ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(1/20)その6

2023-02-19 15:04:00 | メディア
「…ということで、えー、さっき、そのー、クリスティン・マクヴィーの話して…
ちょっとホントに亡くなって残念なんですけど
悲しい気持ちになったんですけど」と甲斐さん
「まっ、それとはまた別に…今から、ローリング・ストーンズの
『トゥ・マッチ・ブラッド』かけるんですけど

あのー『佐川君からの手紙』…唐十郎が書いた
『佐川君からの手紙』の佐川さんが亡くなったんですよ、去年…(『そうですね』と松藤さん)
うん、で、この『トゥ・マッチ・ブラッド』って、その全編(歌詞に)書いてるという…
あの…『ジャパニーズの友達が…』っていうトコから始まるんですけど

『俺の友達がね』って言って…って言って、もう、あのー、ねぇ?
フランス(留学中のオランダ人)女性を殺して、で、肉を冷蔵庫に…って言って…食べたっていう
その件が全部(書いて)あるんですけど、その佐川くん…佐川さんの亡くなった時に
佐川さんの弟さんが、コメント出したんですよ

で、僕、そのコメント…ちょっとラジオで、さすがに言えないんですけど
ものすっごい、俺、ナンか…『いい弟さんだなあ』と思って…
俺、結構、胸にグッと来たんですけど…
えー、そういうのもあって、ナンか僕は、それから、ナンか、ずっとこの曲
毎日ナンか、ウチで聴いてんですけど、ハイ」

…と話されてましたが、当時のニュースやワイドショーはもちろん
『佐川君からの手紙』や佐川さんご本人の数々の著書
ドキュメンタリー映画「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」などで
幾度となく取り上げられて来た事件について
佐川さんの弟さん、佐川純さんも「カニバの弟」という著書の中で語っていらして

甲斐さんが「グッと」来られた「コメント」とは別に
その著書の中で、兄の一政さんは、子供の頃から、容姿に対するコンプレックスと
「人の肉を食べたい」という欲求を抱えておられ
「食べるためには殺すしかない」と思い詰められたことを事件のあとにお知りになり

また、ご自身の「二の腕拘束願望からSMへの傾倒」を明かされ
それは、ご実家が「性的なことに関しての自由度が極端に低かった」ことが
影響しているのではないか?と記されてるんだけど
こうした「告白」をなさるまでには、どれほどの葛藤がおありだったかと思うと
その「コメント」のある種の淡々さが胸に来ますねぇ…

ともあれ…「これ、もうとにかく、ミックが延々…
『ジャパニーズの俺の友達が…』から始まり
で、その…ブルゴーニュの森で変な動きしてる人物をタクシーの運転手が見つけて
そこから事件が発覚して行くんだ…っていう
その…『ハリケーン』みたいな、ディランの…『ハリケーン』みたいな…

その…いわゆる、その…歌が、その歴史とその事件を
ちゃんと物語ってるっていう歌って、そんな何曲もないじゃないですか?その中の1曲です
えー、ローリング・ストーンズ『トゥ・マッチ・ブラッド』」を流されてましたが

奥さんが「ディランの『ハリケーン』」と聴いて思い出したのは
甲斐さんが、甲斐バンドの「冷血」について解説なさった際に…
「例えば、ポリスの『キャント・スタンド・ルージング・ユー』とか
ストーンズの『トゥ・マッチ・ブラッド』とか
そういう、人間が犯す最大の罪、それは殺人…
というモチーフを、一応、踏襲してるんだよね、これ(『冷血』)は…

ほら、ボブ・ディランのアルバムに『ディザイア』ってのがあったでしょ?
そのA面の1曲目の『ハリケーン』…あの曲だけ違うのね
セント・バレンタインの日に起こった殺人事件をモチーフにしてるんだけど
いわゆるディラン信者たちってのは、あの曲を結構、見逃してたんじゃないかと思うのね
あの歌が持っているリアルタイムな部分をね

それを、やっぱり書き手として見逃さなかったのが、例えばスプリングスティーンなわけ
『ジョニー99』なんて、1コーラス丸々『ハリケーン』のモチーフだしね
ミック・ジャガーにも、そういうの絶対あったと思うし…

ある種、詞ってものには欠かせないものだと思うわけよ
リアルタイムで何かを言わなくちゃいけないという、そういうつもりで書いたよね」
…と話されていたことらしい…って「トゥ・マッチ・ブラッド」の名前も挙がってるし…(笑)

曲が明けると…「えー、ワインスタイン…映画がね
ワインスタインのセクハラ・パワハラ問題を、あのー、扱った『SHE SAID』
もう、むちゃくちゃ面白いらしいんですよ、ハイ」と甲斐さん

「もう今、上映…もうすぐですかね?もう…もう始まってるのかな?
もうアレはもう、ちょっと…まあ、もうすぐアカデミー(賞)とかね、色々出て来るんですけど
これ、かなり、あのー『Me Too』…『Me Too』運動の先駆けだったね、映画の話ですね
えー、是非、もし良かったら、皆さん観て下さい」とプッシュなさってました

続いて、以前に、このブログでもご紹介しました生島ヒロシさんのラジオ番組
「おはよう定食・一直線放送」をお聴きになった方からの投稿
「残間里江子さんが『出棺の時には絶対「安奈」をかけるって決めてたんだけど
最近、違うかなあと思って、変えようかしら』と言ってました
テンポが好きらしいですよ!意外でビックリしました」…という内容に

甲斐さんは「あっ、これね、言ってました、昔から残間さん、そういえば俺に…
それ…『それ言われてもなあ』って、僕…僕、思ってたんですけど…(笑)
で、こないだ、あのー、西麻布のバーでスレ違ったんですよ、残間さんと…
で、残間さん、全然、俺のこと気がつかなくて…まっ、マスクしてるじゃないですか?

ナンか、勝手なこと…色んなこと言ってて…
『残間さん』って、俺が言ったら『ワーッ!』ってなって…
それ、スレ違った時に、つれない態度、取ったからかなあ?(笑)」とおっしゃってましたが
残間さんが、その「安奈」の話をなさったのは
9月21日放送の『エリザベス女王の国葬』のニュースの際だったし
「こないだ」の「つれない態度」のせいではないんじゃないかと…?(笑)

ちなみに、その番組の中で、残間さんは…
「私も昔、自分の葬儀で『これ、かけて欲しい!』とか思いましたけど
最近だんだん、それが近づくと、色々迷いが出て来て(笑)なかなかね…
『これ、やってね!』って、昔は言ってたんですけど…死が遠かった時は言えましたが
死が近くなったら、言いにくくなっちゃいましたけど…」…と明かされていたんですが

先日の「徹子の部屋」に出演なさった際には…
子供の頃から病弱で、入退院を繰り返していらした頃に
「日当たりの良い病室の窓際のベッドに移りたい」とおっしゃっていたら
その希望は叶ったものの、それは、そのベッドの患者さんが亡くなったためと思い至られ
「死が身近なものとして感じられた」と話されてました

ずっと、そういう感覚をお持ちで、現在も12ヵ所もの病院に通院なさってる方でさえ
やはり、ご自身のこととなると、心境に変化がおありになったのかなあと…?

ともあれ…「でも、気持ちは嬉しいけど、ぜひ変えて欲しいですよね
葬式って、縁起でもないじゃないですか?
あの…『観覧車'82』を結婚式で歌うヤツってのもいるんですよ
あんな、恋人…恋人と破綻して行く話なのにね?ナンなんですかね?アレ…
それも自慢気に…自慢気に『結婚式で』って…」と甲斐さん

この「観覧車'82」についてのご発言に関しては、奥さんからクレームが…(笑)
以前にご紹介しました通り、ある甲斐バンドファンの方から
「『観覧車』の歌詞に登場する男女は別れてしまったのか?」との質問があった時に

甲斐さんは「恋人同士とか、つき合ってるだけだったら
ケンカをしたら別れてしまうかも知れないけど
この曲は『バカヤロー、何があったって、俺とお前は一生やって行くんだ!』ってことを歌ってる」

…といった内容のことをおっしゃったので
奥さんの中では「人生のダウンの時期に書いた曲」という言葉と相まって
「奥様ではなく、甲斐バンドのメンバーの皆さんとの関係を歌われたんじゃないか?」
…という風に変換されているらしく「結果的に『解散』したけど『破綻』とは違うでしょ?」
…と口答えをしておりました(笑)
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