ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

秋の連ドラ2

2023-11-09 15:03:00 | 日記
連ドラ記事の1回目は「大奥シーズン2」に明け暮れてしまいましたが(笑)
他の新ドラマは、一応、観てはいるものの、いつもよりリタイアするのが早めだったり
初回からパスしてしまうものが多かったりするのは否めません(苦笑)

そんな中、前クールで、甲斐さんが絶賛なさっていた「VIVANT」を始め
これまでも国営放送に負けないくらいの豪華キャストがウリの「東芝日曜劇場」枠(笑)
今クールは、鈴木亮平さん主演の「下剋上球児」
しかも「ノンフィクションに着想を得たオリジナルドラマ」ということで期待無限大♪(笑)

更に、この枠では、甲斐さんお気に入りの「陸王」を始め
野球やラグビーなど、スポーツを題材にしたドラマの際には
そのスポーツの経験がおありの役者さんを起用することが多かったのが
今回の球児役の方々は、半年以上かけてオーディションを行い
演技や野球の実技を見て選抜された皆さんらしく
野球経験がおありではない鈴木さんも「野球部顧問兼監督」に成りきるべく、特訓を積まれたんだとか…

ただ、その鈴木さん演じる教師は、生徒の気持ちに寄り添い、親身になってくれる
「良い先生だなあ」と思って観ていたトコへ
原作には描かれていなかったという「教員免許」の件が発覚して
「イヤ、それ、犯罪ですよね?(汗)」と、ちょっとトーンダウン中…(苦笑)
…っていうか、毎回、ストーリーの最後に「下剋上まで○○日」とクレジットされる以上
このドラマの結末に変更はないと思われるので
「なんちゃって先生」の落としどころが見えないことに戸惑っているというのが正直なところです(苦笑)

一方、初回からずっと変わらず楽しみにしているのは「コタツがない家」
吉岡秀隆さんが、久々に「ダメ男」ぶりを発揮なさっているのがツボりまくりの我が家(笑)
廃業寸前の漫画家…それも働かない代わりに家事をする訳でもなく…って小池栄子さん演じる妻によれば
「たまに、頼んでもいない家事をやって、しつこくアピールして来る」らしく(笑)
奥さんは、以前にkainatsuさんが「たまに父が『お風呂洗ったよ~!』って言って来るのがヤだ!」
…と、おっしゃっていたことを思い出しクスクス(笑)

更に、文句を言われると、ものすごい屁理屈で言い訳&責任転嫁するという(笑)
「ALWAYS~三丁目の夕日」の芥川さんよりヒドイかも?って役なんだけど(笑)
例えば…石川さゆりさんがお歌いになる「ダメ男数え唄」という主題歌の最後に
その回の「名言」がクレジットされるんですが、初回は「働かない系夫の名言」で

その名言が飛び出すシーンというのが、大言壮語したにも関わらず
アイドルのオーディションに落ちた息子の映像を観て
「どうして、こんな大口叩いたんだろうね」と吉岡さん
すかさず、妻が「父親に似たからでしょ」と返すと
「俺は、出来もしないことを口にするほど愚かな人間じゃないけどね」と応えたものの

「じゃ、結婚する前『ハワイに別荘買ってやる』って豪語したの、どこのどいつよ?」
…と言われたトコで、この日の「名言」…というより「迷言」が登場(笑)
「別荘って、維持費と掃除が大変らしいよ」(笑)
もっとも、妻に「買おうと思えば買えたみたいな言い方しないでくれる?」とツッコまれてたけど…(笑)

まあ、奥さんは、かつてこの漫画家に結婚を勧め
廃業寸前になっても、唯一気にかけてくれる編集者(北村一輝さん)に
「漫画家っていうのは、怒りや苦しみや叫びが、物作りの原点にあるんです
厳しい環境に身を置いてこそ、筆が走るっていうのに
結婚というぬるま湯にブチ込んで、創作意欲をむしり取ったのは、あなたなんですよ!」と
漫画が描けない理由を説明?(笑)するシーンを観て

「昔、甲斐さんも結婚して落ち着いちゃったら
曲が書けなくなるかも知れないって言ってたなあ」と遠い目…(笑)
そういえば、サンストで、長岡さんを始め、ゲストの皆さんに「結婚ってどう?」とか
「何か、これまでと変わったことある?」といった質問をなさっていたような…?(笑)
まあ、松藤さんも、甲斐さんが離婚されたあとに
「良い曲書くなあ!ずっと不幸だったらいいのに…(笑)」とおっしゃったみたいですが…(苦笑)

もっとも、このドラマの中では、北村さんが「結婚生活は、本来ぬるま湯なんかじゃないんだよ
快適にしてるのは、全部お前なんだよ」と諭し
それでも、ウェディングプランナーとしての体面を保つために
ニート状態の自分と別れようとしない…などと妻のせいにする吉岡さんに
「だったら、離婚するまでを漫画にしろよ」と提案するや
「そんなの、描けない言い訳に決まってるでしょ」と、あっさり自供(笑)

漫画が描けなくなった理由は、やはり才能の枯渇なのか?(汗)
それとも、北村編集者の言っていたように、より良い作品を描きたいという思いが強いからなのか?
それは、今後の展開に委ねるとして、そんな「戦力外夫」に加え
一人息子(作間龍斗さん)も父親に負けず劣らずの屁理屈王子(笑)で

ニートの父親より、母が結婚前につき合っていたというパイロットの子供に生まれたかったと呟き
母から「悠作(吉岡さん)じゃなかったら、アンタ生まれて来てないからね!」と言われると
「じゃあ、生まれて来ない選択肢もアリだったね」という「名言」を吐いたり(苦笑)
推薦入学のための面接で、志望動機を訊ねられた時には
「親が敷いたレールを目隠しで歩いて来たら、ここでした」との「名言」で、見事不合格となったり(汗)

果ては、この先の進路についての話し合いで
「子供は親の背中を見て育つって、聞いたことあんだろ?
自分たちの背中が、そんなに自信あったんだ?
自分たちの子供が、この環境下で、まともに育つと思ってたの?衝撃なんだけど…」とブチかまし(汗)
…って、この話し合いのシーンの「名言」は
「俺はともかく、お母さんは相当いい背中してるぞ」という父の言葉でしたけど…(笑)

更に「Dr.コトー」でも、吉岡さんの「舅」になられた(笑)小林薫さんが同居することになり
…って、小林さんは熟年離婚後、仲の良かった友人を亡くし
おまけに詐欺に引っ掛かって財産も無くし…という境遇なんですが
同居したくない感満載の吉岡さんに「この家の頭金を出したのは俺だ!」と言い出し
お二人が、屁理屈バトルを展開なさったシーンで大笑い(笑)

でも、このお義父さんは、料理上手という設定で
吉岡さんよりは「役に立つ」存在みたいです(失礼!)
我が家は、あの「深夜食堂」を彷彿させるかのような食事シーンにニンマリ(笑)
あと、「コタツ」がないにも関わらず?由緒正しい雑種のネコ(笑)が飼われていることと
家族をしら~っとさせた発言のあとや、バトルが始まる直前に
セイヤングと同じく「チーン!」と鳴るのもお気に入りです(笑)

会社の部下たちには、この「戦力外」の男たちに対する不平不満を並べ立てている小池さんが
「毎日のように大変なことが起こるし、腹の立つことも沢山あるけれど、意地でも離婚はするまい」
…と思っているのが不思議…って、珍しく3人から
「行ってらっしゃい」と声をかけられて出勤する…といった、ささやかなシーンや
前述の「名言」のあと、吉岡さんが不器用に妻を慰める様子
ちょっと、ほっこりしたりもするんですが…(笑)

小池さん演じる妻と同じく、ストレスフルなパラリーガルが主役の「うちの弁護士は手がかかる」は
「さすが、ムロツヨシ!」って感じで(笑)…って
実際に、プロデューサーの方から「フラットなムロツヨシが見たい」とオファーされたそうで
「自分ならこう言う」と、脚本を変更して頂くこともあるみたいで
「ムロさんありき」のドラマというのは間違いないんじゃないかと…?

なので、ムロさんが撮影中に入院なさった時には、どうなることかと心配しました(汗)
その後、無事に復帰されたものの、次週の放送分がまだ撮り終わってなくて
予告が流れるはずの時間に、ムロさんが登場なさるなど、ナカナカの押しっぷりだったけど…(汗)

30年間も担当していた人気女優(吉瀬美智子さん)に、突然解雇されたとはいえ
ベテランの敏腕マネージャーらしく、最年少で司法試験に合格したエリートながら
何かと不器用でコミュニケーション下手な弁護士を、持ち前のマネジメント力でフォローする姿は
「きっと、素のムロさんもこんな感じなんだろうなあ」という説得力がアリマス

そうそう!このドラマのナレーションの男性の声に聞き覚えがあり「誰だっけ?」と思って
番組の最後に流れるクレジットに注目していたら
ナンと!時任三郎さんで「『Dr.コトー』の関係者が、ここにも!(笑)」とクスクス(笑)
何より驚いたのは、このドラマの主題歌が、ローリング・ストーンズの最新シングル「アングリー」で
しかも、ミックを始め、ストーンズのメンバーの映像も一緒に流れるという…
こう言っちゃナンですが「VIVANT」ばりの超大作って訳じゃないのにスゲーなと…(失礼!)

ちなみに…奥さんは、この「アングリー」が収録されているアルバム
「ハックニーダイアモンド」を即買いし(笑)
更に、ジャケット写真と同じデザインのTシャツも追加で購入しておりました(笑)

同じ「弁護士」モノでも、テレ東の「ハイエナ」は
依頼を成し遂げるためには、手段を選ばないという弁護士同士(山崎育三郎さんと篠原涼子さん)の
騙し騙され、権謀術数満載の法廷外バトルがメインで
「うちの弁護士は手がかかる」のように、観終わったあとの「ほんわか」した感じはないものの
これは、これで「アリ」かなあと…(笑)
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秋の連ドラ1

2023-11-06 15:04:00 | 日記
甲斐さんのラジオ番組の記事を書くつもりだったんですが
ただ今、ボクは、人生初の「大奥」ブームの真っ只中におりまして(笑)
数日、このブログをお休みしていたのも、かつてTBSが堺雅人さん主演の「大奥」を放送した際に
奥さんが入手した原作マンガを読みふけっていたせいでございます(笑)

イヤ、NHKの「大奥」シーズン1を観た時にも
「家光・有功編」や「綱吉・右衛門佐編」辺りの巻をパラパラと眺めてはいたものの
今回「大奥」シーズン2の「医療編」第1~3話を観て
改めて第1巻から読み始め、アタマの中は、どっぷり江戸時代に…(笑)
まあ、その間に日本シリーズ・関西ダービーがあったりもしたもんで…(笑)

おまけに、TVerでは、来年放送予定のフジテレビ版「大奥」のプロモーションのため
過去の連ドラ「大奥」を絶賛放送中で…って、こちらは通常の(笑)…男女が逆転していないドラマですが
時代的に、ちょうど国営放送版と重なっていたり
また、そのプロモーションされている新作には「甲斐バンドさん(笑)」の大ファンでいらっしゃる
小芝風花さんが出演なさるとのこともあり、にわかブームが到来している次第です(笑)

ともあれ…その「医療編」の第1話を観た当初は
平賀源内役の鈴木杏さんが、そういうキャラクター設定とはいえ
あの凛としたよく通るお声で…って、奥さんは、舞台「ムサシ」観劇の際に、ナマ杏さんを間近に拝見し
そのお声と滑舌の良さに「ああ、やっぱり舞台の役者さんなんだなあ」と実感したみたいだけど…

ボクは、その明瞭な発声でのマシンガントークに、少々引いてしまったものの(汗)
原作の「画」を見たら「これ、杏さんの似顔絵!?」っていうくらいクリソツで(笑)
もちろん、役者さんとしても完璧に「源内さん」に成りきっておられ
源内さんの「退場」のシーンでは、涙を堪えるのに苦労しました(汗)

その源内さんにスカウトされ、長崎・出島から、蘭学者として大奥へ入ることになる…って
実際は、若い男子だけが罹患する「赤面疱瘡」の治療方法を模索するために招かれた
蘭方医でもある「吾作」…後の「青沼さん」は
「丸山遊女」とオランダ人客の間に生まれた金髪碧眼という容姿の持ち主で

やはり、金髪碧眼で、赤面疱瘡に罹った兄が
「吾作、おい達は合いの子たい。なあんもせんでも気味悪がられる
そげなおい達が、人に好かれるには良かこつばするしかなか。良かこつばすれば、人に好かれる
お前は、い~っぱい『ありがとう』って言うて貰える人になるとよ」と
崖から海に飛び込む間際に告げた言葉を胸に
たゆまざる努力によって身につけた知識や技術があるにも関わらず
様々な差別や迫害に遭い続けている人物なんですが(汗)

原作マンガでは「女将軍」のために集められた美男3千人がひしめき合う大奥に
初めて足を踏み入れた青沼さんが「イヤ~、ここはまるでゾンタークの丸山町のごたるなあ!」
…との声を上げるシーンがあり、あの「博多どんたく」の語源とされる
「ゾンターク」に反応した者が約1名(笑)…って、ドラマでは、テレビ用の「なんちゃって」とはいえ
前述のような「長崎弁」が飛び出すたびに「イイねぇ♪」と喜んでたけど…(笑)

ちなみに…「ゾンターク」は「日曜日」というか
「キリスト教の定めで、オランダ人が7日に1度、仕事を休む決まりになっている日」だそうで…
って、甲斐さんは「土曜日が半ドンだから『ドンたく』(笑)」とおっしゃってましたよね?(笑)
…ただ、この男女逆転の世界では、遊郭で売られているのは男性なんですが

出島では、オランダ人たちに「男が4分の1しかいない女ばかりの国」だということを知られぬよう
男性の相手をする遊女がいる遊郭も設けられていて
更に、ゾンタークの日には、通常の遊郭の男たちを店から出して、町の中を歩かせていたらしく
江戸では、見かけることのない「大勢の男性」を目にした青沼さんは、前述の言葉を発したようです

それはともかく…青沼さんを大奥に招いた「源内さんのボス」田沼意次役の女優さんのことが
これまで、ちょっと苦手だった我が家…(失礼)
まあ、甲斐さんも「ゲゲゲの女房」をご覧になって
「主演の女優さんが、最初はちょっと…と思った」とおっしゃってたし…(笑)
でも、このドラマで一転「大好き!」になり(笑)
「田沼さま」を失脚させた徳川治済に怨み骨髄…

ただ、この治済役の仲間由紀恵さんの演技が、とてつもなく素晴らしく…って
そういえば「相棒」では、ナンだカンだ暗躍?なさっていたり(笑)
ちょっとホラーなドラマの「隣人」役を務めていらしたり…と
今回の「陰謀家」&「サイコキラー」ぶりにも思い当たる節があるなあと…(苦笑)

ちなみに…小芝さんが演じられるのは、治済に失脚させられた田沼さまがお仕えした
10代将軍・徳川家治に嫁いだ公家の娘・五十嵐倫子らしいんだけど
「家治は女性」という感覚が染みついてしまっていて「ん?家治の嫁ってナニ?」って感じ(笑)

ただ、国営版「大奥」では、女将軍・家治が、側室との間に生まれた子を
正室である自分との間の子として発表し、体面を保ってくれたことに感謝しながらも
どこか満たされない心持ちで過ごしていたトコへ
青沼さん達の医療チームに参加することで、生き甲斐を見出す…といった
なかなか「おいしい」役どころだったんじゃないかと…?(笑)

ともあれ…家治が治済の手下の手で毒殺されたあと
治済は、自分が「女将軍」になるのではなく、自分の息子・家斉(中村蒼さん)を
3代将軍・家光以来…このパラレルワールド「大奥」が始まってから
初めての「男将軍」に担ぎ上げ、裏で実権を握る訳ですが

特に「世の中を良くしたい」といった政治家としての志はなく(汗)
気に入らない者や逆らう者は元より、自分の孫たちまで次々と亡き者にしまくり(汗)
当然、周囲の人間たちは、あまりの死者の多さを不審に思っているであろうに
その疑惑を一切、口にしないため「これが天下ってヤツみたい(笑)」と呟いたあと
「思ったより退屈…」とタメ息をつくというお方で(汗)

そんな母上に逆らったことのない家斉が、かつて田沼さまを始め
青沼さんや源内さんたちが行なった「人痘接種」…今で言うワクチン接種…を受けたおかげで
自分が、赤面疱瘡に罹らない体になったように
国中の男子全員に「人痘接種」を再開してはどうかと進言した途端
「男が政を語るのではないわー!」と一喝(汗)

「男など女の力がなければ、この世に生まれ出ることも出来ぬ出来損ないではないか!
出て来たら出て来たで、働きもせず、子を産むことも出来ず
出来ることと言ったら、乱暴と種付けだけ…そんなクズを盛大に増やして、どうしろと言うのじゃ!」
…と、家斉じゃなくても、平謝りしてしまうほど、ド迫力の激オコぶり(汗)

それでも、青沼さんの右腕だった「黒木さん(玉置玲央さん)」の診療所を訪れ
人痘接種再開の協力を求め、土下座して頼むも
この時の黒木さんのよう言うの!公儀は青沼先生を罪人に仕立て上げ、打首にしたではないか!
ただただ、赤面から皆を守ろうとしたお方を、私利私欲の醜き政争の贄としたではないか!
助力を望むなら、まず関わった女どもの首をはねて来い!話はそれからだ!」という怒りは

失脚が濃厚になった田沼さまから「もう守り切れぬかも知れぬ」と告げられた時も
「ありがとう、青沼」の一言で報われたと感謝し
人痘接種に関わった人間の中で、自分だけが死罪を申し渡された時でも
「私だけで良かったんです!これで人痘の仕方が後の世に伝えられます
いつか必ず再び、世が人痘を求める時が来ます!その時は皆さん、お願いします!
ありがとうございます!皆さんがいなければ、とてもここまで来られなかった」と後を託し

「おいの母親は丸山の遊女やった…合いの子だと罵られ、蹴られ、殴られたおいに母親は言うたとよ
『ああ、こんくらいで済んで良かった…これからもっと辛か目に遭う』と…
それがどうね?あんちゃん、どうね?」と己の人生を振り返り、微笑みさえ浮かべて逝った
青沼さんの最期のシーンが目に焼きついている身には

治済の命令で、手下が手配した梅毒患者の男に襲われた源内さんの最期を看取ったあとの黒木さんが
大雨の中「女たちよ!江戸城にいる女たちよ!貴様らは、母になったことがないのか?
母ならば、男子を産んだことはないのか?
産んだならば、その子を赤面で亡くしたことはないのか?
そういう悲しい母と子を1人でも減らすべく、懸命に歩んで来た者に、この仕打ちか!
あまりにも理不尽ではないか!」と泣きながら叫ぶシーンと相まって
それこそ「今さら!何の用ですか!」って感じだったんだけど

家斉は「青沼先生」の遺志を継ごうと思い直し
自分の頼みを引き受けてくれた黒木さん達を守るため
母上に知られぬよう、あらゆる手段を講じたものの
「人痘」ならぬ「熊痘」接種が成功したおかげで
皮肉にも、その評判を耳にした家斉の息子・家慶の口から
「熊痘」が家斉の指示によるものだったことが知れてしまい「これは…仕置きせねばな」と治済(汗)

正室側室を問わず、家斉の子供たち…自分の孫たちを「菓子」に仕込んだ毒で数多葬って来た鬼女が
ついに、我が子を亡き者にしようとしたトコで
狂気を装っていた正室と、今は治済に仕えていた側室が、密かにタッグを組んでいたことが判明
…って、おかげで、カステラを始め、ちまきやようかんを食べるのに、若干のためらいが…(苦笑)

でも、その恐るべし鬼女が退場したと思ったら、令和の怪優(褒めてます(笑))高嶋政伸さんが
12代「男将軍」・徳川家慶役でご登場…って、前回の放送の残り数分で
もうすでに「ヤベエ奴」ぶりを遺憾なく発揮なさっていたけど…(苦笑)

原作マンガが、ドラマに追いついたトコで、読むのをストップしようと思っていたのに
先が気になり過ぎて「火曜日まで待てな~い!」と
どんどん読み進んでしまい、本日に至っております(笑)
もっとも、原作が完結する大政奉還の手前で、ナンとか寸止めしましたが(笑)
明日の午後10時が待ち遠しくて仕方ありません(笑)

余談ですが…原作の中では、フジテレビが盛大に取り上げた「江島生島」の件はもちろん
「赤穂浪士」の討ち入りでお馴染みの「吉良のお婆(笑)」や浅野内匠頭が登場したり
勝麟太郎(後の勝海舟)が、家慶の娘・家定の正室で、その跡を継いだ家茂の後見を務めた天暲院に
「攘夷論者」である土佐の浪士・坂本龍馬が、自分を斬りに屋敷を訪ねて来た…と話したり

…と、さすが江戸時代は、だてに長い訳じゃないなあと、改めて実感したんだけど
一番のエピソードは「竹千代さま(後の徳川家康)」が、今川義元の元に人質として送られる際に
「常にその身代わりであること」を命じられた阿部正勝の子孫・阿部伊勢守正弘(女性)が
寺社奉行に任じられ、17年間も係争が続いていた難事件を見事に裁き

遠山左衛門尉さまに「お若いのに大したお方だ」と褒められていた最中
いきなり突風が吹き、遠山さまの着物の袖が捲れ
「おっと、これは失礼!時節外れの、とんだ桜吹雪をお見せしてしまいましたな」
「彫り物のお噂は、まことでございましたのね」といったやり取りをするシーンでした(笑)
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