忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

重力レンズ

2009-02-28 23:05:01 | 宇宙
昨日の日記の続きです

「このネタに触れてある」記事とは、実はこの記事です。

記事中では、「ブラックホール」は「超重力状態にあるから」「光さえも」「抜け
出せない」と書いています。
だけど、ちょっと不思議ですよね。そう。昨日、のんきは、「光には質量が全くな
いので、重力の影響を全く受けない」と表現しました。

そうなんです。重力の影響を全く受けないはずの光が、超重力状態にあるため、ブ
ラックホールから抜け出せない…?
そうです。光が重力の影響を受けないのなら、その空間が超重力状態にあろうがな
かろうが、その重力の影響を全く受けずに、すっとその空間を抜け出してくるはず
ですよね。

のんきもそう思いました。相対性理論の本を読んだ時に、すべてのものが光の速度
に対して相対的に決まっていくのに対して、唯一光だけが絶対的なものである、っ
て書かれていましたから。重力や電磁力などの影響を受けず、真空状態であれば、
必ず秒速30万キロメートルの速度で進むんだ、って書いてたんです。

いくらブラックホールが巨大なものだとしても、大きさには限界があるはずです。
その空間を抜け出せないって…?

不思議に思いました。で、色々調べてみると、実はのんきが考えていた、ブラック
ホールの大きさ
限界があるって考え方そのものが間違っていることを知った
んです。

のんきたちが考える、ブラックホールの大きさの限界ってのは、あくまでも見た目
の大きさ
に過ぎないんです。
そうなんです。ブラックホールが影響を与えていたのは、光ではなく、その光が進
もうとする空間だったんです。

実際、重力が空間に影響を与える、ってことはきちんと証明されています。
例えば、地球から測定した時に、本来太陽の真裏にあるはずの恒星から放たれた
光が、なぜか地球から観測できたりします。
「ええ~。それって、ただ単に距離も離れすぎていて、恒星自体の
大きさが大きすぎるから、ただ単に測定した位置にずれが生じただけじゃない
の~」
ひよこさん。そんな難しいことを言われてものんきにはわかりません

だけど、理由は違います(って本には書かれていました
太陽の重力によって空間そのものがゆがめられているので、見た目では光があたか
もカーブを描いて地球まで届いているように見えるんですってよ。

太陽の重力がまるでレンズのような役割をしてしまうんですね。

こんな風に、のんきたちでもわかりやすい形で、重力が空間をゆがめるってことは
証明されています。

で、なんです。つまりブラックホールが影響を与えたのは、ブラックホールの周辺
の空間。遠くから観測すると例えば3kmの距離しかない空間があるとします。
ですが、ブラックホールってヤツは、何億キロ、なんて距離を持つ空間を、見た目
3kmの距離にまで圧縮してしまったりするらしいんです。

ですから、外から見ればたかが3km程度の空間。一秒に30万キロも進む光が、
この空間を抜け出せないなんて、みょうちくりんな気がしますが、その空間に圧縮
された距離は何億キロもあるわけですから、光はこの空間を通り過ぎるのに1000年
以上もかかったりするわけです。

この話は、何も大げさな話をしているわけではありません。何てったってブラック
ホールの中心には、特異点と呼ばれる、物理学の常識を打ち破る「無限」が計算上
は登場してしまうのですから。

無限に比べると、数億キロの誤差や1000年を超える時間なんて微々たるものです。

さて。皆さま、ここまでは理解していただけたでしょうか。次はいよいよ少年の質
問、「光速を超える空間」の正体についてお伝えすることといたします


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光速を超える空間

2009-02-27 22:10:32 | 宇宙
さてさて。今日は久しぶりに、素心居の少年の話題。

カテゴリーは実は「宇宙」

今日、彼と将棋を指している時、彼はのんきに突然こんなことを訴えてきました。

「光速を超えるスピードを持つものを見つけたんやけど」

さて。皆さま。この説は正しいでしょうか。それとも誤りでしょうか。
実は、のんきが把握している限りでは、「No」なんです。

それでは、彼は突然無茶苦茶な理論をのんきに吹っかけてきたのでしょうか。
実は、これも「No」です。彼はちゃんと調べてきていたんですね。

彼が話しているのは、ビッグバンで宇宙が始まった時、その宇宙が膨張するスピー
ドの話なんです。のんきには具体的にどのくらいの時間、どのくらいのスピード
で、どのくらいの大きさまで宇宙が膨張したのか、なんて厳密なことはわかりませ
んが、色々と調べてみると、確かに宇宙の膨張する速度は光速よりも速い速度で膨
張しています。

「じゃ~光速より速い速度で進むことができるってことやんか~
ちょっと待ってください、ひよこさん
物理学の世界では、いかなる物質も光速より速い速度で進むことは出来ませんし、
従ってビッグバンによって宇宙が膨張するスピードが光速を上回ることもありえな
いわけです。実際、宇宙の年齢は138億光年という年齢で、これはビッグバンが発生
したポイントから宇宙の果てまで光が進むのに138億年かかっている、ということ
で、距離はその年数を約30万×60×60×24×365倍した距離になります。

「え~、何無茶苦茶言いよんよ~」
そうねぇ。のんきも随分無茶苦茶なこと言ってると思います。

仕方がありませんねぇ。では、ネタ晴らしするとしましょうか。
実は、この秘密は、「1秒の定義」が「光が30万キロ進むのにかかる時間」と定義づ
けられていることにあるんですね。正確には30万キロではなく、299,792,458 mで
す。まあ、この値ですら近似値に過ぎないんでしょうが。

というのも、光には質量がなく、重力の影響を全く受けない物質である、というこ
とがあるからなんです。

ですから、何か別の物質の影響を受けて加速されることもありませんし、重力の影
響をうけて減速したりすることもありません。もし光よりも速い速度を出せる物質
があるとすれば、それは光より軽い物質しかないわけですが、ゼロより軽い物質が
この世の中に存在するわけがありません。

以上のことにより、光の速度を超えることのできる物質はこの世の中には存在しな
いのです。物理学において、唯一絶対の存在なんですね、光(正確には光子。フォ
トンというやつです)。

「だ・か・らぁ~!?

ひよこさん。きっとちんぷんかんぷんですね。まあ、過去の記事の中にも、よくよく探してみると、このネタに触れているところがあるんですが

まあ、この続きはまた後日。本日はこれまで
「え~!?


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温泉

2009-02-26 23:05:12 | 温泉
忙しいときって、不思議なことに忙しいことがこれでもか、って言うくらい重なりま
す。そんな経験、ありませんか?

で、暇な時って、なんでこんなにすることがないんやろーってくらい暇な状態が続き
ますよね。もっと分散してくれりゃあいいのに、って思います。

昨日は、正しくそんな一日だったんですねぇ昨日の日記参照)
で、最後のお客さんの用事が終わった後、のんきはせっかく近くまできたんだか
ら、ってことで、松山市北条の温泉に入りにいきました。

この北条という地域には、2つの大きな温泉があります。
最近新しくできたのがコスタ北条という温泉。この温泉の最大の魅力は、何といっても
北条の海を一望できる、パノラマサイズの超巨大露天風呂。ノーマルの温泉風呂
と、炭酸風呂の二つがセットされていて、夕方に利用すると、ゆったりと浴槽につ
かりながら、夕日が沈んでいく様子をじっくりと眺めることができます。

まぶしそうですが、意外と夕日って、直視したりできます。日中の太陽に比べると
あまりまぶしくないんですね

ただこの温泉、のんきにとっては余りに広すぎるんです。洗い場から室内の浴槽ま
での距離もさることながら、露天風呂まで行こうとすると、階段を上って、何か、
鉱石が飾られた浴槽を通過して、更に階段を上って外に出なくちゃなりません。

それはそれで気持ちいいんですが、…無茶苦茶疲れます。
そうなんです。のんきは実は一本足。片足は義足なので、温泉に入る時は外して入
ります。露天風呂に行くまでに息が上がっちゃいます。

で、今回のんきが行ったのは、もう一箇所の温泉、シーパ北条。こじんまりとはして
いますが、こちらでもやはり海に沈む夕日を眺めながら露天風呂に入ることができ
ます。
お湯はちょっと塩味

のんきは露天風呂に入って、露天風呂の縁で横になって寝るのがとても大好きで
す。タオルだけ上に掛けて。片足だけお湯に付けて。風邪引きそうなんですが、こ
れが意外と大丈夫。気持ちいいんです。まあ、露天に出る前に室内の温泉でしっか
りと体を温めておくことが大切だとは思いますが。

で、その後サウナに入って、水風呂につかる。最高ですね。
シーパの場合は、更に風呂から出て、着替えた後に食べるご飯が最高。

海鮮丼を頼んだのですが、何しろ瀬戸内海のすぐそばの温泉。無茶苦茶おいしかっ
たですね。ちなみに鯛の切り身のお吸い物付き

温泉って、最高ですね。たまに温泉に行くので、他の温泉のご紹介も時々してみま
すね

但しのんきに泉質のことは一切わかりませんのであしからず。


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「事故」

2009-02-25 23:57:40 | のんきの日記
最近よく事故を起こした話を耳にします。

今月に入って3件目です

のんきが、ってわけではありません。のんきのお客さんが、です。

一人は自転車がぶつかってきて、自動車は小破。小破と言っても、フロントガラス
は割れ、ボンネットは凹んでます。停車しているところに自転車がぶつかってきた
らしいんです。ちなみに自転車の人はぶつかった後、何もなかったかのように荷物
をまとめて立ち去ってしまったそうです。

とても古い車で、修理するのは余りにもったいない、ということで、新車に買い換
えていただきました

3件目は車対車。これも、停車していた自動車に、相手がバックしてきて、ぶつけ
てきたそうでうす。相手はどうも大学生らしく…。

見た目はそれほどでもなかったんです。ナンバープレート角っこが曲がって、フロ
ントのバンパーの塗装僅かに剥げた程度。だけど皆さん。気をつけてください。た
かがその程度でも、2万~3万は軽くかかります。というのも、僅かに塗料がはげ
てしまったところを塗りなおすと、明らかにそこだけ色が浮いてしまいます。つま
りバンパーを丸一本塗りなおすことになってしまうんです。

自分の車だとあきらめもつくんですが、基本的に相手の車を傷つけた場合は、「原
状回復」が原則。そのために任意保険に加入することをお勧めするわけです。

だけど、たかが3万程度のために保険を使うのももったいないですよね。そこで、
相手方は保険を使わずに支払うことを約束してくれていたのですが。

代車の準備ができたので、車を取りに行って、工場に持って帰ってみると…。

そうなんです。自動車って、意外と重いんですよね。軽自動車でも1tくらいあり
ます。表面は軽く塗装が剥げた程度だったんですが、その下の車のフレーム枠が曲
がっていたんです。これを直そうとすると、とても3万では済みません。良くて
10万。場合によれば20万近くかかってしまうんです。

そうなんです。だからこその自動車保険。5万を越えるような事故の場合はもう保
険屋さんに任せたほうが賢明です。今回の場合、相手の方は保険を使うことを渋っ
ているんです。何故って来年等級が下がってしまい、保険料が跳ね上がってしまう
から。勿論、実費になれば最低限金額は抑えるようにするんですが、それは=相手
にそれで我慢しろ、ということ。事故を起こしただけで、自動車の評価金額も20
万から30万下がってしまうんですよねぇ…。まあ、多分保険で話はつけることに
なると思うのですが。

3件目は2件目の逆バージョンン。停車していた車にこちらが持っていった形で
す。しかも性質が悪いのは、こちらの車は無保険自動車だったということ。実費で
支払うより他仕方がないんですよね。

で、この場合、基本的に修理はこちら側ではなく、相手側の修理工場に任せるのが
基本。何故って、車をぶつけられたほうが信頼している工場に任せるのが普通だか
ら。だってぶつけたほうの工場に任せたりしたら、どんないい加減なことされるか
わかったもんじゃないでしょう?

少なくとも相手はそう思うはずなんです。だけど、支払いが実費なので、こちら側
も何とか安く上げたいわけ。そこで、のんきのところに話が回ってきたのです。

相手は既に見積もりを出しているんですから、少なくともそこに書かれている内容
の修理は引き受けなければなりません。で、見積もられている金額よりは安く仕上
げなければならないわけ。ということは…、この件を引き受けてしまうと、必然的
にのんきが勤めている会社に利益は残らないんですよね。ただ働きってやつです。

しかも見るからに高くつきそうな当て方してたし…。どんな直し方しても、多分文
句言われちゃうんですよね…、きっと。「安く上げたからこんな直し方になったん
じゃないのか」って。略同金額の見積もり出して、相手の会社に任せてしまうのが
きっと賢明だと思う…

皆さんも事故には気をつけましょう。


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自信

2009-02-24 22:49:06 | のんきワールド
のんきが、ずっと欲しかったものです。
のんきはずっと不安でした。

「自信」

「自らを信じる」。これって、簡単なようでいて、実はとても難しいものだと思い
ます。

自らを信じることができないから、どうしても人の評価が気になります。

自分自身は、他者の目にはどのように映っているんだろう。
そもそも、人は自分自身のことをどのように思っているんだろう。

たとえ今でも、もしのんきが人から、「自信はあるのか」と聞かれると、それに対
して、はっきりとYesと答えることはできません。

だけど、少しだけ思い始めたんです。そろそろ少しは自分のことを信じてやっても
いいんじゃないか、って。

今までののんきは、他者の評価を耳にすることで、初めて自分自身の価値を決めて
いました。自分がそこにはいなかったんですよね…。

本当は、もう少し待ってみないとはっきりとした答えは出ないと思うんです。今は
まだ、偶然とか、まぐれに頼っていますから。だけど、その偶然とかまぐれも、長
い間続けば、そこには何らかの要因があるんだと思うんですよね。

これが本当にまだまだ続くのか。そうならばのんきは本当に自分自身のことを信じ
てやることができると思います。

だけど、気をつけておかないといけないのは「過信」。常に初心に立ち返られるよ
うな、そんな自分を維持していきたいと思います。



君さえいれば、どんな勝負も勝ち続ける
暗闇を切り裂くように

I need your love

数センチのズレを重ねて、偶然は運命になる
屈託なく笑う声に免じて、四次元の会話も慣れて、
つい引き込まれていく

君さえいればはるかな道も越えていける
どんなときも守り抜く

大地の水は透き通る花を咲かせる糧
暗闇を切り裂くように

I need your love.

       君さえいれば~DEEN


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あんときののんき―完結編―

2009-02-23 22:06:16 | あんときののんき
さて。これまでのシリーズもののうち、最長ではないかと思しきこのあんときのの
んきシリーズ。いよいよ今回で完結いたします。

前回の日記でご紹介したとおり、最後の店舗で、のんきは3人の店長に仕えること
となったんですが…。

実は2人目の店長は、のんきが高知時代に仕えた店長だったのです。

2人目の係長の頃はまだ良かったんです。少なくとも当時の係長は、店長の指示
をブロックしてくれていましたから。

問題は3人目の係長となってから。
そして、この係長は、実はのんきが始めて仕えることとなる、年下の上司でもあり
ました。たった1歳ではあったのですが。とは言え、大卒ののんきと比べて、高卒
のこの係長は、当然この会社での経験年数はのんきより長いわけです。

中々上のクラスに上がれないのんき自身の負い目もあり、複雑ではありましたが、
あくまで係長は上司。のんきは部下。その形を崩すことはありませんでした。

で、その係長がやってきた直後ころのこと。のんきは、催事場の売り場を作ると
き、当然その店長が指摘するであろうところは、指摘を受けにくいような売り場作
りを行っていました。しかし、それは係長の思う売り場とは間逆だったんですね。

しかし、のんきは店長から指摘を受けるとわかっている売り場を、係長からの指示
とは言え、わざわざ店長からの指摘を受けやすいような形に作り変えるような馬鹿
なことはできません。しかし、新しい係長はそこを直すよう、のんきに指示を与え
るのです。

「店長の考え方はそういう考え方だから」

そういって否定するのは簡単なことです。ですが、それは逆に「お前の考え方はな
いのか」と指摘を受けそうなので、そういう主張の仕方はしません。必死に店長の
考え方を受け売りで係長に対して主張しました。

ですが折り合いは付かず、結局係長はのんきの売り場を、自らの手で、自らが思う
ように作り変えてしまいます。

結果は想像通り。しかも店長はそれを係長に対してではなく、のんきに対して主張
してきたのです。ですが、のんきは係長に作り変えられてしまった売り場を作り変
える気などさらさらありません。店長の指示を受けながら、あえて売り場を現状の
まま放置してしまいます。

案の定、店長はのんきに対してではなく、係長に対してその指示を行いました。係
長はのんきに対して行ったのと同じように、自分の主張を店長に対して行うのです
が、通るわけがありません。

そして、係長は店長に言われたことを、のんきに言ってきます。しかし、のんきは
絶対に首は縦に振りませんでした。そもそものんきの主張を呑まずに係長が行った
ことの結果だったんですから。

「のんきが自分で言いよったろが、そうやって」(ちなみに「のんき」のところに
は当時係長がのんきの名前を呼ぶ時に使っていたニックネームが入ります。)

はい、言ってました。で、のんきにどうしろと言うんですか、ってことですよね。

まあ、そんな感じで、係長に対しても、店長に対しても、のんきは対立感をグレー
ドアップしていきます。徐々に強気だった係長の主張が、まるで店長の主張を代弁
するかのように変化していきます。まるでのんきに対する八つ当たりですね。

その係長から受ける、初めての人事評価の際、のんきはとんでもないことを聞かさ
れます。前回の人事評価の際、実はのんきは上のクラスに上がることのできる評価
を受けていたようなのです。たとえ最終決定者が店長であったとしても、判断をよ
り普遍的にするため、ある一定の基準があったのです。のんきはその基準を満たし
ていたんですね。

にもかかわらず、店長の独断で、のんきの昇格は見送られていたんです。完全な不
正を行われていたんです。のんきの知らないところで。

まあ、それは既に当時ののんきに取って、大きなダメージを与える要素ではありま
せんでした。何度も係長クラスの苦しい様子を目の当たりにし、のんきの中にはこ
の会社の中で昇格することに対する魅力が、完全に色あせてしまっていたんです。

ただ、のんきの中にあるのは将来に対する不安。この会社の中にいて、のんきは一
体どうすればいいんだろう、と。自分の将来は既に閉ざされたようなものだった
し、今のままでは何の為に生きているのかわからない、と。一生このままなんだろ
うか、と。

そんな中、職場の同僚の一人から、のんきにあるお誘いがかかります。

サイドビジネスをやってみないか、と。

そして、のんきはそれをサイドビジネスだとは思わずに了承したのです。どす黒
い、それこそ伏魔殿のような今の会社に比べ、のんきが声を掛けられたビジネスの
概要は、精神を病んだ当時ののんきにとって、とても魅力的に映ったんですね。

実際、現職の職場と、そのビジネスとを比較した時、今でものんきは後者の方が優
れていたと考えています。要はのんきに実力があるかないかが問題であっただけ
で。そして、のんきは自らの力量をわきまえず、様々な職場の仲間達に対して、同
じような声かけをしていきます。のんきのこの行為は、完全にのんきの職場での人
間関係をぶち壊してしまったんですね。

前回の日記でのんきに言葉を送ってくれた男性こそ、既に転勤で他店に移った後
でしたが、その他の仲間達には、完全に背を向けられるような形で、のんきはその
会社を後にしたのです。

まあ、今思うことは、結局世の中どんな商売をするときでも、本人に実力がなけれ
ばうまくいく話など存在しない、ということですね。厳しさを教えられるには余り
に長い時間が、人生を生きていくすべを教わる上では余りに大きな金額が、のんき
の元から吸い取られてしまいましたが、今はその時代があったことはプラスであっ
たと感じています。

そして、2つの時代を経て、のんきの時代は自動車の営業マンへと移ります。
まあ、こうやってカミングアウトできるようになっただけ、ましってことかな


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あんときののんき―とんでも戦士編―

2009-02-22 21:03:12 | あんときののんき
当時のんきが勤務していた会社には、昇格試験というものがありました。

一番最初のクラスから上のクラスに上がる為には、ペーパーテストで合格すること
と、上司からの評価である一定上の評価を受けること、の2点が必要でした。
ちなみにペーパーテストで、のんきは2度も不合格をいただきました

で、3度目で漸く合格するのですが、それでも上司の評価が悪く、上のクラスにはあ
げてもらうことができませんでした。

少し話が逸れますが、3つ目の店舗で、のんきは3人の係長と、3人の店長に従う
ことになります。2人目の係長は、実は家庭用品出身で、店舗の誰よりも家庭用品
売場に詳しかったので、その人はやはり店長からの指示をブロックしてくれるタイ
プの人でした。

その人の噂は、のんきも以前から耳にしていたので、実際にその人の下に付くこと
が出来るようになったとき、のんきはとても嬉しく感じました。最終的にその人に
のんきのことが信頼してもらえたかどうか、というと決して良い評価はもらえな
かったのですが、それでも以前のように無茶苦茶な売り場変更をさせられるような
こともなくなり、のんきが作った売り場に勝手に手を加えられることもなくなりま
した。

休みの日はのんきに代わって係長がきちんと売り場の管理をしてくれましたし、そ
の分私生活的なところは、大分充実していたように感じます。そうなんです。その
時にのんきと行動を共にした人たちが前回の日記でご紹介したとんでも戦士たち
だったんですね。

皆で口裏を合わせてそろって休む理由を作って皆で旅行に行ったり、仕事が終わっ
た後、夜中に無茶苦茶遠くまで出掛けて、朝方帰ってきて、その足で出勤してみた
り…。とても楽しかったですね。

で、その内、新入社員として入ってきた男性のうち一人は、実は以前同業の他の流
通会社で係長と同じクラスまで経験していた人で、しかも超優秀な売り上げを立て
ていた人だったんです。

のんきが、自分の不満をその人に打ち明けた時、その人はこんなことをのんきに
言ってくれました。

自分は、どんな上司の下に付いた時でも、自分の売り場のことは、
必ず最初は自分がやりたいようにやる。だが、上司というものは、必
ず自分の作った売り場に対して指摘をしてくる。その時、自分は一切
文句を言わず、必ず上司の言われた通りにする。そして、売り上げ
が立たなかった時、必ず上司はこういってくる。

「お前はなんでこんな売り場をつくったんだ」と。
それに対して、自分はこう答える。

「いや、あなたがこうするように指示したんでしょう?」と。
そうすると、上司はこう返してくる。

「お前は自分の考え方はないんか」。
そして、
「いや、自分は、こうこう、こういう風に考えています」
と答える。

「じゃあなんでそうしないんだ」
「いや、あなたがそうしろといったんでしょう?」
そして、上司は何も言えなくなって、その場を去る。

その後、自分は、上司から指示のない部分に対して自分でやりたい
ようにやる。そして、やはり上司は同じようにそのやり方に対して
支持を出してくる。

そうすると、自分はやはり上司から言われた通りに全てを行う。そ
して、売り上げが立たなかった時、上司はやはりこう聞いてくる。
「お前はなんでこんな売り場にしたんだ」と。

「いや、あなたがそうしろと言ったんでしょう?」
「お前の考え方はないのか」
「自分はこのように考えています」
「じゃあ、何故そうしないんだ」
「いや、あなたがそうしろと言ったんでしょう?」

やがて、上司は何もいえなくなり、やがて自分に売り場の全てを任せる
ようになる。


ふう。5話もかけてしまいましたが、実はのんきがこのシリーズでお伝えしたかっ
たのは、彼から教えてもらった、この考え方なんです。いや~、長かった。

この考え方は、今でものんきのこころの支えとなっている考え方の一つです。この
会社にいた間は、結局のんきはこのことを実践することはできませんでしたが、退
社後、休職期間中に学んだ考え方とミックスさせて、次の職場でこのことを実践し
ました。勿論、実績が上がるまでは非常に辛く、胃に穴が開くような思いをしまし
たが、実績が上がった瞬間に、のんきの社内での立場はそれまでと一気に変化しま
した。まあ、その話もいずれお伝えすることとしましょう。また長くなりすぎてし
まいましたからね。

さてさて。次はいよいよあんときののんきシリーズ完結編。

二人目の店長がのんきに対して行っていた不正。精神的に追い詰められたのんき
が、ついにこの会社を去ることとなった理由。いい意味でも悪い意味でも、現在の
のんきの礎となったこの会社での体験。…シリーズ完結編をこう、ご期待!!


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あんときののんき―最後の売り場編―

2009-02-21 23:31:21 | あんときののんき
あんときののんきシリーズも今日で第4回目ですが…
その前に。本日ののんきをねっこの日記からご覧下さいませ。本日はねっこの
会ののんきでございます。

さて。それでは。あんときののんきシリーズ第4話。始まり始まり~。

次にのんきが転属されたのは、広島のとある小さな町の家庭用品売り場です。
この店には、とんでも戦士がのんき以外に4名、集まることになりました。
のんきと、他男性の新入社員が2名、女性の従業員が1名、そして女性の新入社員
が1名。のんきはこの4名のメンバーと行動を共にするようになります。

この店に来たとき、一番びっくりしたのは、略すべての社員が、「夜中遅くまで」
仕事をすることに誇りを持っていたことでした。閉店時間が夜中の9時。社員はな
んとこの9時に閉店した後に仕事を始める人たちばかりだったんです。

当然のようにして、退社時間は平気で夜中の12時を回ります。彼らは皆、当然の
ようにして休日も出勤してきます。
のんきは当然、それはおかしい、と感じていたので、なるべく営業時間中に仕事を
終えようとするのですが…。

この店は明らかに異常でした。最初はのんきが思うように売り場作りを行うのです
が、途中で係長から要望が入ります。その要望、というのは、実は係長の要望では
なく、店長の要望なのです。この係長は、店長からの支持を、全く加工することな
く、ダイレクトにのんきに伝える人だったんです。

勿論のんきにとってはその全てを飲めるような要望ではなかったのですが、その指
示の中において、のんきなりに精一杯工夫して売り場作りを行います。売り場作
りって、2時間から、長ければ半日くらいかかることもあるわけです。

で、初めて売り場作りを行った次の日は休みだったので、のんきは休んで、次の日
に出勤したのですが、そこには目を疑うばかりの光景が広がっていました。のんき
が必死に考えて、こしらえた売り場が、そこにないんです。

ない、とは読んで字のごとく、全く別の商品の売り場に変わっていたんですよ。
商品部からの指示もあり、出しておかなければならない商品でもあったのですが、
それらは全て別の場所に移動され、全く関係がない商品が並んでいたりするんで
す。

担当であるのんきに、何の連絡もなく、ですよ。最初に作った売り場の効果を測定
することも出来ぬまま…。それから、似たようなことが頻繁に起こることになりま
す。売り場を担当する人員も限られている、当然発注業務もしなければなりません
し、何より売り場の担当者でさえ、自分達が作った売り場においてある商品がどこ
にあるかわからなくなってしまう、なんて致命的なことが頻繁に起こるようになる
んです。

もう、腹が立つどころの話ではありませんでしたね。自分が一生懸命作った売り場
が、勝手に作り変えられ、場所も、構成も勝手に変えられてしまう。思いっきりや
る気を削がれていました。人が勝手に作った売り場で、売り上げが立たないのは何
事だ、って言われても…ねぇ。

そんな中、のんきが心を持たすことが出来ていたのは、前記したとんでも戦士たち
がいたからなんです。

ではでは、次回はそのとんでも戦士たちのことをご紹介するとしましょう。


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あんときののんき―初めての告白編―

2009-02-20 23:56:59 | あんときののんき
高知にいたとき、実は、それでものんきの弊害となる人は他にもいました。

高知時代、のんきの上司となる係長は2度転勤し、合計3名の係長に仕えました。
弊害となっていたのは、最初の係長と、店長でした。

ですが、色々文句は言われるものの、基本的に売り場作りとか、売り場計画とか
は、のんきに任せてもらっていました。というのも、「家庭用品売り場」を体験し
た係長は、一人もいなかったことが原因です。

ただ、そうはいっても、店長だけは少し違っていました。この人は家庭用品売り場
に対する知識もあったんです。ですが、のんきのところに、ダイレクトでこの店長
から指示が下されることはありませんでした。実は、係長は3名とも、店長からの
んきの売り場への指示を、略ブロックしてくれていたんです。

今考えると、とてもありがたかったですね。しかも、食料品のない売り場は、時間
的な負担が随分と軽かったですし、何よりのんき以外にもう一人正社員が担当とし
て配属されていた、ということ。おかげさまでタイムシフトどおりの行動が出来ま
したし、サービス残業や休日出勤をすることもほとんどありませんでした。

ですが、それでもちゃちゃが入ります。すべて原因は店長。休日出勤をしないのん
きに対して、ひそかにジャブを入れてくるんです。ですが、のんきはすべて係長に
了解をもらって行動していましたし、略店長の支持は無視っていました。

とは言え。売り場作りは略すべて管理させてもらってましたし、勿論シフト時間内
ではとても売り場作りが間に合わないこともあります。こっそりと休日出勤をして
売り場を作ることも良く有りました。だけど、それはのんきなりに、とても楽し
かったんです。

ところが…です。恐らく、労働基準監督署が何処かの店舗に入ったんでしょうね。
あるときから勤務時間帯に対する指導が厳しくなってきます。以前はあれほどのん
きの休日の取りかたに文句を付けていた店長の態度ががらりと一変。次はこっそり
と休日出勤をして売り場作りをしているのんきに対して文句を付け始めたんです。

「休みの日に出勤をするな」と。

しかーし。高層階の売り場。店長が上に上がってきていないときを見計らって、
こっそりと売り場作りやってましたねぇ。
そうです。実は、この頃になると、のんきには実は、出勤する理由が「売り場作り
をすること」以外にもう一つあったんです。

タイトル名から想像できるでしょうか。実は、このとき同じ売り場の担当だった
人は女性だったんです。のんきは、実は同じ売り場で仕事をするうちに、その人に
ほのかに思いを寄せるようになっていたんです。

のんきがこの売り場で仕事をしたのは、たったの1年間でした。他の売り場の担当
の人たちともそれなりに仲良くさせてもらったし…いい一年間だったと思います。

そして、次の店に転勤することが言い渡された日。のんきはある決断をしました。
のんきが転勤する、という情報が流れた時、のんきが思いを寄せていた女性は、こ
らえきれずに涙を流してくれたんです。それが決断した最大の理由でしたね。

初めてのんきの側からその女性を食事に誘い、そこで初めてのんきの気持ちを伝え
たんです。今考えてみると、とても不器用な告白だったと思います。

結果は…。そうですね、最終的には良い結果ではありませんでした。一旦は受けて
もらえたんですが、何より告白した時期がよろしくなかったですよね。転勤する、
1週間前だったんですから。数日後、お断りの言葉をいただきました。

のんきにとって、「告白」したことも、「失恋」したことも、実は初めての体験で
した。初めての感覚でしたね。ですが、転勤する直前であったことは、そんな中で
も幸いであったと言えたかもしれません。そうです。もう二度と、会うことはない
わけですから…。

さてさて。次はのんき最後の売り場へと場所が移ります。さてさて。いかがあいな
りますことやら。ニンニン


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あんときののんき―それから編―

2009-02-19 23:22:30 | あんときののんき
のんきは最初の店舗に3年間配属されました。

お菓子売り場-乾物-日販もの-生活用品売り場と、図らずも、のんきはいわゆる「グ
ロサリー」と呼ばれる売り場はすべて経験することになります。ポジティブに捉え
ると、将来へ向けて、様々な売り場を経験することが出来た、とも捉えられるので
しょうが、ぶっちゃけた話、「職場適性がない」と判断されていたのでしょう。

のんきが転勤する直前頃に係長から聞かされた話なんですが、係長は、実はのんき
のことをやめさせよう、と思っていたそうなのです。だけど、会社の側から解雇す
ることは出来なかったんでしょうね。特にのんきは障害者で、「障害者採用枠」を
使って採用してもらっていたので、解雇してしまうと会社側にペナルティが来るこ
とになるわけです。

だけど、どんなに辞めるように仕向けていっても、のんきは耐えてしまうわけで
す。だから係長にはどうしようもなかった、と打ち明けてくれました。もっと他に
適職があるんじゃないか、とそのとき言われましたね…。

だけど、のんきには何より裏づけとなる自信がありませんでした。他の職場に行っ
たとして、うまくやっていく自信がなかったし、何より「何をすれば良いのか」が
わからなかったんです。

だから、辞めることができなかったんですね。
で、その数ヵ月後にのんきには転勤の辞令が降りました。
「家庭用品担当」としてのんきは高知へ配属されます。

考えてみると、のんきにとって、このときが一番恵まれていたのかもしれません。
初めて仕事を「任せてもらえた」んですね。

そうそう。少し話は逸れますが、このときに初めて松山の人の閉鎖性を実感するこ
とになります。

それは、同じ売り場の、一人のパートの女性が原因だったんです。
今考えてみると、高知県の人って、言うことは結構きついことを言う人もいます
が、すごくさっぱりしてて、そのことを後に引きずるようなことがないんです。実
際、のんきの売り場には、積極的にのんきの言葉を聴いてくれて、のんきが思うよ
うに売り場作りや仕事を実践してくれる人ばかりでした。ただ一人を除いては…。

その、ただ一人の女性は、のんきと考え方が違っていて、すべてをビシッ!!とス
ケジュールどおりに管理しようとします。実際、能力はある人だったんでしょう
が、余りに他の人との人間関係を軽視しすぎる傾向があったんです。勿論、本人に
はそんなつもりはないのでしょうが、「何故この人が今この仕事ができないのか」
とか、何故売り場が乱雑なままに放置されてしまうのか…。用は、「人手が足りな
い」からそうなるということに注意がいかないんですね。
その人がここにいてくれれば、色々とうまく回るのに…って感じでした。そのくせ
性格は無茶苦茶きつかったし…。そう。ご想像の通り、その人は松山出身のおば
ちゃんだったんですねぇ。

話が逸れました。焦点をのんき自身に戻そうと思うのですが、またまた長くなって
しまいました。ではでは。また次の機会に、ということで・・・


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