ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2020年の秋ドラ11

2020-12-29 22:10:00 | 日記
今井宗久の館で、松永久秀と筒井順慶を引き合わせた光秀
久秀に肩を叩かれ、順慶を部屋に残し、久秀のあとを追うと
久秀は声をひそめて「ワシにどうしろと言うのだ?」と困り顔(苦笑)

「筒井様との戦を止めて頂きたいのです
お分かりでしょう?公方様と信長様の立場が…つまりは…」という光秀の言葉を遮り
「大和の国は切り取り次第でワシに与えると申されたのは信長殿ぞ!
それを今さら手を引けと言うのか!?」と返し

「あの時は、公方様が筒井様とこれほど関わりを持たれるとは誰も思うてはおりませんでした
全てが変わったのです」との説明にも
「何も変わってはおらん!公方様が勝手にそうしておるだけじゃ!
ワシは大和が好きだ!大和は美しい!それを我がものにしたい
そう思うてやって来た…何も変わってはおらん!」と耳を貸さず…(汗)

が、光秀が「大和でなくてはいけませんか?近江は如何か?
私が信長様から拝領した志賀は良い所です。お譲り致します!
石高は2万石、それで如何でございましょう?」と切り出すと
「あ…えっ…し、志賀をワシに!?本気か!?
えっ…信長殿が承知されると思うか!?」とビックリ!(笑)

「そのつもりで参りました」「承知させてご覧に入れます」という光秀の言葉から
本気で順慶との戦を止めさせたいと願う気持ちが伝わったらしく
「はあ…うーん…」と考え込みつつ階段に腰かけると
「ちょっと座れ…座れ!」と光秀にも腰かけるよう促し

光秀がそばに座ってからも「座れ!」と言いながら考え込んでいて
光秀が「座っております!」とキレ気味に答えても「さようか…」と一言(笑)
天下の国営放送、それも大河ドラマの俳優による昭和なコント?にクスクス(笑)

ともあれ…久秀が「よいか、ワシはな、信長殿が公方様と上洛されて以来
あのお二人は長くは保つまいと思うておる
お主がいくら案じようとも、二人はいずれ必ず袂を分かつ
仕方ないではないか?信長殿は何でも壊してしまうお方だ
だが、公方様は守ろうとする…古きもの、仏、家柄…

あの二人は、まるで水と油ほどにも違う
ワシは信長殿が好きだが、比叡山をああまでしろと命じられれば、二の足を踏むだろう
神仏をあそこまで焼き滅ぼすほどの図太さはワシにはない…あれば、天下を取っていた」
…と、信長の比叡山焼き討ちに触れるや「それは私も松永様と同じです
あの戦のやり方は、私には…」と苦渋の表情を浮かべる光秀に

「だが、信長殿を尾張から引っ張り出し、ここまで動かして来たのはそなたではないか
比叡山のことは心が痛むが、あれをやらねば世は変わらぬ…お主はそう思うておる、違うか?
所詮、信長殿とお主は根がひとつ…公方様とは相容れぬ者たちだ
いつか必ず公方様と争う時が来る…ワシはそう思うておる」
…と光秀自身が薄々感じながらも、認めたくない本心を言い当てつつ

「だが、志賀の領地をワシに寄越すという、そなたの心意気は諒としよう
筒井との戦、いったん手を止めても良い
まあ、茶でも飲もう!順慶を呼べ!話し合おう」と光秀の要請に応えると
「松永様、かたじけのうございました!」という光秀の礼も聞こえないふりで
「宗久!話はついたぞ!茶を所望じゃ!」と茶室へ向かう久秀…くぅ~!カッコいい!(笑)

この知らせを受けた信長は「そうか、松永は和議に応じたか!それは上出来!」と超ゴキゲン(笑)
光秀は「ただ、私が差し上げると申し上げた志賀の領地には、一向にご興味を示されず
私の面目を立ててやると、それだけ申され、いささか拍子抜けが致しました」と苦笑い(笑)

信長が「公方様から、筒井を助け松永を討つゆえ、兵を寄越せと催促があった
弱ったと思うていたのだが、これで松永と戦をせずに済む(笑)上首尾!上首尾!」と喜ぶと
「松永様と戦をされるおつもりでしたか?」と驚く光秀

「仕方があるまい?松永側に立って、公方様と角突き合わせることになれば、都に荒波が立つ
それでは御所におわす帝の御心を悩まし奉ることになる…それはマズイ…」と明かす信長に
「公方様のご意向に沿うためではないのですか?」と訊ねると

「違う!公方様の言われることは、いちいち的外れじゃ…相手にしておれぬ
それを思えば、帝の仰せになることは、万事重く胸に届くお言葉じゃ」と即答(苦笑)
更に、光秀が「また、御所へ参られたと聞きました」と言うと
「うむ、比叡山の戦の奏上のためにな」と信長

「帝は、あの戦を何と…?」という質問には
「叡山の座主・覚恕は我が弟であり、誠に痛ましき戦であったが、やむを得ないと仰せられた
それで都に末永く安寧がもたらされるなら良しとしよう
この後も天下静謐のため励むようにと…」と満面の笑みで答え

「お褒めの言葉を賜ったのでございますか?」と驚く光秀に
「そうだ!最後にこう仰せられた…
『大儀であった。頼みにしておる』と…」とドヤ顔(笑)
帝は、信りんの承認欲求の強さを見抜いたのかなあ?(笑)と思っていたら

次のシーンは、その帝と東庵先生の囲碁のシーンで(笑)
帝が「昨日、関白が参り、世に流れている噂を聞かせてくれた
朕が織田信長を使こうて、叡山から覚恕を追い払ろうたのではないかと
戯れ言に言いなす者があると言う」と話すと
東庵先生は「不埒千万な戯れ言でございますなあ」と相槌を打ったのに
「あるいは、そうかも知れぬと関白に言うてやった」…と梯子外し?(笑)

「関白は呆れて、信長は荒々しき者ゆえ、あまりお近づけにならぬ方が良いのではないかと
苦言を呈して帰って行った…
なれど、信長の他に誰があの覚恕を叡山から追い払うことが出来たであろう
覚恕は僧侶でありながら、有り余る富と武具で大名を従え
この都を我がものにせんとしたではないか」
…と、帝もまた久秀と同じく、信長の破壊神的な実行力について触れ

東庵先生が「信長殿は戦のあと、参内したと聞きましたが…?」と言うと
「褒めて欲しそうであった…褒めてやった」…って、帝、さすがっすね(笑)
ただ…「誠を申さば、無惨な戦じゃ…」と思っているのも事実みたいで
改革には痛みが伴うというのは、昔も今も変わらないんじゃないかと…?(汗)

その追い払われた覚恕は「京の遥か東にある甲斐の国」で
ペンフレンド(笑)の武田信玄を相手に
「織田信長じゃ!信長めに全てを焼き尽くされた!ワシは口惜しいぞ!
信長は仏法の灯を消した!鬼じゃ!」と怒りに打ち震えており
信玄が「比叡山の痛ましき有り様、つぶさに聞き及んでおります
覚恕様!憎き信長をこの信玄が討ち滅ぼしてご覧に入れまする!」…と返したトコで、第34話終了…

続く第35話の冒頭は…「比叡山の戦いで、一番手柄を上げ」
「信長から、近江の国・志賀の地を与えられた」光秀が
「琵琶湖の畔・坂本に、新たな城を建てようと」絵図面を眺めているシーン

娘たちや妻のみならず、家臣たちも「城持ち大名」になった光秀が誇らしく
新しい城が完成し、移り住む日を心待ちにしているというのに
当の光秀は「やはり、気が進まぬ…」と浮かぬ顔…

そこへ、木下藤吉郎が信長からの書状を持って現れ、光秀がそれに目を通している間
「イヤイヤ、いつもながら明智様の見事なお働き、胸のすく心地が致します
織田家家臣あまたある中、城持ち大名に取り立てられた者は、まだ1人もおりませぬ
明智様がいかに信長様のご信任厚くあらせられるか
イヤ~!あやかりたい!私もあやかってみたい!」とマシンガントーク(笑)

書状を読み終えた光秀が「これが信長様のご命令か?」と訊ねると
「ハイ!岐阜を立つ時、殿からそれを明智様にお渡しするようにと…
殿が仰せになるには、帝をお支えするお公家衆が
食うに困るほどの貧乏暮らしゆえ、ナンとか助けてやりたい
そのため、明智様と私とで知恵を絞れー!とのことでござりました」と答えたものの

光秀は「洛中、洛外の田畑1反につき、一定の米を税として取り
それを寺や富裕の者に貸し付け、その利息を公家衆たちに与えよとある
それだけではない!帝の妹君のご領地を幕府が勝手に奪い奉り
それを奉公衆から取り返し、幕府の者を処罰せよとある
…といった信長からの命令の内容に驚いたらしく

藤吉郎が「殿は、朝廷の方々をどうお助けし
、喜んで頂くか
それで頭がいっぱいのご様子…(笑)」と告げるも
「お気持ちは判るが、これでは幕府にケンカを売るような中身ばかりではないか!
…と、戸惑いを隠せない光秀に「よろしいではござりませぬか!明智様もそうして来られた…
もはや、殿は公方様や幕府なんぞは、どうでも良いのです
朝廷と共に敵を討ち果たし、天下を治める
私などは、それで結構だと存じますが…」と明かし

光秀が「それは違う!公方様を頭に戴く幕府が、諸国の武家を束ねてこそ世は治まるのだ
今、その幕府は病んでおる…我らがそれを正せば…」
…と先代の将軍・義輝と語り合った「麒麟がくるような」理想の世の形を口にした途端
「正せますか?幕府はもう百年以上も内輪揉めと戦で明け暮れて来たのです、百年も!

私は幼き頃より、百姓の下働きや物売りをされられ
公方様や幕府が、どれだけ有難いものかを知らずに育ちました
それゆえ、かえって世がよう見える時があります…幕府はそろそろ見切り時では?」

…と、己の才覚ひとつで、のし上がって来た藤吉郎には見えて
武家育ちの光秀には見えないものがあるというか
近い将来、反目し合う2人の、最初の大きな齟齬と思えるシーンだったんだけど

甲斐さんが「『離婚弁護士2』の再放送でイイなあ」とお気づきになった(笑)という
佐々木蔵之介さんの「藤吉郎」は、躁鬱の気があるんじゃないか?と思うくらい
1つのシーンでも表情や声音がコロコロと変わり、まさに「怪演」でございました(笑)

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