図らずも連続シリーズと化してしまいました。
前回の日記の続きです。
前回のコメントからご推察の方もいらっしゃいますでしょうが、今回は子どもたちの問題を
特に「少子化」という側面からテーマにしてみたいと思います。
民主党の政策の中で、「子ども手当て」と「高校授業料の無償化」の問題があります。
のんきのブログを詳しく読んでくださっている方にはお解りかもしれませんが、のんきはこ
の2法案に関しては、基本的に賛成です。
福祉先進国、北欧はかつて・・・、そして民主主義の3記事をごらんいただければ、その理
由はお解りいただけるか、と思います。
TVでも見えてくるようになったので、ご存知の方ももう大分増えてきたかとは思います
が、この2法案は、こういった北欧の教育システムをモデルとしています。
ただ、これが日本でできるか、というと、これはやはり別問題だと思うのです。
これは3点。
・北欧では、歴史的背景により、国民と政府との間に十分な信頼関係が築けていること。
・北欧の各国では、四国全体の人口程度(250万人程度)しか国民がいないこと。
・北欧ではこれを実現するために、国民は高額の税金を負担しているということ。
このことを今の政府は隠しています。北欧は、この3条件がそろっているので、これが実行
できるのです。まあ、企業に負担させていたりする部分もあるようですが、やはり民主党
は、この政策を行うための恒久的な財源を先ず国民に示すべきだと思います。
で、今回の記事。
男性も、女性も、大人は自分たちのことばかり考えているようですが、これからの社会を築
き上げていくのは間違いなく次の世代。子どもたちなんです。
ってことで、今日のデータ。すみません。長くなることは覚悟しておいてください。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fd/72554ad1c709eaa43001539a712bdee9.jpg)
こちらは平成17年国勢調査結果を元にした、「世帯数」の推移です。内訳は「総数」「親族
世帯数」「非親族世帯数」「単独世帯数」の4つ。つまり、前世帯数と、そのうち家族が共
に暮らす世帯、家族以外で共に生計を立てている世帯、一人で住んでいる世帯、それぞれの
数の推移です。
ちなみに単位は「千人」。以下同様です。
各項目の増加と共に、前世帯数も順調に増加していますね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
当然といえば当然ですが、このうちで最も多いのは「親族世帯数」。ってことで、更にこの
「親族世帯数」の内訳を見てみましょう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/ec/d0722489c03a4bfb711e870fe951557e.jpg)
「・・・
何か、変じゃない?」
「世帯数」のグラフとは何か違う変化がありますね。
全体が増えているわけではなく、増えているのは「核家族」。「その他の親族世帯」、つま
りおじいちゃんおばあちゃんといっしょに暮らしたり、複数の世代で共に暮らしているよう
な親族の世帯はむしろ減っている様子が良くわかります。
「日本の社会構造の『核家族化』」と言われる所以です。
では、さらにその『核家族』の内訳を見てみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/2b/cc63bfe02ac8a294ee3113c5377d244d.jpg)
皆さんの中で、「家庭」のイメージって、どんなイメージでしょう。
お父さんがいて、お母さんがいて、子どもがいて、両親が子どもの手を両側からつないで、
笑顔で歩いているような・・・。そんなイメージってありませんか?
そんなイメージを象徴するように、やはり、「核家族」という家族形態の中でも、「夫婦と
子ども」で構成される家族の割合が一番大きくなっています。
いますが・・・。
そんな理想とされる「夫婦と子ども」で構成される家族の数が、調査年ごとに減っています
ね。
変わりに増えているのが、「夫婦のみ」で暮らしている世帯と「片親と子ども」で暮らして
いる世帯。
割合で見てみると、昭和60年度の「夫婦と子ども」の割合が実に75%。夫婦のみが23%。片親
と子どもが11%であったのが、平成17年には、それぞれ52%、34%、14%と変化しています。
もちろん、「夫婦のみ」には子どもが結婚して家計を外れた家庭もあるでしょうし、純粋に
比較はできないと思います。実際、夫婦のみで、65歳以上の家庭が1,200,000世帯以上あるよ
うですので、実際に「夫婦のみ」の世帯で、「子どもを産まない選択」をしている世帯の数
はグラフの数値よりもぐっと少なくなってくると想像されます。
だとすると、このグラフのうち、「問題点」として浮かび上がってくるのが「片親と子ども」
のみの世帯が増えていること。
ってことで、次回はこの「母子・父子家庭」に内在する問題を詳しく見てみたいと思います。
![ブログランキング・にほんブログ村へ](http://www.blogmura.com/img/www88_31.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f4/c6c0121d3068ceb16da0eda83339bf6b.png)
![](http://blogranking.fc2.com/ranking_banner/a_01.gif)
![相互リンクとランキングプラス](http://rank.tcs-asp.net//image/RankingPlusMO.gif)
![TREview](http://bn.treview.jp/bgrank/27001000_s.gif)
帰りしにクリックを・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
あなたの1票が、のんきのブログを沢山の方に知っていただく力になります^^
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
前回のコメントからご推察の方もいらっしゃいますでしょうが、今回は子どもたちの問題を
特に「少子化」という側面からテーマにしてみたいと思います。
民主党の政策の中で、「子ども手当て」と「高校授業料の無償化」の問題があります。
のんきのブログを詳しく読んでくださっている方にはお解りかもしれませんが、のんきはこ
の2法案に関しては、基本的に賛成です。
福祉先進国、北欧はかつて・・・、そして民主主義の3記事をごらんいただければ、その理
由はお解りいただけるか、と思います。
TVでも見えてくるようになったので、ご存知の方ももう大分増えてきたかとは思います
が、この2法案は、こういった北欧の教育システムをモデルとしています。
ただ、これが日本でできるか、というと、これはやはり別問題だと思うのです。
これは3点。
・北欧では、歴史的背景により、国民と政府との間に十分な信頼関係が築けていること。
・北欧の各国では、四国全体の人口程度(250万人程度)しか国民がいないこと。
・北欧ではこれを実現するために、国民は高額の税金を負担しているということ。
このことを今の政府は隠しています。北欧は、この3条件がそろっているので、これが実行
できるのです。まあ、企業に負担させていたりする部分もあるようですが、やはり民主党
は、この政策を行うための恒久的な財源を先ず国民に示すべきだと思います。
で、今回の記事。
男性も、女性も、大人は自分たちのことばかり考えているようですが、これからの社会を築
き上げていくのは間違いなく次の世代。子どもたちなんです。
ってことで、今日のデータ。すみません。長くなることは覚悟しておいてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/fd/72554ad1c709eaa43001539a712bdee9.jpg)
こちらは平成17年国勢調査結果を元にした、「世帯数」の推移です。内訳は「総数」「親族
世帯数」「非親族世帯数」「単独世帯数」の4つ。つまり、前世帯数と、そのうち家族が共
に暮らす世帯、家族以外で共に生計を立てている世帯、一人で住んでいる世帯、それぞれの
数の推移です。
ちなみに単位は「千人」。以下同様です。
各項目の増加と共に、前世帯数も順調に増加していますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
当然といえば当然ですが、このうちで最も多いのは「親族世帯数」。ってことで、更にこの
「親族世帯数」の内訳を見てみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/ec/d0722489c03a4bfb711e870fe951557e.jpg)
「・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
全体が増えているわけではなく、増えているのは「核家族」。「その他の親族世帯」、つま
りおじいちゃんおばあちゃんといっしょに暮らしたり、複数の世代で共に暮らしているよう
な親族の世帯はむしろ減っている様子が良くわかります。
「日本の社会構造の『核家族化』」と言われる所以です。
では、さらにその『核家族』の内訳を見てみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/2b/cc63bfe02ac8a294ee3113c5377d244d.jpg)
皆さんの中で、「家庭」のイメージって、どんなイメージでしょう。
お父さんがいて、お母さんがいて、子どもがいて、両親が子どもの手を両側からつないで、
笑顔で歩いているような・・・。そんなイメージってありませんか?
そんなイメージを象徴するように、やはり、「核家族」という家族形態の中でも、「夫婦と
子ども」で構成される家族の割合が一番大きくなっています。
いますが・・・。
そんな理想とされる「夫婦と子ども」で構成される家族の数が、調査年ごとに減っています
ね。
変わりに増えているのが、「夫婦のみ」で暮らしている世帯と「片親と子ども」で暮らして
いる世帯。
割合で見てみると、昭和60年度の「夫婦と子ども」の割合が実に75%。夫婦のみが23%。片親
と子どもが11%であったのが、平成17年には、それぞれ52%、34%、14%と変化しています。
もちろん、「夫婦のみ」には子どもが結婚して家計を外れた家庭もあるでしょうし、純粋に
比較はできないと思います。実際、夫婦のみで、65歳以上の家庭が1,200,000世帯以上あるよ
うですので、実際に「夫婦のみ」の世帯で、「子どもを産まない選択」をしている世帯の数
はグラフの数値よりもぐっと少なくなってくると想像されます。
だとすると、このグラフのうち、「問題点」として浮かび上がってくるのが「片親と子ども」
のみの世帯が増えていること。
ってことで、次回はこの「母子・父子家庭」に内在する問題を詳しく見てみたいと思います。
![ブログランキング・にほんブログ村へ](http://www.blogmura.com/img/www88_31.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f4/c6c0121d3068ceb16da0eda83339bf6b.png)
![](http://blogranking.fc2.com/ranking_banner/a_01.gif)
![相互リンクとランキングプラス](http://rank.tcs-asp.net//image/RankingPlusMO.gif)
![TREview](http://bn.treview.jp/bgrank/27001000_s.gif)
帰りしにクリックを・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
あなたの1票が、のんきのブログを沢山の方に知っていただく力になります^^