニソンベスト10、第2位は、そんな女性のアニソン歌手が歌う、のんきがとっても大好きなアニソンを登場させます。

か~っこいい~よ~


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「ドイツ」と「ハイパーインフレーション」

2010-12-11 01:14:10 | のんきの聖書物語
この記事もねぇ~。実は、のんきの聖書物語をお休みしている間に知ったネタなんですよね~。

一応、歴史の中の1ページではあるのですが、現代の問題を見つめる上でも勉強になるお話です。

さて。では、ここで問題です。
第二次世界大戦がはじまったのはなぜでしょう。



























はい。 答えは、「ドイツがポーランドに侵攻したから」です。
ドイツ。有名なナチス政権のことですね。


はい。それでは再度質問です。「ナチス政権が誕生した理由は?」
































わかんないでしょ~。
今日のテーマはこの、「ナチス」が登場する一因となった、「ハイパーインフレーション」のことをテーマにしたいと思います。


「ハイパーインフレーション」。皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
「日本の借金」問題でもときどき登場する名前です。

のんきのブログをご覧の方にはもうご理解いただいている方もいるかと思いますが、「日本の借金」とは、正確には「日本国政府の負債」。95%が国内の金融機関から借りていて、
その金融機関の資金を支えているのが国民の預金。だからこれは実は>国民にとっては「資産」なんだ、というお話。

んで、それでも「借金は問題だ」と言い張る人たちに対して、実は借金問題には決定的なソリューションがあるんだよ、と。日本銀行券を増刷して、国債を買い取ればいいじゃん、
っていうお話。

んで、その次に登場するのが、そんなことをすれば、「ハイパーインフレーションになる」という、得体のしれない主張。

だけど、じゃあ「ハイパーインフレーション」って何なの?って問いかけると、きっとその人たちは答えられません。きっと、こんな風に言うと思うんです。

「そりゃあ、物価がとんでもなく上昇して、紙幣が紙切れになるんだよ。そう、ドイツみたいに
って。

だけど、今の日本で、本当にそんなことが起こりうるんでしょうか。


それでは、まず最初に、こんなことから詰めてみましょう。

そもそも、「ハイパーインフレーション」って何?

っていうこと。
実は、というよりも、当然なのですが、「ハイパーインフレーション」にはきちんとした定義があります。

Wikiによりますと、「猛烈な勢いで進行するインフレーション。月率50%程度から、極端な場合、一日単位や数時間単位で貨幣価値が大きく変わることもある。」とされています。
ハイパーインフレーションの定義とは、「月率で50%以上」。年率換算で13000%の物価上昇を言います。ちなみに、この定義付けを行ったのは、経済学者の「フィリップ・ケーガン」氏。
ケーガンさんの具体的な情報はgoogle先生も教えてくれません。

で、この「ハイパーインフレーション」。実際に達成したのは、「第一次世界大戦後のドイツ」、「第二次世界大戦後のハンガリー」、そして有名な「ジンバブエ」。この3つの国しかあり
ません。

では、「第一次世界大戦後のドイツ」。一体なぜこの「ハイパーインフレーション」が発生したのでしょう。

「第一次世界大戦後」。戦時下では、さまざまな「物資」が破壊されます。しかも、「生産」の中心は「兵器」で、兵器産業以外の「産業」は結果的に衰退します。
第一次世界大戦で敗北したドイツは、実際には戦地となることはなかったようですが、人材がもっぱら戦地に投入され、また人材の枯渇も影響して、工業生産力が低下し、経済的にも、
社会的にも混乱していたのだそうです。ドイツ帝国の崩壊は、戦争そのものによる崩壊というよりも、内部からの「革命=ドイツ革命」により、帝政が終わりを告げたことによるものでした。

日露戦争日清戦争でも同様ですが、敗北した国は、戦勝国に対して、「賠償責任」を背負わされてきました。今回の第一次世界大戦でも同様に、「過去に類をみないほど
多大な損害を生み出した戦争(Wikiより)」の責任を、戦勝国は「敗戦国」に背負わせようとしたのです。

「ヴェルサイユ条約」において、ドイツでは今回の戦争に対する賠償責任をすべて背負わされることが決まりました。

当然ドイツはまともに支払えるわけがありません。戦勝国である「連合国軍」はドイツに対して、「お金が払えないのならルール地方を占領する」と通告してきました。


↑ルール地域です。(Wikiより)
ドイツ帝国は、ルール地域の「ルール工業地帯」の発展がけん引してきました。

ドイツはルール地域を占領されることは、工業による生産=経済活動が行えなくなるわけですから、ドイツにとっては死活問題を意味していました。

1923年1月、フランス軍とベルギー軍は「石炭とコークスによる支払いを確保するため」との名目のもと、ルール地方を占領を開始しました。

「ドイツ国民はこれに激怒し、ドイツ政府はルール地方の炭鉱や工場の労働者に対してストライキを呼びかけ、賃金を保証するために紙幣を増刷しました。」(Wikiより)

はい。みなさん。ここ、重要です。

「ドイツ政府はルール地方の炭鉱や工場の労働者に対してストライキを呼びかけ、賃金を保証するために紙幣を増刷しました。」
「ドイツ政府はルール地方の炭鉱や工場の労働者に対してストライキを呼びかけ」=生産が行われないわけですから、当然物資が不足します。

物が不足する中で、「賃金を保証するために紙幣を増刷」する。この行為は、当然のごとく「ハイパーインフレーション」を引き起こす結果となるのです。

物が不足する中で紙幣を配る、という行為は、物価の高騰をもたらします。国民は、「お金はいくらでも出すから、物をよこせ」という感情になるのです。
結果、ドイツの財政は破綻し、当時の内閣は退陣を余儀なくされました。

さて。このことと同じことが現在の日本でおこるかどうか。

答えは「No」です。なぜならば、現在の日本の状態は、当時のドイツとはまるで逆の状況、つまり「物余り」の状態にあるからです。

当時のドイツが「お金はいくらでも出すから、物をよこせ」という状態なら、日本は「お金をいくら渡されようが、必要ないものはいらないんだよ!」という状況です。
配られたお金は、消費ではなく、将来のための貯蓄へと回されるのです。

こういったドイツ政府の行為は、「弱腰外交」や「裏切り」とのそしりを受け、「極左」や「極右」と呼ばれる勢力の台頭を許してしまうこととなりました。

後のアドルフ・ヒトラーの躍進を招く結果となったのです。


さて。次回のテーマは「世界恐慌」。少し後に伸びてしまいましたが、いよいよ日本が第二次世界大戦へ巻き込まれていく様子。
「なぜ日本はあの戦争を起こしたのか」。そんな謎に迫ってみたいと思います。


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「共産主義」

2010-12-06 23:35:40 | のんきの聖書物語
かっかっかっか~
ついにのんきは「のんきの聖書物語」を復活させる気になりました。

う~ん。第1回から、数えること実に31回。余りに長くなりすぎちゃって、知人から、「ちょっと難しいよ~」っていう意見を多くいただいたので、ちょっとお休みしてました。

まあ、最近ののんきの記事は、「難しい」って思える記事もきっと多かったでしょうから、どっちもどっちか~

一番最後の記事を記したのが去年の10月28日ですから、何と1年以上もお休みしたことになりますねぇ。

同じ傾向の記事も続いていたので、いくつかのシリーズを使い分けながら、ちょっと気色を変えるために、復活させてみることにしました。

ってことで、今回のテーマは「共産主義」。
「戦後」への布石の続きです。

前回の記事では、今回のテーマを「世界恐慌」と表明していたのですが、その前に。世界が第二次世界大戦の渦へと巻き込まれていく流れの中で、世界恐慌以前に、一つ大きな
テーマが隠されていましたので、今日はそのテーマを掘り下げてみたいと思います。

んで、その前に。のんきは第一次世界大戦後、崩壊したロシアに誕生したソビエト連邦が、「ユダヤ的経済システム」を取らなかった、という表現をしていますが、実はこれ、誤りです。
ソビエトの用いた「共産主義」。「右側」と「左側」で「左翼」のことを解説していますが、この「左翼思想」の行き着いた先がこの「共産主義」。

「共産」の名のごとく、「みんな、平等」の考え方を発展させて、「全員の財産を、国で共有する」っていう考え方にまで突き進んじゃったんですね。

だけど、この「共産主義」。体系化したのが、有名な「カール=マルクス」です。「マルクス主義」とか、「マルクス・レーニン主義」なんて言葉が登場しますよね。

皆さん。忘れてはいけません。このシリーズは、「のんきの聖書物語」。現代まで脈々と続くユダヤ人の聖書物語を追い続けることが目的です。

この、「カール=マルクス」。実は、「ユダヤ人レビ(ラビ)族」の末裔です。

「ユダヤ人レビ(ラビ)族」。詳しくは、王国の誕生をご覧ください。
ユダヤ人とは、「ヤコブ」の子孫たちのことを言う、と上記記事に書いてあります。支族は「12支族」なのですが、「13番目の支族」。つまり、司祭階級にある、「レビ一族」がこの13番目
の支族に当たるわけですが、このレビ一族。「モーゼ」も、「キリスト」も、このレビ一族に所属しています。

そう。レビ族とは、ユダヤ人の中でも、由緒ある血統の一族。マルクスはその末裔なのです。

資本主義だけがユダヤ的システムのように錯覚しそうですが、共産主義もまた、ユダヤ人によって生み出されたシステム。「資本主義」と「共産主義」とは、一見まったく別物のようにも
見えますが、この二つの思想は、いわば「兄弟」なのです。

そして思い出してください。ユダヤ人とは、よその国を支配しておきながら、勝手によその国で同族争いを行い、分裂してまたよその国を支配しようとする、そんな民族性を持っています。
「資本主義」と「共産主義」には、そんなユダヤ人の性格が、ものの見事にこめられているんじゃないか、と思います。そして、その「ユダヤ的手法」とは、「タルムード」と呼ばれる、
レビ一族の中で口伝されてきた「ユダヤ的手法」を成文化し、まとめたものの中に記されている、と言います。

つまり、「共産主義」とは、ユダヤ人が世界を支配しやすくするために、「資本主義」のアンチテーゼとして生み出したものではないか、と。う~ん。怪しい。


実は、今日、本当に記事にしようと思っていたのは、『「ドイツ」と「ハイパーインフレーション」』というテーマだったのですが・・・。
共産主義のお話で、大分スペースを割いてしまいましたので、このテーマは次回へ譲るとしましょう。

それでは、次回、「ドイツ」と「ハイパーインフレーション」をお楽しみに~


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「言論統制」~小沢献金問題に思う~

2010-12-04 23:49:50 | のんき的時事問題
と。まじめなタイトルをつけてみました。

ホントは、政治・経済以外の記事を書こうと、一生懸命考えてたんですが・・・降りてきません。 ネタが。

まあ、いつかは書こうと思ってた記事なんで、ネタが古くなる前に、じゃあやっぱりこのニュースを使っちゃおう、というわけで、この記事にしてみました。

小沢氏、91人に計4億5千万円提供 09年総選挙直前

朝日の記事なんで、多分消えちゃうことはないと思います。なので、内容はリンク先で見てくださいね。

概略をお伝えすると、2009年の衆議院解散総選挙の際、民主党から立候補する立候補者91名に、小沢氏個人から、資金管理団体「陸山会」を通じて、合計4億5千万円
が手渡されていたことが、政治資金収支報告書で明らかになった、っていうニュース。


っていうか、疑問でならないんです。何が、って、のんきが一番疑問に思ってることを、どのニュースでも、報道番組でも、またSNSサイトなんかでも、「おかしい」っていう
表現をしている情報に出会わないことが。

まあ、探し方が甘いだけかもしれませんけどね。

テレビとかでも、問題になってるのは、この資金の流れが、「政治資金規正法」にかかるかかからないか、ってこと。

記事にはこう書かれています。

政治資金規正法は、政党や政治資金団体以外の政治団体間の寄付の上限を年間5千万円に制限している。いずれも政治団体に当たるフォーラム21から陸山会への寄付にはこ
の制限がかかるため、政党支部を通した迂回(うかい)献金の可能性もある。また、陸山会から立候補予定者への資金提供が始まった7月21日の前日に小沢氏個人が陸山会に
3億7千万円を貸し付け、22日に同額が小沢氏に返済されており、短期間に巨額の資金が動いた実態も明らかになった。


で、これに対する小沢氏側のコメントが、

フォーラム21の会計責任者は取材に「迂回献金ではない。公党の資金だっただけに陸山会などの政治団体ではなく、新生党の政治理念を受け継ぐ民主党の小沢氏の支部に寄付
したまでで、何かを隠す意図はない。政党交付金や立法事務費などの公的資金は一切入っておらず問題ない」と説明。小沢氏の事務所は朝日新聞に対し「政治資金規正法に基づ
き適正に処理しており、収支報告書の通りでございます」と文書で回答した。


とのことです。
同じことが自民党でも行われているのか、とか、そんな情報はのんきは今持ち合わせていません。

だけど、取り分けてクローズアップされている以上、この問題は特別な問題なんだろう、とのんきは想像します。

新生党の政治理念を受け継ぐ民主党の小沢氏の支部に寄付したまでで、何かを隠す意図はない。
と、フォーラム21の方がコメントしていますね。

そもそもフォーラム21ってなに~ っていう疑問もあったりなかったりします。
で、調べてみると、この団体。正式名称は「改革フォーラム21」という団体で、自由民主党時代の「羽田・小沢派閥」の正式名称なんだとか。派閥が「新生党」として自由民主党
を離脱し、派閥が消滅した後、小沢一郎の資金管理団体となったのだそうです。

ふ~ん。で、その改革フォーラム21さんが、解散された新生党の資金も管理してたんですか。んで、小沢氏の資金管理団体である改革フォーラム21さんが、同じく小沢氏の資金管理
団体である陸山会にその新生党時代の資金を寄付して、そのお金が民主党に立候補する代議士たちに配られた、と。

ふ~ん。

いや、いいんですよ、別に。それがどんなルートを通じて小沢氏の手元に入ったのか、なんてことは。

問題なのは・・・。

「民主党から立候補する人たち」のうち「91人」もの人が、「小沢氏個人」から「お金をもらって」立候補した、ってこと。で、その中には当然当選した人もいるし、
その中には、「原口一博前総務相」とか、「山田正彦前農林水産相」なんて名前もあがってますね。

・・・























いや、これって・・・


















どう贔屓目に見ても、・・・




















「買収」 じゃん!!

いや、なんかずいぶんご丁寧に、ニュース中には
「陸山会の土地取引事件で強制起訴される小沢氏が、事件の舞台となった同会の資金力で影響力拡大を狙ったことが明らかになり、説明責任を求める声が強まりそうだ。」

とか、随分ご立派なことを書かれてますが、

要は買収した、ってことでしょ?

そりゃ民主党の中に、小沢氏に対して擁護するよう議員が多いわけだわ。
しかも小沢氏にきっちり買収された原口をテレビに頻繁に露出させて、小沢氏を擁護する発言を連発させたりさぁ。

もちろん、谷亮子ちゃんも買収されてるんだね。
薬害肝炎の原告としてさっそうと立候補した福田 衣里子さんも買収されてるんだね。
甘利さんに突き飛ばされたって言いがかり付けて国会で正規のダイブを演じた三宅雪子さんも買収されてるんだね。
きっと、のんきの地元、愛媛県から立候補した永野彰子さんも買収されたんだね。

ふ~ん。そうなんだぁ。
そりゃ、小沢さんを批判したりすることができるわけがないよね。ふ~ん。

で、その「買収」した立候補者のうち、何人が今国会議員になってるのかなぁ。

へぇ。政治家って、仕事は、国民から税金をもらって仕事してるくせに、他の国会議員を「買収」しても、お金の流れさえつじつまが合ってれば違法行為にならないんだぁ。

へぇ。そうなんだ。

びっくりですよ、小沢どの!! 民主党さん!!


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